国語の力を安定させるには、まず「基礎」を固めることが欠かせません。
漢字や語句の知識が不足していると、定期テストでの失点だけでなく、長文読解や記述問題にも影響が出てしまいます。

さらに、語彙力が足りないと文章全体の意味を誤解しやすく、国語の成績が伸びにくい原因になります。
ここでは、〈漢字・語句対策〉と〈語彙力対策〉の2つの観点から、基礎力を強化する方法をご紹介します。

漢字・語句対策

語彙力は文章理解や表現力を支える基盤です。意味を理解し、文脈の中で使いこなせる力を養うことが重要です。

書く・読む・使うを繰り返す
漢字を定着させるには「書く」だけでなく「読む」「使う」を組み合わせることが大切です。
例えば「挑戦」を学ぶなら、ノートに書く、文章中で見つける、短文を作るという3ステップを繰り返します。形と意味を結びつけ、実際に使う習慣を持つことで、忘れにくく実践的な漢字力が身につきます。
語句は意味理解を重視
語句は形だけ覚えても使えません。例えば「矛盾」という言葉を学ぶなら「つじつまが合わないこと」と意味を確認し、「彼の発言には矛盾がある」と例文を作ると効果的です。
類義語や反対語と関連づけて学ぶと理解が深まり、実際の文章読解や記述で活かせる語句力になります。
少しずつ継続する習慣づけ
漢字や語句は一度に大量に覚えるより、毎日5〜10個を少しずつ積み重ねた方が定着します。例えば「平日は新しい語を覚え、週末に復習する」などリズムを作ると無理なく継続可能です。
少しずつでも継続することで知識が定着し、安定した得点力につながります。

語彙力対策

国語の力を伸ばすためには、文章を正しく理解するための語彙力が欠かせません。語彙が不足していると、文章の意味を取り違えたり、設問で問われている内容を誤解したりする原因になります。

語彙の意味を理解して覚える習慣をつける
語彙は丸暗記すると忘れやすいため、意味と用例をセットで覚えることが大切です。例えば「抽象的」という言葉なら、辞書で意味を調べ「説明が抽象的でわかりにくい」と短文を作ります。
類義語や反対語も合わせて学べば理解が広がり、文章読解や記述で活用できる“使える語彙力”が身につきます。
文脈の中で語彙を習得する
語彙は単語帳だけでなく、文脈の中で学ぶと効果的です。例えば「普遍的」という語が出たら、前後の内容から「誰にでも当てはまる」という意味を推測します。
推測後に辞書で確認し、ノートに整理すると記憶に残りやすいです。文脈から語彙を学ぶ習慣は、長文読解の力を高める近道です。
語彙を使ってアウトプットする
覚えた語彙は実際に使うことで定着します。例えば「画期的」という言葉なら、「画期的な発明が社会を変える」と作文に書いたり、会話で使ったりします。
学校の課題や日記に取り入れるのも効果的です。インプットした語彙をアウトプットする習慣を持つことで、知識が“使える力”へと変わり、得点力アップにつながります。

まとめ

国語の基礎力である漢字・語句、そして語彙力は、すべての学習を支える大切な土台です。基礎が弱いままでは、読解や記述に挑んでも力を発揮しにくく、成績も安定しません。

日々の学習でコツコツ積み重ねることが、確実な得点力向上につながります。オンライン家庭教師WAMなら、一人ひとりに合わせた学習プランで基礎から応用までをしっかりサポートし、お子様の国語力を着実に伸ばしていきます。