奈良女子大学附属中等教育学校の中学入試情報・受験対策

※本記事は2022年5月時点の内容となります。最新情報は学校公式ホームページにてご確認ください。

奈良女子大学附属中等教育学校の受験対策

難易度

奈良女子大学附属中等教育学校は、奈良市にある国立中等教育学校で、偏差値は66程度となります。奈良女子大学の附属校ですが、男女共学の学校となっています。京都大学をはじめとする国公立大学や早稲田・慶應義塾・関関同立などの有名私立大学への進学実績があります。

 

入試の特徴勉強のポイント

奈良女子大学附属中等教育学校の入試は、科目ごとの試験ではなく表現Ⅰ・表現Ⅱ・表現Ⅲを受験する必要があります。各科目とも基礎知識を身につけ、苦手分野を作らないようにしましょう。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向と時間配分を把握しておくことが大切です。

 

 

奈良女子大学附属中等教育学校の入試情報

【入学者募集要項】

◆一般小学校等入学者向け
〇募集人員:約120名(男子約 60 名・女子約 60 名)
※附属小学校からの合格者を含む

〇入学適正検査
表現Ⅰ(60分)-言語的表現
表現Ⅱ(60分)-数理的表現
表現Ⅲ-対話的表現 ※実施形式 「与えられた課題」に対する個人で取り組む活動を行う形式をとります。

 

◆附属小学校入学者向け
〇募集人員:大学との連携による教育研究にふさわしい人数

〇入学適正検査
表現Ⅰ(50分)-言語的表現
表現Ⅱ(50分)-数理的表現
表現Ⅲ-対話的表現 ※実施形式 「与えられた課題」に対する個人で取り組む活動を行う形式をとります。

 

 

奈良女子大学附属中等教育学校の科目別傾向と対策

表現Ⅰの傾向と対策

表現Ⅰは、国語的分野7割と社会的分野3割の問題構成となっています。国語的分野は大問2題構成で、漢字の書き取り以外は全て記述問題となっています。資料を参考に解答する問題も出題されるため、資料を正しく読み取る練習と要点をまとめて書く練習を行いましょう。社会的分野は大問1題構成で、国語的分野の割合が大きいため、解答スピードが求められます。用語の丸暗記では対応できないので、背景や流れと合わせて覚える必要があります。また、図表などの資料を正確に読み取る練習もしておきましょう。

 

表現Ⅱの傾向と対策

表現Ⅱは、算数的分野7割と理科的分野3割の問題構成となっています。算数的分野は大問3~5題構成で、ほとんどの問題で式や説明を書く必要があるため、筋道を立てて丁寧に解答しましょう。図形問題や規則性、グラフの読み取り、作図問題が頻出傾向なので、重点的に学習しておくことが大切です。理科的分野は大問1~2題構成で、実験や観察に関する問題が頻出です。実験方法や結果、結果からわかることなどの考察を述べる問題が多いため、実験内容は正確に把握し、自分のことばで説明する練習を行いましょう。

 

表現Ⅲの傾向と対策

表現Ⅲは、例年グループ活動で実施されていましたが、2022年度では新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため個人で取り組む活動に変更されました。「与えられた課題」に対して個人で取り組む形式です。

 

 

奈良女子大学附属中等教育学校基本情報

基本情報

創立年

1947

生徒数

737人 ※後期課程含む(2020年5月1日現在)

奈良女子大学附属中等教育学校 所在地情報

〒630-8305 奈良市東紀寺町1丁目60-1

教育理念

本校の基本理念 -めざす学校像

 

1. 自由で自立した人格と社会的責任の自覚を養う学校
2. 生徒の多様な能力に対応した教育を行うと同時に、個性を尊重しつつ学力を伸ばす学校
3. 社会と世界に開かれた学校

 

中学校の特徴

奈良女子大学附属中等教育学校は、幅広い教養・思考力・表現力を身に付け、豊かな人間性と自立した人格を持ち、社会に貢献できる人材を育成しています。学力だけでなく、主体的に考える力・表現力・行動力を養うことを重視した独自のカリキュラムを各教科に導入しています。授業時間は65分で、1日5コマ行われます。探究活動や問題解決学習を積極的に取り入れ、学校や文理の枠を超えた学びが可能となっているのが特徴です。部活動については、運動系7、学芸系5、同好会8のクラブの他、サイエンス研究会(物理班、生物班、化学班、数学班)があります。

 

 

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