千葉大学文学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

千葉大学文学部の受験対策

偏差値・難易度

千葉大学文学部の偏差値は学科によって異なりますが、60程度です。共通テストでは、7割弱〜8割弱得点することが合格の目安です。共通テストの得点率は、日本・ユーラシア文化学科が低い傾向にあります。

入試の特徴・勉強のポイント

千葉大学文学部の入試について、前期の人文学科行動科学コースは国語・数学・外国語、人文学科歴史学コース、日本・ユーラシア文化コース、国際言語文化学コースは国語・地歴(日本史・世界史から選択)・外国語の3科目で行われます。人文学科日本・ユーラシア文化コースは指定の外国語検定試験で一定の成績を修めた場合、成績に応じて外国語を満点とし受験を免除、あるいは所定の点数が加算されます。後期の人文学科行動科学コースは小論文、人文学科歴史学コースは小論文と面接で行われます。人文学科日本・ユーラシア文化コースと人文学科国際言語文化学コースは前期のみです。各科目の配点について人文学科行動科学コースの前期は国語200点、数学150点、外国語200点、後期は小論文400点で、人文学科歴史学コースの前期は国語200点、地歴200点、外国語200点、後期は小論文300点、面接100点となります。また、人文学科日本・ユーラシア文化コースは国語300点、地歴300点、外国語300点で、人文学科国際言語文化学コースは国語200点、地歴150点、外国語200点となっています。
全体を通して標準レベルの出題となっているため、基本的な問題は解答できるようにしましょう。

 

千葉大学文学部の科目別傾向と対策

国語の傾向と対策

現代文・古文・漢文の大問3題が出題されます。現代文は記述問題が多く、内容把握などが問われます。古文は知識を問う問題と和歌からの出題があります。問題数が多いため時間配分に注意しましょう。漢文は基礎的な知識が問われます。問題集などで現代文の記述対策をしながら、過去問演習を通して問題に慣れるようにしましょう。

数学の傾向と対策

幅広い範囲から大問4題が出題されます。図形の問題や確率、微積などが頻出となっています。大半は基本的な問題ですが、計算量の多い問題もあるため、過去問で出題傾向を把握して解答スピードを上げることが重要です。

英語の傾向と対策

長文読解が2題と英作文の大問3題が出題されます。長文読解の文章が長いため、素早く内容を把握する力を付けましょう。語彙や文法は平易ですが問題文が英文になることもあるため、過去問で確認しておきましょう。英作文については基本的な語彙や文法を身に付けておく必要があります。

地歴公民の傾向と対策

日本史:幅広い時代や分野から大問3題が出題され、論述問題や史料問題が多くなっています。詳細な知識を歴史の流れとともに覚えることを意識しましょう。史料集や問題集で、史料問題に慣れることも重要です。
世界史:幅広い時代や分野から大問3題構成となっています。論述問題が出題され、地図・史料問題も多くなっています。資料集に目を通し、過去問演習を繰り返して対策を行いましょう。

小論文の傾向と対策

人文学科行動科学コース:英文の内容は平易で、専門的な単語には注釈があります。和訳や説明問題が出題されますが、意訳で十分です。400~600字の日本語で論述する問題があるため、こちらに時間を割けるように時間配分を考えましょう。内容は行動科学についての出題となる傾向にあります。事例を提示して自分の考えを述べる形式となっています。行動科学に対して考えを深めておきましょう。
人文学科歴史学コース:2~3題の大問が出題され、うち1題は英文の問題です。英文は単語や文法が難解な内容で、要約と和訳が頻出です。日本語の論述問題もやや難解な文章が出題され、自分の意見を述べる問題となっています。全体を通して読解力が問われます。日本史や世界史の大まかな流れを理解しておくとよいでしょう。

 

千葉大学文学部基本情報

公式サイト

千葉大学文学部:https://www.l.chiba-u.jp/

基本情報

創立年

1981年

生徒数

769人(2021年05月時点)

教育理念

さまざまな視点からさまざまな方法を用いて、人類にとっておそらく永遠の謎である人間自身とその文化をトータルに、また根源的に考察することをめざしています。

引用元:千葉大学文学部

千葉大学文学部の特徴

千葉大学文学部は1981年に設置され、学科は人文学科のみの1学科制で4つのコースに分かれています。社会・行動・歴史・言語・文化・芸術などの分野を多角的に捉えた人文科学による研究を行っています。広い教養を重視しており、コースを超えて授業を履修することができます。外国語教育や情報処理教育、少人数による演習や実習にも力を入れています。また、留学生との交流も活発です。資格については、教員免許・学芸員・司書が取得可能です。

千葉大学文学部の学科情報

人文学科

・行動科学コース:様々な視点から、人間の行動について研究しています。独自の研究対象・方法を持つ5つの専修(哲学専修、認知情報化学専修、心理学専修、社会学専修、文化人類学専修)が用意されています。

 

・歴史学コース:考古学関係の授業など「モノ」を対象とする「文化財学講座」、美術史関係の授業など図像・音声史料等の「イメージ」を対象とする「図像情報史学講座」、文献史料としての「文字」を対象とする「歴史学講座」の3講座で構成されています。その他、思想史や宗教文化史、ジェンダー研究など新しい分野の歴史学にも触れることができます。

 

・日本・ユーラシア文化コース:「日本文学・文化」「日本語学」「ユーラシア言語・文化論」「言語学」などの学問領域の授業が開講されています。専門科目として、古代文学論や日本思想論、言語体系論演習、内陸アジア文化論演習など多数の科目が用意されています。

 

・国際言語文化コース:言語構造専修、英語圏文化専修、ヨーロッパ文化専修、超域文化専修のいずれかに所属し、履修します。英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語の外国語科目が用意されており、二つ以上の外国語の高度な運用能力を習得することが求められています。 

 

千葉大学文学部キャンパス情報

西千葉キャンパス

学部:本部・国際教養学部・文学部・法政経学部・教育学部・理学部・工学部
住所:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1の33

 

オンライン家庭教師WAMの千葉大学文学部受験対策

千葉大学文学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。
専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、千葉大学文学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。