中学入試情報・受験対策
土浦日本大学中等教育学校の中学入試情報・受験対策
※本記事は2023年4月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
土浦日本大学中等教育学校の受験対策
難易度
土浦日本大学中等教育学校は、茨城県土浦市にある私立中等教育学校です。男女共学で、偏差値は50程度となります。2023年度の入試競争倍率は、入試方式によって異なり1.45～1.74倍となっています。卒業生は、北海道大学、茨城大学、一橋大学などの国公立大学や、早慶上理、MARCHなどの私立大学、短期大学、専門学校のほか、海外大学などへ進学しています。
入試の特徴・勉強のポイント
土浦日本大学中等教育学校の入試は、ACE入試、CSAT入試、KBT入試、帰国・国際生入試など、あわせて8種類となります。KBT入試、KBT特待入試、帰国・国際生入試は、国語・算数などの筆記試験や面接試験が課されますが、その他の入試方式ではCSATⅠ・Ⅱ型や総合学力試験など独自の試験科目となります。入試方式によって試験内容が異なるため、必ず募集要項で詳細を確認しておきましょう。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておくことが大切です。
土浦日本大学中等教育学校の科目別傾向と対策
算数の傾向と対策
《KBT入試》
基礎的な計算力、文章問題への対応力、図形の性質の理解度、試行錯誤を大切に取り組む力などが問われます。基礎的な計算だけでなく、図形問題では公式を用いた問題も出題されます。応用問題では、数的な処理を必要とする問題が出題され、与えられた条件からどのようにして最適な解答を導き出すかが求められます。公式が分からなくても、工夫して解ける問題が出題されるため、柔軟な発想力が必要となります。計算力や図形処理力、思考力を身につけ、粘り強く問題に取り組みましょう。
《KBT特待入試》
与えられた情報を基にして解答を導き出す思考力、問題文の意味を理解して最適な解法へつなぐ読解力、試行錯誤を繰り返してその後に起こることを推理し、解決の糸口を見つけ出す類推力が問われます。公式を知っているか否かにかかわらず、問題文を正確に読み取り、意図を考え、適した式を立てた結果、この公式を使えば問題が解きやすくなる、というような流れで問題が解けるようになることが大切です。基本的な計算を前提に、さまざまな条件から解答を導くことのできる力が必要となるため、じっくりと考え試行錯誤する練習を繰り返し行いましょう。
国語の傾向と対策
《KBT入試》
場面に応じた適切な表現力、必要な情報を抜き出してまとめる力、相手の意見を理解しつつ根拠を持ってそれに意見する力、論理性を持って思考する力、想像力を含めて考える力などが問われます。基礎・基本的な知識だけでなく、初見の文章を読んで要点をまとめ、意見を述べるような、知識と論理を使って思考する問題が多数出題されます。ニュースや新聞などで、世の中のさまざまな話題にアンテナを張り、自分の意見を論理的に述べる練習が重要となります。新聞の内容を要約する練習をしておくと良いでしょう。
《KBT特待入試》
文章や表などから必要な情報を読み取り、的確に表現する力、文章中の印象的な表現についての意図を読み取り説明する力、文章の内容を自分の身の回りの問題に置き換える思考力やその問題に対する解決策をまとめる表現力など、読解力に加えて思考力と表現力という応用力についてみられます。説明文や物語・随筆、詩歌などの幅広いジャンルの文章に加えて、図表などから読み取れる情報をまとめ、的確に表現する力を問う問題が出題されます。基礎・基本的な知識やさまざまなことばの知識を、読解や表現に応用できる力を養いましょう。日ごろから読書などを通して語彙を増やし、読解力や表現力を身につけることが大切です。
理科の傾向と対策
《KBT入試》
基本的な知識の定着、「なぜそうなったのか」を表現する力、最近の科学についての話題やトピックへの理解度などが問われます。記述解答が必要な問題が多く出題されるため、語句を覚える時にも「なぜだろう」と考えることを習慣づけて、論理的な根拠をしっかり持って解答する練習を行いましょう。また、新しい科学の話題についても問われるため、日頃から新聞やニュースなどを通して、さまざまな話題についてアンテナを張っておくことも大切です。
《KBT特待入試》
学んだことをもとに、日常生活とのつながりを考える思考力や理解出来た内容について自分の言葉で述べる表現力が問われます。出題は、環境問題や日常生活と深いかかわりのある題材がもとになります。日ごろから、教科書に記載されている内容以上に「なぜ・どうして」と疑問を持つことが大切です。この「なぜ・どうして」を理解することができたら、その内容を自分の言葉で文章にまとめる練習を行いましょう。書いた文章は先生から添削指導を受けて、正しい言葉遣いや表現力を身につけることが重要となります。
社会の傾向と対策
《KBT入試》
海外や国際関係についての興味関心を問う問題が多く出題され、地理歴史分野・公民分野ともに国際的な出来事や日本と他国との関係についての理解度や、国際的な出来事に関連した地図や図表、グラフを読み取る力などが問われます。記述式で答える問題も含まれるため、他国と日本との関係について自分の意見を持ち、表現する力が必要です。日ごろから、新聞やニュースに目を通して、国際的な出来事の情報を集め、気になったことを話題に自分の意見を表現する練習をしておきましょう。
《KBT特待入試》
地理的・歴史的・公民的分野それぞれの知識をもとに、これからの社会にどのような影響があるのかを考える力や自分の考えを説明し、的確に表現する力が問われます。日ごろから、身のまわりや世界で起こっている出来事に興味を持ち、自分で調べたり、ニュースなどを見て情報を集め、自分の考えをまとめる練習を行いましょう。また、日本と海外との関わりについてもしっかり学習しておくことが大切です。
英語筆記の傾向と対策
《ACE入試》
国内外で英語を積極的に学び、さまざまなテーマについて、英語でコミュニケーションを取ることが得意な受験生向けの試験となります。前半の30分は、英語の聞く力や書く力などを測るリスニング形式の問題、後半の30分は話す力や読む力などを測る英語の面接形式の試験となります。Youtubeや海外の子供向け英語ニュースサイトなどを活用して、英語の聞き取りや読み取り練習を行いましょう。また、さまざまな話題に関心を持って、それらについて英語で話したり書いたりすることで表現力を養い、できるだけ長く言葉のやり取りを続けられるようになることが重要となります。
CSATⅠの傾向と対策
千葉県立中学校の適性検査型の入試方式となります。たくさんの情報をもとに判断し、現代社会の事象を読み解く問題や、自分たちの住む地域や特に身のまわりの生活について考察する問題が出題されます。様々な分野の基礎知識や読解力、資料を正確に読み取り活用する力が必要となります。また、自分の考えをまとめて簡潔に表現する力も問われます。日ごろから、新聞やニュースなどに目を通して時事的な問題を知ることや、掲載されている図表やグラフが表していることを理解する練習を行いましょう。
CSATⅡの傾向と対策
千葉県立中学校の適性検査型の入試方式となります。文章を読み、内容を正しく理解した上で考え、解答する形式の問題が出題されます。論理的思考力や文章読解力、図やグラフを正しく読み取る力が必要となります。様々なテーマの文章を読み、自分の意見や考えを書き出したり、資料の数字を根拠として仮説を立てる練習をしてみましょう。書いた文章は、先生に添削してもらい、正しい言葉遣いや表現力を養うことが大切です。
ISATⅠの傾向と対策
茨城県立中学校・中等教育学校の適性検査型の入試方式となります。記述式で、問題を解く過程を評価する試験となるため、問題に対する考え方や途中式なども採点されます。公式を利用するだけでは解けない計算問題や規則性を見出す問題が出題され、受験生の考え方や解法が見られます。自分の言葉で分かりやすく、簡潔に記述する練習を重ねましょう。
ISATⅡの傾向と対策
茨城県立中学校・中等教育学校の適性検査型の入試方式となります。社会的な事象に対して、与えられた資料から必要な情報を見つけ、整理し、解決策を考える問題が出題されます。小学校の社会科で学ぶ地理的・歴史的・公民的な内容や国語科で学ぶことばに関する知識をしっかりと定着させておくことが重要となります。
土浦日本大学中等教育学校基本情報
公式サイト
土浦日本大学中等教育学校：https://www.tng.ac.jp/sec-sch/
基本情報
創立年
2003年
土浦日本大学中等教育学校 所在地情報
〒300-0826 茨城県土浦市小松ヶ丘町4-46
教育理念
建学の精神
本校は，土浦日本大学学園建学の精神に基づき自主自立の気風を養い，中等普通教育及び高等普通教育並びに専門教育を一貫して教育することによって世界の平和と人類の福祉に寄与しうる人材の育成をはかり，社会に貢献することを目的とする。
中学校の特徴
土浦日本大学中等教育学校は、『多様化する世界において格差を乗り越え、 国際社会に貢献できる人材の育成 』を目指す中高一貫校です。6年間を3タームに分け、各タームごとに設定されたテーマを核とした授業や国内・海外研修などを実施しています。医歯薬獣医学部・最難関理系大学進学を目指す生徒のための〈理系インタークラス〉を設置しており、1・2年次は通常カリキュラム、3年次以降は医歯薬獣医学部・最難関理系大学進学に特化したカリキュラムを編成しています。
オンライン家庭教師WAMの土浦日本大学中等教育学校受験対策
土浦日本大学中等教育学校の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。
専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、土浦日本大学中等教育学校の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。
さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。
0120-333-876
