東京都立小石川中等教育学校の中学入試情報・受験対策

※本記事は2022年4月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

東京都立小石川中等教育学校の受験対策

難易度

東京都立小石川中等教育学校は文京区にある男女共学の公立中等教育学校です。偏差値は70程度と非常に高くなっています。6年間一貫教育を行っており、高校からの募集や転入学、編入学等はありません。卒業生は、東京大学をはじめとした国公立や早慶上理、GMARCHなど有名私立大学へ多数の進学実績があります。

入試の特徴・勉強のポイント

東京都立小石川中等教育学の入試は、特別枠と一般枠に分かれています。特別枠には応募基準があり、「自然科学分野の全国的なコンクール等に入賞し、入学後もその能力の伸長に努めることのできる者」という基準を満たすことが条件です。試験として作文と面接が課されます。一般枠は、適性検査Ⅰ~Ⅲで行われます。公式HPに過去の適性検査問題があるので、必ず問題に取り組み出題形式に慣れておきましょう。

 

東京都立小石川中等教育学校の科目別傾向と対策

適性検査Ⅰの傾向と対策

例年、大問1題で構成されており、文章を2つ読む読解問題で問題数は3問です。問題3は作文問題で、2つの文章の内容をふまえて自分の考えを書く問題となっています。字数制限は400~440字で、年度によって「きまり」という段落ごとに条件が指定されることもあります。文章の内容を正確に読み取り、自分の言葉で論理的に表現する力が必要です。

適性検査Ⅱの傾向と対策

例年、大問3題で構成されており、問題数は年度によって異なります。大問1が算数分野、大問2が社会分野、大問3が理科分野の問題となっています。算数は図形を題材にした問題が出題傾向となっています。社会は独自問題となっており、公民分野を重点的に学習すると良いでしょう。理科は実験に関する考察問題がよく出題されています。必ず過去問に取り組み、出題形式に慣れておきましょう。

適性検査Ⅲの傾向と対策

適性検査Ⅲは全て独自問題となっており、例年大問2題で構成されています。大問1が理科分野、大問2が算数分野からの出題です。理科は、身近な事象についての考察力や発想力を問う問題となっています。算数は図形問題や規則性の問題が出題傾向です。複数年分の過去問に取り組み、出題内容を把握しておきましょう。

 

東京都立小石川中等教育学校基本情報

公式サイト

東京都立小石川中等教育学校:https://www.metro.ed.jp/koishikawa-s/

基本情報

創立年

1918年

東京都立小石川中等教育学校所在地情報

〒113-0021 東京都文京区本駒込2-29-29

教育理念

小石川中等教育学校の教育理念は、「立志」、「開拓」、「創作」です。

引用元:教育目標・教育課程 東京都立小石川中等教育学校

中学校の特徴

東京都立小石川中等教育学校は、1918年に創立された東京府立第五中学校を母体とし、2006年に開校しました。幅広い教養と感性、語学力を身に付け、高い志をもち、自然科学など多様な分野で主体的に活躍できる人材を育成しています。「小石川教養主義」「理数教育」「国際理解教育」を重視した教育が特徴で、生徒は文系・理系混合のクラスで全教科・科目を学びます。6年間を通して課題研究に取り組む「小石川フィロソフィー」と呼ばれる授業があり、課題発見力、継続的実践力、創造的思考力を養うことができます。様々な大学との連携・共同研究を行っているため、高度な研究が可能です。また、国内外の理数系コンテストや国際系コンテストに積極的に参加し、多数の受賞実績があります。国内語学研修や海外語学研修に全員で参加するなど、国際交流も盛んです。少人数制・習熟度別による英語の授業や、オンライン英会話、英検やGTECの全員受験などを通して、高い英語力を身に付けることができるのも特徴です。このような学びによって、生徒は幅広い教養とともに、課題解決に必要な思考力・判断力・表現力を養いながら、勉強・行事・自治活動・部活動などの学校生活をバランスよく送ることができます。部活動については運動部が17、文化部が21、同好会が1あり、前期生と後期生がともに活動しています。

 

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