茨城県の中学入試情報・受験対策

茨城県の中学受験概要

茨城県は、県教育委員会の「県立高等学校改革プラン」(2019)の方針に基づき、県内各地域の進学校を含む10校の公立中高一貫校化を進め、2022年の「下妻第一高等学校附属中学校」「水海道第一高等学校附属中学校」の開校を以って完了させました。現在、もとからあった一貫校3校を含めた13校の公立中高一貫校があります。実質倍率は3倍~4倍間が多いですが、「水戸第一高等学校附属中学校」は4.91倍(2022年度)と高い倍率となっています。試験は1月上旬に行われ、筆記テストは思考力や表現力などを問う〈適性検査〉となっており、通常の学力テストとは異なる対策が必要になります。
公立では理数系に強い公立中高一貫校の「茨城県立並木中等教育学校」、私立では「江戸川学園取手中学校」の偏差値が一番高くなっています。「江戸川学園取手中学校」には、〈医科コース・東大コース・難関大コース〉があり、受験科目として英語が必須となっています。

 

 

茨城県の中学受験対策

茨城県立並木中等教育学校

選考は調査書及び志願書の内容と適性検査Ⅰ・適性検査Ⅱ・面接の結果から総合的に判断し行われます。適性検査Ⅰは小学校で学習した内容から総合的な問題が出題され、課題発見・解決能力や思考力などを問われます。適性検査Ⅱは、文章や資料をもとに出題され、読解力や分析力、自分の考えを表現できる力を問われます。過去問で問題の形式や傾向を把握し、しっかりと対策を行いましょう。面接は5人程度でグループを組み行う集団面接となります。学習への意欲や態度などを見られますので、学校や家庭などで練習しておくようにしましょう。


江戸川学園取手中学校

【適性検査A】文章を読み解く力や、複数の資料を比較する力、自分の考えを書く力を問う問題が出題されます。記述問題が中心で、出題されるテーマは身近な社会問題からとなります。日頃から時事問題などに興味を持っているか、考えることができているかが問われます。ニュースや新聞などに目を通すとともに、過去問などを参考にして読解力・分析力・表現力等を養いましょう。
【適性検査B】算数や理科の知識をもとに身の回りにあるもの、出来事について考える問題となります。会話文からの出題が中心になりますので、会話の情報に基づき、課題を発見し、情報を整理・分析できるかが問われます。
【国語】問題の文章量が多いため、素早く読み内容を正確に把握する力が求められます。選択問題や抜き出し、記述式の要約問題など解答形式は多岐にわたります。日頃からできるだけ沢山の文章に触れ、読解力と要約力、語彙力を養うようにしましょう。
【算数】大問1が四則計算と小問集合で、以降は応用問題となります。図形の角度・長さ・面積や場合の数、規則性に関する問題が頻出分野となりますので、重点的に対策を行いましょう。
【理科】物理・化学・生物・地学の4分野から偏りなく出題されます。難易度は標準レベルとなりますので、苦手分野を作らないよう基礎知識を確実に身につけておきましょう。実験・観察・観測を通して、文章や表・グラフから現象を読解する力や、思考力・計算力が問われます。単語の暗記だけではなく、事象の本質的な理解が必要となります。
【社会】歴史・地理・公民から偏りなく出題されます。苦手分野を作らないように学習し、基礎的な知識問題は確実に解けるようにしましょう。基礎知識を応用し、情報や身近な課題について考察・分析する力を問われる問題が増えています。例年、現代社会や時事問題に関する問題が出題されますので、普段から身のまわりの出来事に目を向けるようにしましょう。
【英語】20分程度の放送機器によるリスニング形式で出題されます。小学校内容より高いレベルの英語力は必要ありません。記述式はなく、記号や数字で答える解答形式となります。授業で習う英単語や英会話を確実に身につけておきましょう。

 

 

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