筑波大学総合学域群の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

筑波大学総合学域群の受験対策

偏差値・難易度

筑波大学総合学域群の偏差値は57.5~62.5程度です。共通テストでは、7割以上得点することが合格の目安です。「総合選抜文系/前期」の難易度が高い傾向にあり、「総合選抜 理系I/前期」「総合選抜 理系II/前期」「総合選抜 理系III/前期」の難易度に差はありません。

入試の特徴・勉強のポイント

筑波大学総合学域群の個別学力試験は、「総合選抜文系/前期」「総合選抜 理系I/前期」「総合選抜 理系II/前期」「総合選抜 理系III/前期」の入試方式があります。「総合選抜文系/前期」では国語500点、外国語500点、地理歴史・数学・公民(1科目選択)500点の配点になります。「総合選抜 理系I/前期」「総合選抜 理系II/前期」は数学500点、外国語500点、理科500点の配点になります。「総合選抜 理系III/前期」は数学600点、外国語500点、理科400点の配点になります。「総合選抜文系/前期」「総合選抜 理系I/前期」「総合選抜 理系II/前期」は各科目の配点に偏りはないため、基礎をしっかりと身につけバランスよく学習しましょう。「総合選抜 理系III/前期」は数学の配点が他の2科目より高いため、確実に点数を取れるよう対策をしておきましょう。

 

 

筑波大学総合学域群の科目別傾向と対策

国語の傾向と対策

現代文2題、古文1題、漢文1題の大問4題構成です。現代文の記述問題は解答の字数制限がないため、解答欄の大きさから必要な文字数を推測しなければなりません。そのため、簡潔にまとめる要約力・表現力が必要になります。簡潔に物事を伝えるには語彙力を高めておくと良いでしょう。また、古文では和歌が、漢文では白文が出題される傾向にあるため、確実に解けるよう対策しましょう。
※総合学域群・人文・文化学群・社会・国際学群・人間学群と同様

数学の傾向と対策

文系数学:問題の難易度は標準レベルですが、数学II・数学Bからやや難しい問題が出題されます。ミスなく確実に解答するために教科書の基礎知識を確実に抑えておきましょう。

理系数学:数学III中心の標準的な問題で、微分積分、複素数平面、証明問題が頻出傾向にあります。また、計算量の多い問題が出題される傾向にあるため、過去問や問題集での演習により計算力を鍛えておきましょう。
※総合学域群・社会・国際学群・人間学群・生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群と同様

英語の傾向と対策

長文読解2題、英作文1題の3題構成になります。難易度は標準レベルですが、文章量が多い傾向にあります。各大問で700~1000語程度の問題が出題されるため、単語や文法の知識を強化し長文に慣れておきましょう。
※総合学域群・人文・文化学群・社会・国際学群・人間学群・生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群と同様

地歴公民の傾向と対策

日本史:古代、中世、近世、近現代の範囲から400字の論述問題が4題出題されます。出題範囲が幅広いため、歴史全体の流れを把握しておきましょう。また、史料問題が頻出傾向にあるため史料集の確認が必要となります。日本史の学習方法として、歴史事項の暗記だけでなく,原因・背景・結果・影響・歴史的意義などを意識して勉強するとよいでしょう。

世界史:大問4題構成ですべて400字の論述問題が出題されます。論述問題には、4~5個の指定語句が提示されています。出題範囲が幅広いため、古代から現代まで幅広く学習する必要があります。

地理:大問4題構成で400字の論述問題が出題されます。また、地形図の変化を背景を踏まえて説明する問題が頻出傾向にあるため、地形や集落の形成・成立過程などの一歩踏み込んだ知識が必要になります。

※総合学域群・人文・文化学群・社会・国際学群・人間学群・生命環境学群と同様

理科の傾向と対策

物理:大問3題構成で力学、電磁気が頻出傾向にあります。数値計算や図示を求める問題が出題されます。答えだけでなく考え方や計算方法の記述を要求されることが多いため、解答に至るまでの課程や背景をしっかりと書けるように学習する必要があります。

化学:無機化学1題、理論化学1題、有機化学1題の大問3題構成です。字数が指定されている論述問題が数題出題されます。また、糖類、繊維、アミノ酸などマイナー分野から出題されることもあるため、幅広く学習する必要があります。

生物:大問4題構成で論述問題が多く出題されます。さらに図表やグラフの作成問題も出題されるため、時間内に解答することが難しくなっています。演習問題や過去問を繰り返し解いていくことで、解答スピードを高めましょう。
※総合学域群・人間学群・生命環境学群・理工学群・情報学群・医学群と同様

 

 

筑波大学総合学域群基本情報

公式サイト

筑波大学総合学域群:https://scs.tsukuba.ac.jp/

基本情報

創立年

2021年

生徒数

420人(2021年5月1日時点)

教育理念

筑波大学は,基礎及び応用諸科学について,国内外の教育・研究機関及び社会との自由,かつ,緊密なる交流連係を深め,学際的な協力の実をあげながら,教育・研究を行い,もって創造的な知性と豊かな人間性を備えた人材を育成するとともに,学術文化の進展に寄与することを目的とする。

引用元:建学の理念 – 筑波大学

筑波大学総合学域群の特徴

総合学域群は、2021年に新設された最も新しい学群です。総合選抜で入学した学生のみ籍を置くことができます。入学後の1年間は文系、理系の様々な授業を受けながら自分がどのような学問に興味・関心を持っているのかを理解し、翌年に進みたい学類・専門学群を決める移行制度があります。この移行制度では、1年次に外国語や情報、体育など基礎科目のほかに、9学群23学類すべての分野の約110科目ある専門導入科目から選択し学びます。そして、1年次の終わりに本人の志望と入学後の成績や適性に基づいて2年生以降に所属する学類・専門学群が決まります。つまり、総合選抜で入学した1年次生のためだけに用意された特別な「学びの場」となる学群です。また、移行や卒業に必要な科目は学類・専門学群によって異なりますので、自分の進みたい学類・専門学群が定まらない場合はアカデミックサポートセンターで個別相談することが可能です。 

 

筑波大学総合学域群キャンパス情報

キャンパス

学部:全学部
住所:〒305-8577 茨城県つくば市天王台1丁目1の1

 

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