兵庫県の中学入試情報・受験対策

兵庫県の中学受験概要

兵庫県の中学入試はほとんどの学校が12月から願書の受付が開始され、1月中旬に試験が実施されています。受験科目は国語・算数・理科の3科目が主流となります。ただ、一部の中学校では、国語・算数・理科・社会の4科目受験のみ実施する試験や国語・算数・理科・社会の4科目型、国語・算数の2科目型、国語・算数・理科の3科目型を出願時に選択する試験などがあります。そのため、早めに志望校・受験する試験を決めておき、受験勉強する教科を絞っておきましょう。

西日本トップクラスの学力を誇る名門「灘中学校」をはじめ、「甲陽学院中学校」「神戸女学院中学部」などは県内でも偏差値が高い中学校になります。

これらの学校は、すべての教科において高い学力が求められるのはもちろん、在籍小学校から提出の「調査書」審査があります。調査書は成績だけでなく生活態度についても記入されるため、学校での日頃の立ち居振る舞いには気を付けておきましょう。

 

 

兵庫県の中学受験対策

難中学校

【国語】例年、1日目は大問7題構成、2日目は大問3題構成となります。

《1日目》 随筆や説明文から1題と知識問題が6題となり、漢字や語句に関する問題が8割近くを占めます。基礎知識をしっかりと身につけて確実に得点することが合格へのカギとなります。

《2日目》 説明文・物語文・随筆から2題と自由詩が1題出題されます。読解力・思考力・記述力を問う問題となり、難易度も難しくなっています。過去問演習を十分に行い、記述問題に関しては先生に添削をしてもらうと良いでしょう。

 

【算数】例年、1日目は大問12題構成、2日目は大問5題構成となります。

《1日目》 数に関する問題や平面図形、立体図形が頻出分野となります。平面図形では、ひらめき力が問われます。また、大問数が多いため時間配分にも注意が必要です。

《2日目》 場合の数や、速さ、平面図形、立体図形が頻出分野となります。図形の切断や比を使った図形問題などは、難度の高い問題が出題されるため十分な対策が必要です。1問の配点が高くなっているため、ケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。

 

【理科】例年、大問6題構成で各分野からバランスよく出題されます。知識問題は教科書レベルが求められるため、しっかりと基礎知識を定着させることが重要となります。計算問題は煩雑なものが多いため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。また、学習した内容から解答するのではなく、その場で問題を読み込み、考えて答えを導き出す問題が頻出となるため、時間配分にも注意が必要です。

 

須磨学園中学校

【国語】例年、大問3題構成で論理的文章と文学的文章から1題ずつと、知識問題が1題出題されます。記号選択問題のほか、記述問題の出題が多い傾向にあります。記号選択問題は紛らわしい選択肢が含まれているため、内容を丁寧に読み解きケアレスミスをしないようにしましょう。記述問題は100~120字程度の少ない文字数制限となっているため、簡潔に要点をまとめて表現する力が問われます。知識問題では漢字の書き取りや語句の意味を答える問題などが出題されるため、毎日コツコツと学習し語彙力を養いましょう。

 

【算数】例年、大問5題構成で、大問1が計算問題、大問2が一行問題、大問3以降は応用問題となります。第1~3回ともに図形問題が頻出で、特に面積比を問う問題の難度が高い傾向にあります。設問内容を正確に読み取り分析する力や計算力が問われます。過去問演習を重点的に行い、出題に慣れておくと良いでしょう。

 

【理科】例年、地学・化学・生物・物理から1題ずつの大問4題構成となります。基礎知識の定着はもちろんのこと、計算力や記述力も必要となります。また、教科書では取り扱っていない目新しいテーマの問題も出題されるため、初見問題でも臆することなく対応できる力が問われます。複数年分の過去問演習で出題傾向や形式に慣れておくと良いでしょう。

 

【社会】例年、大問4題構成で歴史、地理、公民の順で出題されます。試験時間に対して問題量が多いため時間配分に注意が必要です。図表やグラフを用いた問題が頻出となるため、教科書だけでなく地図帳や資料集も活用して学習すると良いでしょう。過去問演習は時間を計って行い、自分なりの解答ペースをつかむことが大切です。

 

白陵中学校

【国語】例年、読解問題2題と知識問題が出題されます。読解問題は文学的文章と論理的文章が1題ずつの出題となり、文章量が多く内容も難しくなっているため、読解力と速読力が必要となります。日ごろから長文で、難しめの文章に読み慣れておきましょう。また記述式問題の割合も高くなっているため、要点を簡潔にまとめて表現する力が必要となります。知識問題ではユニークな問題が出題されます。複数年分の過去問演習で出題傾向に慣れておきましょう。

 

【算数】例年、大問6~7題構成で、難易度は年度によりばらつきがあります。前半は計算問題と小問集合となるため、ケアレスミスをしないよう注意が必要ですが、応用問題に時間を残すためにもスピーディーな解答が求められます。また、他の単元との複合問題として図形問題が出題されるため、難度が高くなっています。柏陵中学校の過去問だけでなく、上位難関校の他の学校の過去問にも挑戦すると良いでしょう。

 

【理科】例年、各分野からまんべんなく出題されます。特徴として、記号選択問題が多くなっています。地学や生物に多い知識問題は確実に得点することを意識しましょう。物理や化学では計算問題が出題されるため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。試験時間は70分とやや余裕があるため、しっかりと見直しを行うことが大切です。過去問演習で出題傾向を把握しておくと良いでしょう。

 

 

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