法政大学国際高等学校の高校入試情報・受験対策

※2023年2月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

法政大学国際高等学校の受験対策

偏差値・難易度

法政大学国際高等学校は、横浜市鶴見区にある私立高校です。男女共学で、偏差値は69程度となります。2022年度の入試倍率は、コース・入試方式によって異なりますが、グローバル探究コースの〈B学科試験〉が最も高く約3.2倍となっています。付属校推薦制度(学力が一定の基準に達することで原則として全員が法政大学へ推薦される)を利用して、例年、多くの学生が法政大学へ進学している他、お茶の水女子大学や慶應義塾大学などの国公私立大学への合格実績もあります。

 

入試の特徴勉強のポイント

法政大学国際高等学校の入試は、受験するコースによって異なります。グローバル探究コースは、〈A 書類選考〉〈B 学科試験〉〈C 思考力入試〉〈D 帰国生・海外生入試〉の4つの方式、IBコースは〈D 帰国生・海外生入試〉〈E IB入試(自己推薦)〉の2つの方式に分かれています。方式によって選考方法なども異なるため、必ず募集要項を確認し、受験する方式に合った対策を行いましょう。〈C 思考力入試〉と〈E IB入試(自己推薦)〉は、入試概要も掲載されているため、出題形式を確認した上で、対策を行うことが大切です。

 

 

法政大学国際高等学校の科目別傾向と対策

数学の傾向と対策

例年、試験時間50分の大問4題構成です。大問1は式の計算や方程式、因数分解、平方根、図形、場合の数、確率、数列などの小問集合、大問2以降は単元ごとの出題となり、2次関数や図形問題が頻出傾向となっています。問題数はそれほど多くありませんが、標準~やや難レベルの問題で構成され難易度が高くなっているため、試験時間には注意が必要です。確実に解答できる問題から解き、その後、難度の高い問題に取り組むなど、問題の見極めが重要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておきましょう。

 

国語の傾向と対策

試験時間50分で、年度によって大問数や出題内容が異なります。過去4年間を取り上げると、2019年度は長文読解2題(どちらも論説文)、2020年度は長文読解2題(論説文・小説)、2021年度は漢字の独立問題1題と長文読解2題(論説文・随筆)、2022年度は長文読解2題(どちらも論説文)の構成となっています。大問2題の場合は、設問に漢字問題が含まれています。国語の総合的知識が必要となるため、普段からコツコツと学習し、語彙や文法、国語常識など多くの知識を身に付けておきましょう。また、複数年分の過去問や類似問題など様々な問題に取り組み、速読力や精読力なども養っておくことが大切です。

 

英語の傾向と対策

試験時間50分で、年度によって大問数や部分的に出題形式が異なります。2021年度の入試では、対話文や長文読解、空欄補充、語句整序、自由英作文などの大問5題構成、2022年度では長文読解4題の構成となり、空欄補充や語句整序、自由英作文が設問に含まれる形になりました。また、2016年~2020年度の試験には、リスニングが含まれています。問題文と設問ともに英文量が非常に多いため、試験時間には注意が必要です。単語の意味や発音、文法、イディオムなどの基本事項をしっかりと定着させ、複数年分の過去問や類似問題などさまざまな問題に取り組み、速読力や精読力などを養いましょう。

 

論述試験の傾向と対策

〈2023年度〉

試験時間90分で、設定されたテーマに対し、自らの考えを論述的に述べる形式となります。自分の考えたことを、自分の言葉で適切かつ分かりやすく表現する必要があります。基本的な文章の書き方や全体の構成などを意識しながら、様々なテーマでたくさん書くことが大切です。書いた文章は先生から添削指導を受けて、正しい言葉遣いや記述力、表現力などを身につけましょう。

 

日本語小論文試験の傾向と対策

〈2023年度〉

試験時間50分で、「読解や内容についての分析、問題文についての自己の意見や批評を論述させる問題」が1題出題され、800~1000字程度の小論文を作成します。2000~4000字程度の評論やエッセイ、小説などが引用課題として掲載されています。問題文を正確に読み取り、自分の考えを自分の言葉で正確かつ分かりやすく述べる必要があります。基本的な書き方を押さえ、字数制限を意識しながら、実際に小論文を書く練習を行いましょう。

 

英語小論文試験の傾向と対策

〈2023年度〉

試験時間は50分です。グローバルまたは身近な社会的問題について述べた短い英文の一節を読み質問に答える形式で、Part Aでは内容についての理解を問う問題が、Part Bでは設問に対して論述によって答える問題が出題されます。単語や文法、イディオムなどの基本事項の定着はもちろんのこと、普段から社会的な問題についての最低限の知識を身に付け、理解しておく必要があります。

 

数学能力適性検査の傾向と対策

〈2023年度〉

試験時間50分で、従来の〈B 学科試験〉と同様の形式で出題されます。各分野とも基礎をしっかりと身に付け、〈B 学科試験〉の複数年分の過去問演習などに取り組みましょう。

 

 

法政大学国際高等学校基本情報

公式サイト

法政大学国際高等学校:https://kokusai-high.ws.hosei.ac.jp/

基本情報

創立年

1949年

法政大学国際高等学校 所在地情報

〒230-0078 神奈川県横浜市鶴見区岸谷1-13-1

教育理念

「地球市民」であれ

引用:教育理念

高校の特徴

法政大学国際高等学校は、『主体的に学び、考え、行動し、多様な他者とつながる21世紀の地球市民(グローバルシチズン)を育てる』ことを目標としています。「IB(国際バカロレア)コース」と「グローバル探究コース」が設置されており、アクティブ・ラーニングの活性化や語学教育・海外研修の充実などを通して、「自由を生き抜く実践知」を追究しています。IBコースでは、所定の単位を修得することで高等学校の卒業資格が、国際バカロレア機構が主催する認定試験で所定の成績を収めることによりIBディプロマ資格が授与されます。グローバル探究コースには、独自の哲学的探究カリキュラム〈地球市民Ⅰ・Ⅱ〉が設置されています。科目の学びを横断した「6つの視点」の講座の中から1講座受講し、卒業エッセイ・卒業研究などの課題研究に取り組みます。

 

 

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