中学入試情報・受験対策
樟蔭中学校の中学入試情報・受験対策
樟蔭中学校の受験対策
難易度・偏差値
樟蔭中学校は、大阪府東大阪市にある併設型私立中高一貫の女子校です。偏差値はコースによって異なり、国際教養コースが52程度、総合進学コースと身体表現コースが44程度となります。中高6年間を経て卒業生は、内部特別推薦を利用して阪樟蔭女子大学へ進学するほか、奈良教育大学をはじめとする国公立大学や、早稲田大学、関関同立、産近甲龍などの私立大学へ進学しています。
入試の特徴・勉強のポイント
樟蔭中学校の入試は、A~C入試、S入試、Challenge入試の5種類あります。試験科目について、A入試は受験するコースによって異なり、国際教養コースが2教科型または4教科型のいずれかを選択、総合進学コースと身体表現コースは2教科型、B・C・S入試はどのコースでも2教科型となります。公式HPに昨年度A入試の試験問題が掲載されているため、学習の参考に取り組むと良いでしょう(国語・算数はB入試もあり)。Challenge入試は、作文または英語と保護者同伴の面接で試験が実施されますが、「プレテストを受験していること」などの複数の出願条件があるため、必ず詳細は募集要項で確認しておきましょう。
樟蔭中学校の入試情報
入試科目・配点
【A入試】
《国際教養コース》
2教科型または4教科型のいずれかを選択
〇2教科型
算数・国語または英語・国語(各50分/各100点)
〇4教科型
算数または英語(50分/100点)
国語(50分/100点)
社会・理科(各30分/各50点)
《総合進学コース/身体表現コース》
〇2教科型
算数・国語または英語・国語(各50分/各100点)
※英語:リスニング含む
【B入試・C入試・S入試】
国語・算数(各50分/各100点)
〈判定方法〉
全入試とも300点満点に換算して判定
①2教科型受験の場合は、合計点を1.5倍
②4教科型受験の場合は、下記の2つの換算点のうち、いずれか高い得点にて判定
・「算数または英語」と「国語」の合計点を1.5倍した得点
・「算数または英語」と「国語」と「社会と理科のうち高得点の方を2倍」の合計点
〈加点制度〉
〇複数回受験加点
複数回受験された場合、2回目以降の入試において15点を加算
〇英検等資格加点(A入試のみ)
実用英語技能検定等の資格を取得している場合、取得級に応じて加算
[例] 5級:10点、4級:15点、3級以上:20点
【Challenge入試】
作文または英語(50分)
面接(保護者同伴)
※英語:リスニング含む
※2022年度の作文テーマ
「今まで生きてきた中でもっともうれしかったこと」 600~800字程度
※詳細は募集要項でご確認ください。
樟蔭中学校の科目別傾向と対策
算数の傾向と対策
《2022年度A入試》
大問8題構成の、100点満点の試験です。分数や少数などを含む四則計算や文章題、図形問題(角度・面積・体積)、カレンダーを用いた問題、会話形式の問題など、さまざまな形式の問題が出題されます。解答形式は、解答のみを答える問題が大半を占めており、文章で答える問題が1問題だけ含まれています。基本事項をしっかりと定着させ、出題傾向や形式に慣れておくためにも、複数年分の過去問に取り組みましょう。
国語の傾向と対策
《2022年度A入試》
大問2題構成の、100点満点の試験です。小説的文章の読解問題1題と知識問題1題が出題されます。知識問題では、漢字の部首を選ぶ問題や漢字の正誤問題、故事成語、読解問題の中にも漢字の書き取り問題が含まれています。読解問題では、記号選択や空欄補充、抜き出し、ことばの識別、修飾、表現技法、説明記述などで、ことばの知識や登場人物の心情などが問われます。普段からコツコツと学習して多くの知識を身につけ、読書や過去問演習などを重ね、読解力などを養いましょう。
理科の傾向と対策
《2022年度A入試》
大問4題構成、50点満点の試験です。物理分野、生物分野、地学分野、化学分野からそれぞれ1題ずつの出題となります。設問は、記号選択と語句解答がほとんどですが、一部、計算問題や作図問題が含まれます。各分野とも基礎から丁寧に学習し、過去問や類似問題など多くの問題で演習を重ねましょう。
社会の傾向と対策
《2022年度A入試》
大問5題構成、50点満点の試験です。地理分野が2題、歴史分野が2題、公民分野が1題出題となり、地理・歴史の割合が多くなっています。地理・歴史を重点的に学習しつつも、苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが大切です。地図やグラフ、写真、年表といった資料を含む問題が多く見られるため、教科書だけでなく地図帳や資料集などにも目を通しておきましょう。
英語の傾向と対策
《2022年度A入試》
大問7題構成の、100点満点の試験です。リスニング問題や長文読解問題、文法、語彙、並び替え問題が出題されます。リスニングの対策として、リスニング用CDやラジオ、テレビなどを活用して聞き取りの練習を行いましょう。単語の意味や活用、イディオム、文法など基本事項をしっかりと身に付け、複数年分の過去問や類似問題で演習を重ねることが大切です。
樟蔭中学校基本情報
公式サイト
樟蔭中学校:https://www.osaka-shoin.ac.jp/jhs/
基本情報
創立年
1917年
生徒数
232人(2022年5月1日現在)
樟蔭中学校 所在地情報
〒577-8550 大阪府東大阪市菱屋西4-2-26
教育理念
高い知性とゆたかな情操を内包し、自らの意志をもって行動出来る女性を育てたい。
変わることなく継承されるのは、建学の精神です。
引用元:樟蔭中学校-学校情報
中学校の特徴
樟蔭中学校は、「知・情・意」兼備のこころ豊かな女性の育成を目指す伝統ある中高一貫女子校です。難関国公立から中堅私立まで、それぞれの学力や目標に合わせた大学進学を目指す「国際教養コース」「総合進学コース」と、勉強と表現活動の両立で豊かな感性と人間性を養う「身体表現コース」の3コースが設置されています。グローバル教育に力を入れており、ネイティブスピーカーの教員によるALL ENGLISHの英語講座やニュージーランド・台湾研修などさまざまな取り組みを実施しています。
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