東京都立立川国際中等教育学校の中学入試情報・受験対策

※本記事は2022年5月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

東京都立立川国際中等教育学校の受験対策

難易度・偏差値

東京都立立川国際中等教育学校は、立川市にある男女共学の公立中等教育学校で、偏差値は63程度となります。卒業生は東京大学をはじめとする国公立大学や早慶上理、GMARCHなどの有名私立大学へ多数進学しています。高い進学実績と私立中学校と比較して学費が安いことで人気が高まっており、一般枠募集では倍率が4~5倍近くになっています。

入試の特徴・勉強のポイント

東京都立立川国際中等教育学校の入試は、一般枠と都立の中高一貫校の中で唯一設けられている海外帰国・在京外国人生徒枠があります。一般枠では適性検査Ⅰと適性検査Ⅱで試験が行われ、海外帰国・在京外国人生徒枠では面接と作文が課せられます。適性検査は必ず過去問に取り組み、出題される内容に慣れておきましょう。面接と作文は別途対策が必要となります。

 

東京都立立川国際中等教育学校の入試情報

〇一般枠募集

募集人員:男子65名 女子65名 計130名

 

検査方法
適性検査Ⅰ(45分・100点)
独自問題で実施する。文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる。

 

適性検査Ⅱ(45分・100点)
全問共同作成問題で実施する。資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などをみる。

 

検査等の取扱い
報告書点360点(満点) → 250点に換算
適性検査Ⅰの得点100点(満点) → 250点に換算
適性検査Ⅱの得点100点(満点) → 500点に換算
総合成績(得点合計の満点)1000点を一般枠募集の入学者の決定に用いる。

〇海外帰国・在京外国人生徒枠募集(一般枠との併願を含む)

募集人員:男女問わず30名

 

応募資格
※詳細は公式HPの生徒募集要項をご確認ください。

 

検査方法
面接(20分程度・400点)
日本語又は英語による面接で、志望の動機、意欲等を総合的にみる。面接の一部でパーソナル・プレゼンテーションを行う。

作文(45分・600点)
与えられたテーマに基づいた、日本語又は英語による作文で自分の考えを表現する力をみる。

 

検査等の取扱い
総合成績(得点合計の満点)1000点を海外帰国・在京外国人生徒枠募集の入学者の決定に用いる。

※志願者は、本校の海外帰国・在京外国人生徒枠募集と一般枠募集の両方に出願することができる。ただし、海外帰国・在京外国人生徒枠募集の合格者となった者は、一般枠募集を受検することはできない。

 

参照:令和4年度 東京都立立川国際中等教育学校 生徒募集要項

 

東京都立立川国際中等教育学校の科目別傾向と対策

適性検査Ⅰの傾向と対策

2000字程度の文章による大問1題形式で、大問1の中で読解問題2題と作文1題の構成となっています。記述問題が大半を占めているため、出題された文章の内容を正確に読み取り、自分の考えを適切に表現する必要があります。普段から字数制限内で要約する練習を行うなど対策を行いましょう。

適性検査Ⅱの傾向と対策

大問3題構成で、算数や理科、社会に関する問題となっています。図形問題や資料の読み取り問題などが出題されます。3教科に関する基礎知識は必ず身につけておきましょう。また記述力が求められる問題も含まれているため、時間配分を意識しながら過去問演習に取り組むことも大切です。

 

東京都立立川国際中等教育学校基本情報

公式サイト

東京都立立川国際中等教育学校学校:https://www.metro.ed.jp/tachikawa-s/

基本情報

創立年

2008年

生徒数

916名(2021年 高等部含む)

東京都立立川国際中等教育学校所在地情報

〒190-0012 東京都立川市曙町3-29-37

教育理念

立志の精神
国際社会に生きていく人としての自覚をもち、自ら志を立て、未来を切り開いていく力を育成する。

 

共生への行動
国際社会にあって、自己の考えを明確にもち、表現できる能力を養うとともに異なる文化を理解し、尊重する態度を育成する。

 

感動の共有
学校教育のあらゆる場において、生徒の主体性を重んじ、達成感、連帯感を育成する。

 

引用元:東京都立立川国際中等教育学校 学校からのメッセージ

中学校の特徴

東京都立立川国際中等教育学校は、洞察力と正しい判断力を身に付け、国際社会に貢献できる人材を育成しています。東京都教育委員会の「東京グローバル10」の指定校として国際教育・英語教育に力を入れており、実践的な英語コミュニケーション能力や、国際社会で活躍するための教養を養うことを重視しています。

海外帰国生徒や在京外国人生徒が多く、授業や行事、部活動などで日常的に国際感覚を身に付けることができます。海外姉妹校や留学生との交流もあり、希望者はホストファミリーになることが可能です。また、英語発表会やイングリッシュ・サマー・セミナー、米国エンパワーメント・プログラムなど英語関連の行事が多数用意されています。

カリキュラムについて、5年次までは、理系・文系関係なく全ての教科・科目を学べるように編成されており、幅広い教養を身につけることができます。授業では、主体的・対話的、習熟度別少人数指導による深い学びが展開されています。

部活動については、運動部が13、文化部が9あります。

 

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