智辯学園中学校の中学入試情報・受験対策

※本記事は2023年4月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

智辯学園中学校の受験対策

難易度

智辯学園中学校は、奈良県五條市にある仏教系の私立中高一貫校です。男女共学で、偏差値は50程度となります。2023年度の入試競争倍率は、クラスや入試方式によって異なり1.00~1.18倍で、S特別選抜クラス・AB総合選抜クラスともに一般入試Bが高くなっています。

入試の特徴・勉強のポイント

智辯学園中学校の入試は、自己推薦入試、一般入試A・B、スーパー理系入試、適性検査型入試の5種類となります。試験内容は、自己推薦入試が作文と保護者同伴の面接、一般入試Aが3教科(国・算・理)の筆記試験、一般入試Bが2教科(国・算)の筆記試験、スーパー理系入試が2教科(算・理)の筆記試験、適性検査型入試が検査Ⅰ・Ⅱとなります。一般入試A・Bと適性検査型入試は、英語資格活用制度(加点)があるため、受験勉強と並行して資格取得することもおすすめです。また、公式HPに出題傾向の説明(入試説明会の内容)の動画が掲載されているため、学習の参考にすると良いでしょう。

 

智辯学園中学校の科目別傾向と対策

算数の傾向と対策

《2023年度》
小学校の学習内容から幅広く出題され、難易度は基本~やや難となります。一般入試A・Bともに、小問集合と応用問題に分かれており、小問集合ではつるかめ算などの特殊算、応用問題では図形問題が頻出となります。また、一般入試Aでは、後半の大問に思考力を問う問題が出題されます。プレテストや過去問演習で、たくさんの問題に触れておくことが大切です。


<スーパー理系入試>
一般入試Aと同じレベルで出題され、思考力や発想力を問う問題が出題されます。様々な分野を偏りなく学習し、基本から標準レベルの問題をたくさん解いて総合力を身につけることが大切です。

国語の傾向と対策

《2023年度》
2022年度までの前期試験と同様の出題形式で、大問5題構成となります。大問1が説明文、大問2が小説、大問3.4が知識問題、大問5が表現を問う問題が出題されます。読解問題は、日頃から読書などを通して速読力や精読力を養い、筆者の主張や登場人物の心情を正確に読み取る力を身につけましょう。知識問題は毎日コツコツ学習し、ことばの知識を身につけることが大切です。表現を問う問題では、記述力や表現力が必要となります。出題傾向や形式を把握するために、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。また、過去問演習する際は時間を計りながら、ペース配分を意識することが重要となります。

理科の傾向と対策

《2023年度》
大問4題構成で、生物・化学・地学・物理の各分野からまんべんなく出題されます。難易度は、教科書の語句や自然現象を理解していれば解答できる基本レベルから、計算や実験・観察を通して思考力を問うようなやや難レベルの問題となります。プレテストで出題される分野と同様の分野を中心に出題されるため、必ず過去問には取り組んでおきましょう。


<スーパー理系入試>
物理と化学分野を中心に出題されます。2022年度には出題されなかった知識問題も含まれるため、教科書を中心に基礎からしっかりと学習する必要があります。グラフや図示問題、論述問題も含まれるため、自分の言葉で分かりやすく記述する力が問われます。また、日頃から自然現象や科学に関連するニュースに興味を持ち、「なぜそうなるのか」を考える習慣をつけることも大切です。

検査Ⅰ(国語)の傾向と対策

《2023年度》
2022年度までの後期試験の問題や公立中学校の適性検査型と同様の出題傾向・形式の問題で、大問3題構成となります。日ごろから、さまざまなテーマの資料を読んで要点をまとめる練習を行うことが大切です。書いた文章は、先生から添削指導を受けることで、正しい言葉遣いや表現力を養いましょう。

検査Ⅱ(算数)の傾向と対策

《2023年度》
難易度は基本~やや難レベルで、計算問題や思考力・表現力を問う問題が出題されます。答えのみでなく、説明が必要となる問題も含まれるため、自分の言葉で簡潔に述べる記述力が必要となります。2022年度までの後期試験の問題や公立中学校の適性検査型の問題に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

智辯学園中学校基本情報

公式サイト

智辯学園中学校:https://www.chiben.ac.jp/gojo/

基本情報

創立年

1967年

智辯学園中学校 所在地情報

〒637-0037 奈良県五條市野原中4丁目1番地の51

教育理念

本学園は、「愛のある教育」という教育の原点を求め、人間精神の根源に立ち返ることを教育理念として、「誠実・明朗」の教育目標を掲げています。そして「真心のある明るく元気な子」に育ってほしいというすべての親の願い、その「親の願いを叶える教育」が凝集するところに本学園の建学の精神があります。

引用元:智辯学園中学校・高等学校|学校紹介

中学校の特徴

智辯学園中学校は、宗教的情操による「感情をはぐくむ教育」を実践し、心豊かな人間を育成しています。中学校・高等学校の6ヵ年を一本化した教育課程を編成する「6年制コース」の1コースのみで、その中に、東京大学・京都大学・国公立大学医学部医学科を含む難関国公立大学合格を目指す〈S特別選抜クラス〉、国公立大学を中心とする第一志望の大学合格を目指す〈AB総合選抜クラス〉が設置されています。週単位時間数・年間授業日数を可能な限り確保し、知識だけではなく総合的な思考力と周到な応用力を養成しています。

 

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