灘中学校の中学入試情報・受験対策

※本記事は2022年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

灘中学校の受験対策

難易度

灘中学校は神戸市東灘区にある私立男子中高一貫校で、偏差値は78程度と非常に高く、西日本トップクラスとなります。例年、競争倍率は3倍近くになり難度は高いものの、全国から受験生が集まる人気のある学校です。

入試の特徴・勉強のポイント

灘中学校の入試は2日間にわたって行われ、1日目は国語・理科・算数の3科目、2日目は算数と国語の2科目が課されます。難度の高い問題が多数出題されるため、基礎知識の定着とそれらを応用できる力が必要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向を把握しておくと良いでしょう。

 

灘中学校の入試情報

入試科目・配点

【学科試験】

1日目:国語・理科・算数

2日目:算数・国語

 

《合格判定》 学科試験の成績および調査書の内容を資料として判定します。

 

参照:令和5年度 灘中学校入学試験要項

 

灘中学校の科目別傾向と対策

算数の傾向と対策

例年、1日目は大問12題構成、2日目は大問5題構成となります。

《1日目》 数に関する問題や平面図形、立体図形が頻出分野となります。平面図形では、ひらめき力が問われます。また、大問数が多いため時間配分にも注意が必要です。

《2日目》 場合の数や、速さ、平面図形、立体図形が頻出分野となります。図形の切断や比を使った図形問題などは、難度の高い問題が出題されるため十分な対策が必要です。1問の配点が高くなっているため、ケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。

国語の傾向と対策

例年、1日目は大問7題構成、2日目は大問3題構成となります。

《1日目》 随筆や説明文から1題と知識問題が6題となり、漢字や語句に関する問題が8割近くを占めます。基礎知識をしっかりと身につけて確実に得点することが合格へのカギとなります。

《2日目》 説明文・物語文・随筆から2題と自由詩が1題出題されます。読解力・思考力・記述力を問う問題となり、難易度も難しくなっています。過去問演習を十分に行い、記述問題に関しては先生に添削をしてもらうと良いでしょう。

理科の傾向と対策

例年、大問6題構成で各分野からバランスよく出題されます。知識問題は教科書レベルが求められるため、しっかりと基礎知識を定着させることが重要となります。計算問題は煩雑なものが多いため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。また、学習した内容から解答するのではなく、その場で問題を読み込み、考えて答えを導き出す問題が頻出となるため、時間配分にも注意が必要です。

 

灘中学校基本情報

公式サイト

灘中学校:http://www.nada.ac.jp/index.html

基本情報

創立年

1927年

生徒数

男子551名(2021年4月時点)

灘中学校 所在地情報

〒658-0082 兵庫県神戸市東灘区魚崎北町8丁目5番1号

教育理念

教育方針・特色

1.「精力善用」「自他共栄」の精神に徹した健全な社会人を育て上げる。

2.自主性を養い強固な信念を育てる。

3.質実剛健をモットーとし勤労をよろこぶ習慣を養う。

4.運動を奨励し強靭な体力と明朗闊達なスポーツマンシップを育成する。

5.豊かな趣味を養い高尚優雅な品性を育成する。

引用:灘中学校・灘高等学校-教育方針

中学校の特徴

灘中学校は全国屈指の進学校であり、東京大学をはじめ京都大学や難関私立大学への合格者を多数輩出しています。「担任持ち上がり制」を特色とし、6~7人で編成された担任団が6年間同じ学年を受け持つことで、学習指導の計画性、効率性、一貫性が保たれています。また「生徒が主役の学校」であることも特色の一つとし、文章化された校則は存在せず、自身の行動が灘校生として相応しいかは生徒自身が判断します。自由で伸び伸びした校風のもと、自ら求めていく自主性と、自分の行動に責任を持つ自律性を身につけることを目指します。

 

オンライン家庭教師WAMの灘中学校受験対策

灘中学校の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。 専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、灘中学校の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。 また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。 さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。