中央大学文学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

中央大学文学部の受験対策

偏差値・難易度

中央大学文学部の偏差値は、専攻によって異なりますが57.5~70程度です。難度が高いのが心理学専攻で、ドイツ語文学文化専攻や中国言語文化専攻は若干低くなっています。共通テストでは、8割以上の得点が合格への目安です。

入試の特徴・勉強のポイント

中央大学文学部の入試は、英語の配点が150点満点で、他の科目より50点高くなります。しかし日本史学、社会学、社会情報学、心理学専攻は、英語の配点が100点満点で換算されるので、3科目の配点がそれぞれ100点となります。 また国文学専攻は国語の配点が150点満点で換算されるので、英・国重視の配点となっています。 過去問でしっかり対策をしておきましょう。

 

中央大学文学部の科目別傾向と対策

国語の傾向と対策

国語の問題は大問3題で構成されており、マーク式と記述式の解答方式となっております。難易度は標準的レベルです。現代文は評論文となり、古文、漢文も出題されます。評論文対策としてはたくさんの文章に触れ、筆者の思い考えを想像しながら要素をとらえることが重要になります。古文や漢文は基礎知識を徹底的に演習し、古語の文法、書き下し文をしっかりと押さえることが大切です。問題量に対して時間が短いので速読即解力が求められます。

数学の傾向と対策

大問3題構成で記述式の解答方式となります。教科書の章末問題はすべて解けるようしておきましょう。過去問で誘導形式の問題に慣れておくと有利です。

英語の傾向と対策

大問6題構成でマーク式と記述式の解答方式です。難易度は標準レベルです。英文和訳問題では、英文構造・成句表現に沿った和訳ができるように、和文英訳問題では日本文の内容に見合った英語表現ができるように練習を重ねましょう。また、新聞に目を通すなどして日本語の語彙を増やすことも対策として有効です。過去問演習もしっかり学習しておきましょう。

地歴公民の傾向と対策

世界史:大問4題構成で選択式と記述式の解答方式です。
入試問題は標準的レベルですが地図問題には注意が必要です。地名を暗記するだけでなく、地図帳で位置も確認する習慣をつけましょう。記述式が多くなりますので、用語を覚える際は詳細まで正確に覚えておきましょう。また史料や写真を関連付けて理解しておくとよいでしょう。

日本史:大問4題構成で記号選択式と記述式の解答方式です。史料問題が頻出ですので、教科書と平行し史料集を見るようにしましょう。基本問題が中心ですが記述問題も多くありますので詳細まで完璧に覚えることを心がけましょう。過去問でしっかり出題傾向に慣れておくことも必要です。

政治経済:大問3題題で選択式と記述式の解答方式です。論述問題が頻出なので、論述問題集に多く取り組むことがもっとも効果的です。時事問題では「今日の日本で起こっている問題」というような出題が多いため、憲法改正問題や少子高齢化、景気など、今日の日本で大きな問題となっているものから学習していきましょう。

倫理の傾向と対策

倫理は大問1題構成で、難度は高くなっています。まずはそれぞれの思想とそれを書いた人物を覚え、さらに時代背景など細かいところもしっかりと確認しておきましょう。時代による思想の流れの把握も重要です。論述問題も出題されますので、思想家の考え方を整理し、自分なりに考察し記述できるように練習を行いましょう。

 

中央大学文学部基本情報

公式サイト

中央大学文学部:https://www.chuo-u.ac.jp/academics/faculties/letters/

基本情報

創立年

1951年

生徒数

3928人(2021年5月1日時点)

教育理念

教育研究上の目的(中央大学学則 第3条の2)

人文科学及び社会科学の諸分野に関する教育と研究を行う。専門の教育における知的訓練を経て得られた学識と広汎な分野の教育から得られた幅広い教養を持ち、多様な社会に対応し得る人材を養成する。

引用元:学部概要

中央大学文学部の特徴

中央大学文学部では専門的な知識と幅広い教養を持ち、人や社会を読み解く力と、多様な社会に対応できる力を兼ね備えた人材の育成を目指しています。人文社会学科のみの1学科制で、その中に「国文学専攻」「日本史学専攻」「哲学専攻」など13の専攻と、全専攻の学問領域を横断的に学ぶことができる「学びのパスポートプログラム」という1つのプログラムが設置されています。学生の知的好奇心に応えるため、多数の分野にまたがる約700もの専門科目があり、そのうち約400科目は専攻関係なく自由に選択することが可能となっています。卒業後は、情報通信業、卸・小売業、金融・保険業、教育・学習支援など多くの分野に就職することができます。

中央大学文学部の専攻情報

国文学専攻

日本文学・漢文学・日本語教育などをキーワードとして、国文学の専門的な知識や、日本文化への深い洞察と教養を身につけます。

英語文学文化専攻

基本領域である「英語学」「イギリス文学文化」「アメリカ文学文化」の専門教育を通し、言葉や文学、文化に対する理解を深め、国際感覚を身につけます。

ドイツ語文学文化専攻

ドイツ語とドイツ語圏の文化・歴史を学び、日本と比較しながら考察することで、ドイツ語の運用能力はもちろん、複眼的な視野を身につけることができます。

フランス語文学文化専攻

フランス語を中心に文学や歴史、また映画・料理・服飾など多彩な文化について学ぶことができます。美術史美術館コースでは学芸員資格の取得を目指すことができます。

中国言語文化専攻

現代中国語・現代中国事情・華語文化などをキーワードに、実践的な中国語運用能力や、中国の諸事情を正確に理解する能力を身につけることを目指します。

日本史学専攻

日本史学・考古学・政治・法制史などをキーワードに、日本の歴史を深く学び、将来の日本や国際社会の方向性を見通す力を養います。

東洋史学専攻

東洋史学・アジア史・イスラーム史・サンスクリット語などをキーワードに、アジアの歴史を学ぶことで、現代社会の成り立ちについての理解を目指します。

西洋史学専攻

西洋史学・オリエント史・軍事史・教会史などをキーワードに、ヨーロッパを中心とした西洋や、アメリカ、古代メソポタミアの歴史について学ぶことができます。

哲学専攻

西洋哲学・中国哲学・日本思想などをキーワードに、東洋及び西洋に関する思想や言語を学び、思索力や物事を根本的に考える習慣を身につけることを目指します。

社会学専攻

社会調査・家族社会学・臨床社会学・グローバル社会学などをキーワードに、社会調査する実力や社会を理論的に考察する力を身につけることを目指します。

社会情報学専攻

メディア・コミュニケーション・メディア文化などを、理論的かつ実践的に学びます。また、情報システムや図書館情報学に関する知識・技術を身につけることができます。

教育学専攻

教育史・教育哲学・教育制度学・多文化教育学などをキーワードに、教育に関する思想や歴史、実践等について理解する力や教育・文化活動を実践する力を養います。

心理学専攻

臨床心理学・認知心理学・カウンセリングなどをキーワードに、人の心の動きを理論と実証の双方から学ぶことで、心を科学的・客観的に捉える能力を養います。

 

中央大学文学部キャンパス情報

多摩キャンパス

学部:法学部・経済学部・商学部・文学部・総合政策学部・国際経営学部・通信教育課程
住所:〒192-0393 東京都八王子市東中野742の1

 

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