普連土学園中学校の中学入試情報・受験対策

※本記事は2022年5月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

普連土学園中学校の受験対策

難易度

普連土学園中学校は港区にある私立女子中高一貫校で、偏差値は59程度となります。完全型の中高一貫校であるため、高校からの募集はありません。2022年度の競争倍率は、全日程合わせて約1.6倍となります。

入試の特徴・勉強のポイント

普連土学園中学校の入試は複数日程あり、日程により受験科目数が異なるため入試要項をしっかり確認しましょう。問題の難易度は全体的に標準レベルですが、科目によっては時間に余裕がない場合もあります。記述式問題が多数出題されるため、自分の言葉で簡潔にまとめる練習を重ねましょう。また、過去問演習で出題傾向を把握しておくことも大切です。

 

普連土学園中学校の入試情報

【募集要項】

◆1日午前:4科
〇募集人数:女子50名
〇受験科目
算数 (60分)100点
国語 (60分)100点
理科 (30分)75点
社会 (30分)75点

 

◆1日午前:帰国生
〇募集人数:女子若干名
〇受験科目
算数 (60分)100点
国語 (60分)100点
作文 (60分)
面接 (15分)
※作文は出願の際に、日本語か英語をお選びください。
※面接は保護者(1名)同伴で行います。

 

◆1日午後:算数
〇募集人数:女子20名
〇受験科目
算数 (50分)100点

 

◆2日午後:2科
〇募集人数:女子30名
〇受験科目
国語 (50分)100点
算数 (50分)100点

 

◆4日午前:4科
〇募集人数:女子20名
〇受験科目
算数 (60分)100点
国語 (60分)100点
理科 (30分)75点
社会 (30分)75点

 

◆4日午前:帰国生
〇募集人数:若干名
〇受験科目
算数 (60分)100点
国語 (60分)100点
作文 (60分)
面接 (15分)
※作文は出願の際に、日本語か英語をお選びください。
※面接は保護者(1名)同伴で行います。

参照:2022年度生徒募集要項

 

普連土学園中学校の科目別傾向と対策

算数の傾向と対策

《4科日程》
例年、大問7題構成で基礎知識の定着を問う問題が出題されます。計算問題や定型問題のほか、会話形式の問題も含まれます。時間的な余裕はあまりないため、スピーディに解答することを心がけましょう。場合の数や図形問題が頻出となるため重点的に学習することが大切です。記述問題では解答が間違っていても、途中式が合っていれば部分点をもらえるため諦めずに解答用紙を埋めることを意識しましょう。

《午後算数》
例年、計算問題と一行問題のみの出題で、50問×2点=100点満点の問題構成となります。難易度は標準レベルですが、試験時間に対して問題量が多いため素早く正確に解答する必要があります。解答は数値のみ記入する形式となります。たくさん演習を重ね、さまざまな問題に慣れておくことが大切です。

《2科日程》
例年、計算問題と、4科日程よりやや難度の高い定型問題が複数出題されます。採点方法などは4科日程と同様となるため記述対策を十分に行いましょう。

国語の傾向と対策

例年、大問5題構成で読解問題と知識問題となっています。読解問題は小説や説明文から出題され、読解力や登場人物の心情を読み取る力が問われます。知識問題では漢字のほか、文法、慣用句、ことわざなどが出題されます。日程の違いにより出題方針や問題の水準に差はありませんが、4科の日程では記述問題、2科の日程では選択肢問題の比重が大きくなります。

理科の傾向と対策

例年、大問4題構成で化学・物理・生物・地学の各分野からバランスよく出題されます。問題の半数が記述式問題となっており、計算やグラフへの書き込み、作図、文章での解答問題など多岐にわたります。実験や観察に関する問題も頻出となるため、過去問演習で出題傾向に慣れておきましょう。また、試験時間が30分と短いため、時間配分にも注意が必要です。

社会の傾向と対策

例年、地理・歴史・公民の各分野からまんべんなく出題され、大問数は3~4題となります。大半は基礎知識を問う問題となるため、苦手分野を作らないよう基本をしっかりと身につけましょう。資料の読み取り問題、記述問題が頻出なので重点的に対策を行うことが大切です。複数年分の過去問演習で出題傾向を把握しておくと良いでしょう。

 

普連土学園中学校基本情報

公式サイト

普連土学園中学校:https://www.friends.ac.jp/

基本情報

創立年

1887年

普連土学園中学校 所在地情報

〒108-0073 東京都港区三田4丁目14-16

教育理念

万人に「内なる光(神の種子) – 神からそれぞれにあたえられた素晴らしい可能性」が存在することを信じ、一人ひとりを大切に、全ての人を敬い、世の役に立つ女性を育てることを目標にしています。

引用元:教育理念・沿革:学校紹介|普連士学園中学校・高等学校

中学校の特徴

普連土学園中学校は、1887年にアメリカの婦人伝道会の人々によって創立された、キリスト教フレンド派(クエーカー)の精神に基づく完全中高一貫の女子校です。他者を敬い、神と人に愛され、思考・言動に誠実さを持って社会貢献できる人材を育成しています。研究発表や礼拝でのスピーチなど、思考力・表現力・伝達力を養う機会が多数設けられています。主要教科では先取り学習を行いますが、一人ひとりの学習進度を把握し、必要に応じて個別指導や補習を実施するなど、少人数教育による丁寧な指導が特徴です。長期休暇中には「教養講座」を開講しており、授業内容を超えた幅広い分野を学ぶこともできます。また、ICT教育に積極的に取り組んでおり、電子黒板やプロジェクターに加え、オンライン学習支援システムを導入しています。部活動については、文化系13、体育系9のクラブがあります。

 

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