明治大学農学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年2月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

明治大学農学部の受験対策

偏差値・難易度

明治大学農学部の偏差値は学科によって異なりますが、57.5~62.5程度です。共通テストでは、7割~8割が合格への目安です。食料環境政策学科の難易度が高く、農学科の難易度が低い傾向にあります。

入試の特徴・勉強のポイント

明治大学農学部の入試は、農学科・農芸化学科・生命科学科が外国語・選択2科目、食料環境政策学科が国語・外国語・選択科目の3科目で行われます。各科目の配点は全科目150点となっています。
一部、教科書を超えた内容が出題されます。早めに過去問で傾向を把握することが必要です。
 

 

明治大学農学部の科目別傾向と対策

国語の傾向と対策

大問4題のうち2題が漢字問題です。文学史が出題されることもあります。現代文・古文含め全体的に標準レベルで、基礎学力が問われます。1つの問題で差がつきやすいと言えるため、漢字についても教科書の内容は確実に身に付けておくようにしましょう。

数学の傾向と対策

微分積分、ベクトルなどが頻出です。特に数学II・Bからの出題が多い傾向です。難易度は高くないため、計算ミスに注意して確実に解答できるようにしましょう。教科書の内容を習得し、過去問演習で傾向に慣れておくとよいでしょう。

英語の傾向と対策

長文読解、会話文、文法問題の出題。標準的な問題が多いですが、長文読解では環境問題など、専門的な内容となる傾向があります。仮定法や関係詞の他、慣用句やアクセントの問題がよく出ます。語彙力を養い、長文の内容を速く読み取る練習が重要です。

地歴公民の傾向と対策

日本史:幅広い時代・分野から出題されます。史料問題も出題されます。選択肢に類似内容や近い年代が含まれるなど、選択問題の難易度は高め。年号を正確に覚えることが重要です。
世界史:政治史、外交史、文化史が頻出となっています。近世以降が多く、地域はヨーロッパや中国を中心に出題されます。基礎知識を確実に身に付けておきましょう。
地理:学部の特性として農業や自然環境がテーマになることが多い傾向です。時事問題が出ることもあります。地図や表などの資料から情報を読み取る問題が頻出となっています。資料集や過去問などで対策を行いましょう。
政治経済:政治経済分野は標準的な難易度ですが、現代社会分野で農業や資源環境問題に関する出題があります。農林水産省の『食料・農業・農村白書』から出題されたこともあり、教科書の知識のみならず、普段から時事問題に注目しておく必要があります。過去問で特性を把握し、積極的に対策を行いましょう。

理科の傾向と対策

化学:理論化学の分野での出題が多い傾向です。化学反応式や構造式を記述する問題がよく出ます。計算問題も多いため、問題集などで練習しておきましょう。
生物:遺伝情報や光合成に関する問題が頻出です。計算問題が多いため、速く解く練習が必要です。選択肢が多いため、基本知識を正確に身に付けて処理能力を養いましょう。

 

明治大学農学部基本情報

公式サイト

明治大学農学部:https://www.meiji.ac.jp/agri/index.html

基本情報

創立年

1949年

生徒数

2,331人(2021年05月時点)

教育理念

農学科
農学科は、「食糧」と「環境」を中心に、自然と調和を保った高度文明社会を実現させるために格段の貢献をすることを使命とする。本学科は、教養教育に裏付けされた知的基盤の上に確固とした倫理観・世界観を築いて俯瞰的・長期的視点から物事を洞察することができるよう、また、農学全般に対する強い問題意識を持ち、それらを解決する能力を効果的に身につけられるよう、系統的かつ幅広いカリキュラムと研究領域とを設け、中心的課題である新規農業資源の開発や水・土地資源を生かした食糧の安定生産及び農村や都市の環境保全・創生に関する最新の科学・技術を身につけるとともに、持続的共生社会の構築に向けて地域・国際社会で活躍できる人材を養成することを目的とする。
農芸化学科
農芸化学科は、生物機能を応用したバイオテクノロジーと最新のサイエンスを融合した手法を用い、人間生活にかかわる食品・環境分野で社会に貢献するための教育研究を行う学科である。具体的には、
・食品成分の構造・機能を解明し、より良い食品を創出するための教育研究
・生活環境や農業環境の資源である土壌を化学的に分析・評価し、保全するための教育研究
・微生物等を利用した環境浄化・環境負荷低減の技術等を開発するための教育研究
・生物と化学物質の反応・構造・システムを解明するための教育研究
等を行う。本学科は、以上の教育研究を通じて、農芸化学分野に関する事柄を的確に評価判断するために、必要な幅広い専門知識と確かな実験技術を習得させ、人間生活に密着したバイオサイエンスに関しての専門性を有する人材を育成する。さらに、チャレンジ精神と高いコミュニケーション能力も兼ね備え、将来社会に貢献し社会をリードできる素養を身につけた人材を養成することを目的とする。
生命科学科
近・現代における生産活動と社会の発展は、先進国における豊かな社会や快適な人間生活の実現に貢献した反面、地球温暖化など多くの環境問題や資源の枯渇が危惧される状況も作り出している。一方では、発展途上国を中心とした人口増加により、深刻な食糧危機が懸念されている。
生命科学科は、生命活動を分子レベルで理解することを基盤として、動植物・微生物をこのような人類の直面する様々な問題の解決に活用する方策を考えることを目指す。このため、本学科では動植物・微生物の生命活動にかかわる生理・生化学的、分子生物学的研究を行うとともに、これらの生物を活用するためのバイオテクノロジーにかかわる研究開発を行う。また、将来、このような分野で専門家として活躍する人材や、生命科学の素養と同時に広い視野と総合的な判断力を持った人材を育成することを目的とする。
食料環境政策学科
食料環境政策学科は、理系学部における文系学科として、食料と環境について、政策的視点を重視し、多様な社会科学の側面から体系的・総合的な教育研究を行う学科である。本学科の教育は「食と農」及び「環境と資源」を対象に、地域的な視点と国際的な視点をあわせ持つ広い視野に立って、多様な社会科学の知識を深めることを目指す。また、学生が現場の実態に触れることによって、そこから学ぶことを重視する。それゆえ、本学科は、主体的に食料と環境にかかわる問題や課題を発見し、現実を把握し、その背後にある仕組みを体系的に理解し、理由や原因を解明し、さらに問題解決のための方策を考え、実践的に対処できる能力を持つ人材の育成を目的とする。

引用元:人材養成その他の教育研究上の目的

明治大学農学部の特徴

明治大学農学部は1946年創立の明治農業専門学校を前身とし、1949年に設置されました。学科は農学科、農芸化学科、生命科学科、食料環境政策学科の4学科です。
文理融合型の教養・専門教育を重視しており、多数の農学実験・実習の他、一般教養や外国語、保健・体育まで幅広く学べるのが特徴です。大学付属農場があり、1年次から農場実習が可能です。また、高度な研究設備や施設が充実しており、最先端の研究環境が整っているのも特徴です。
学部独自の短期留学や協定留学では、語学のみならず、世界の農学研究を学ぶ体験が可能です。

明治大学農学部の学科情報

農学科

自然と調和を保った高度文明社会を実現するため、「環境と食料」の分野においての最新の科学技術を身につけて地域や国際社会で活躍できる人材の育成を目的としています。系統的で幅広いカリキュラムと研究領域を配置しており、学習目標に応じて3年次から「食糧生産・環境コース(JABEE認定プログラム)」と「総合農学コース」に分かれて学習し、専門性を高めます。

農芸化学科

生活に密着した食品や環境分野についての問題を、バイオテクノロジーと最新のサイエンスによって解決することのできる技術者・研究者の育成を目的としています。1.2年次での豊富な実験や実習、3.4年次の卒業研究を軸としたカリキュラムにより、バイオサイエンスに関する基礎知識と実験技術を身につけることができます。

生命科学科

生命科学の分野において専門家として活躍する人材や、生命科学の素養だけでなく、広い視野と総合的な判断力を備えた人材の育成を目的としています。基礎から専門分野まで系統的に学ぶことのできるカリキュラム編成となっており、3年次からは研究室に所属し、最先端の設備と技術を駆使して卒業研究を行います。

食料環境政策学科

学びのテーマでもある「人類の生存課題を人間の行動の観点から考え、解決方法を探る」ことのできる人材の育成を目的としています。「環境と食料」をめぐる諸問題について、社会科学(経済学、政策学、会計学、社会学など)の側面から総合的に探究するため、座学だけでなく、現場を体験しながら学べる実習科目を多数配置しており、応用力や実践力を身につけることが可能となっています。

 

明治大学農学部キャンパス情報

生田キャンパス

学部:理工学部・農学部
住所:〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1丁目1の1

 

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