「聖セシリア女子中学校」の
偏差値と合格するための⼊試傾向・対策

※本記事は2024年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

聖セシリア女子中学校の受験対策

偏差値・難易度

聖セシリア女子中学校は、神奈川県大和市にある完全型の私立女子中高一貫校です。偏差値は38.0～55.0程度となります。
 
卒業生は、横浜国立大学、東北大学、東京芸術大学などの国公立大学や、早慶上理、GMARCHなどの私立大学へ多数進学しています。

合格者実質倍率

募集区分	募集人数	応募者数	受験者数	合格者数	実質倍率	合格最低点
A方式1次	30人	115人	102人	34人	3.00倍	2科 131点／200点 4科 197点／300点
A方式2次	25人	149人	115人	47人	2.45倍	2科 126点／200点 4科 190点／300点
A方式3次	25人	159人	95人	54人	1.76倍	111点／200点
B方式(スカラ)	10人	48人	47人	22人	2.14倍	国語 65点／100点 算数 67点／100点
B方式(英)	10人	38人	33人	25人	1.32倍	60点／100点
B方式(英表現)	5人	30人	9人	7人	1.29倍	57点／100点
帰国	若干	6人	6人	6人	1.00倍	－

※2024年度

入試の特徴・勉強のポイント

聖セシリア女子中学校の入試は、A方式とB方式の大きく2種類となります。A方式は一次～三次試験に分かれており、一次試験と二次試験は4科（国算社理）と2科（国算）から選択、三次試験は2科（国算）の筆記試験が課されます。
 
B方式は、スカラシップ入試・英語入試・英語表現入試の3種類に分かれています。スカラシップ入試は国語または算数のみ、英語入試は英語のみ、英語表現入試は英語面接と身体表現が課されます。また、生徒募集要項に出題についての概要が記載されているため、目を通しておきましょう。
 
 

聖セシリア女子中学校の入試情報

科目別配点・試験時間

試験の種類		試験科目		試験時間	配点
A方式	一次試験 二次試験	4科	国語	50分	100点
			算数	50分	100点
			社会	30分	50点
			理科	30分	50点
		2科	国語	50分	100点
			算数	50分	100点
	三次試験	2科	国語	50分	100点
			算数	50分	100点
B方式	スカラシップ入試	－	国語または算数	50分	100点
	英語入試	－	英語 (資格優遇有)	50分	100点
	英語表現入試	－	英語面接	－	100点
			身体表現 (ジェスチャー・ダンス)	－

参照：聖セシリア女子中学校 生徒募集要項 2025年度

 
 

聖セシリア女子中学校の科目別傾向と対策

算数の傾向と対策

《A方式》
大問5題構成で、計算問題や単元ごとの問題が出題されます。大問1は、計算問題は逆算や割合、さまざまな単位の計算を含む四則演算となります。大問2は特殊算を含む小問集合です。
 
大問1.2ともに、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけ、完答を目指しましょう。大問3は図形問題で、角度や面積、体積を求める問題が出題されます。
 
大問4はグラフ問題、大問5は規則性の問題がそれぞれ出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習しましょう。
 

《B方式：スカラシップ入試》
一行問題を中心に、基本問題が7割程度、発展的・応用的問題が3割程度出題されます。各単元の基礎知識をしっかりと身につけた上で、発展・応用問題に取り組みましょう。
 
複数年分の過去問や類似問題に取り組み、出題傾向や形式を把握しておくことも大切です。
 

国語の傾向と対策

大問4題構成で、A方式は長文読解2題、短文を作る問題1題、漢字などの知識問題1題、B方式スカラシップは長文読解1題、短文を作る問題1題、漢字などの知識問題2題となります。
 
A方式の長文読解は説明的文章と小説的文章から1題ずつ、B方式スカラシップは説明的文章からの出題で、解答形式は選択と記述です。日ごろから読書などを通して、長文を読むことに慣れ、筆者の主張や登場人物の心情などを正確に読み取れるようになっておきましょう。
 
短文を作る問題では、ことばを正しく使いこなす力が問われます。知識問題では漢字の読み書き問題が出題されます。毎日コツコツ学習し、完答を目指しましょう。
 

理科の傾向と対策

生物・化学・物理の各分野から約3割ずつと、地学分野から1割程度出題されます。出題範囲は、生物分野が生物と環境、化学が物質と変化、物理が運動とエネルギー、地学が地球と宇宙となります。
 
実験や観察から考察する問題が出題され、解答形式は選択や記述、作図となります。苦手分野を作らないようにバランスよく学習し、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
 

社会の傾向と対策

大問2題構成で、歴史分野の問題とテーマ問題が出題されます。原則として出題範囲は、歴史分野の問題が6年生社会の教科書上、テーマ問題が教科書下に関連する近年の国内外の時事問題となります。
 
どちらの問題も地図や資料を用いた問題が出題され、歴史用語や社会用語は教科書準拠の漢字解答が必要となります。教科書だけでなく、資料集や地図帳などにも目を通しておきましょう。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておくことが大切です。
 

英語の傾向と対策

《B方式：英語入試》
英検4級レベルを中心とした、10分程度のリスニングテストを含む問題が出題されます。単語や発音、文法などの基礎知識をしっかりと身につけた上で、リスニングCDやYoutubeなど活用して、聞き取り練習を行いましょう。
 

《B方式：英語表現入試》
英語面接は、英検3～4級レベルの会話力を必要とする面接で、個別に実施されます。英検3～4級の問題集なども活用しながら、単語・発音・文法などの知識を身につけましょう。
 
先生の協力を得て、模擬面接を行い、実践的な練習を重ねることも大切です。身体表現はグループで行われ、与えられた英文に対してジェスチャーやダンスを交えて自由に表現する力が問われます。
 
独自の入試問題となるため、英語面接と同様に先生の協力を得て対策を行いましょう。
 
 

聖セシリア女子中学校基本情報

公式サイト

聖セシリア女子中学校：https://www.cecilia.ac.jp/

基本情報

創立年

1947年

生徒数

351人（2024年5月時点）

聖セシリア女子中学校 所在地情報

〒242-0006 神奈川県大和市南林間3-10-1

建学の精神

時をこえ、価値あるものを伝えたい
聖セシリアの教育は、カトリック精神にもとづき、「信じ　希望し　愛深く」を心の糧として、知育・徳育・体育の調和のとれた総合教育をめざします。神を識り、人を愛し、奉仕する心をもって、広く社会に貢献できる、知性をもった人間の育成こそ、聖セシリアの建学の精神です。
 
引用元：聖セシリア女子中学校・高等学校｜聖セシリアからのメッセージ

中学校の特徴

聖セシリア女子中学校は、カトリック精神を基盤とした教育を実践する中高一貫女子校です。1クラス30名前後と少人数制となっており、きめ細かな個別課題や個別指導を実現しています。
 
土曜日の午前中には年間で約50種の「土曜講座」が開講しており、興味・関心に応じて何種類の講座でも受講することができます。その他、「心の教育」として、宗教の授業や教養選択科目の設定、ボランティア活動や車椅子体験学習などに取り組む福祉教育などが実施されています。
 
 

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