大学入試情報・受験対策
東京慈恵会医科大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
東京慈恵会医科大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
東京慈恵会医科大学医学部の偏差値は学科によって異なり、医学科が70.0程度、看護学科が50.0程度です。2022年度の入試競争倍率は、医学科が約6.8倍、看護学科が約2.5倍となり、医学科の倍率が高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
東京慈恵会医科大学医学部の入試は、大学独自の試験のみで行われます。医学科の一次試験は理科・数学・英語の3科目の学力試験、二次試験は面接(MMI形式)と小論文が課されます。試験の難易度はやや難~難しいレベルのため、入念な準備が必要です。看護学科の一次試験は国語・数学・理科・英語の4科目の学力試験、二次試験では面接が課されます。基礎から丁寧に学習し、標準問題・典型問題は確実に解答できるようにしておきましょう。
東京慈恵会医科大学医学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
〈看護学科〉
試験時間60分で、出題範囲は国語総合と現代文Bとなり、古文・漢文は出題されません。解答形式は全て記述式です。難易度はそれほど高くなく、基礎的なレベルの問題が多くなっています。複数年分の過去問や大学入学共通テスト、他大学の過去問も有効的に学習に取り入れましょう。
数学の試験傾向と対策
〈医学科〉
試験時間90分で、大問4題構成です。出題範囲は数学Ⅲまで含まれており、数学Ⅲを中心に微分積分や極限、確率、ベクトルなどが出題されます。大問1は比較的易しい小問集合のため、確実に解答する必要があります。微分積分が最も重要な分野となるため、素早く正確な計算力を身につけ、高いレベルの演習問題に取り組みましょう。時間配分や出題傾向などを把握するために、複数年分の過去問に挑戦することが大切です。
〈看護学科〉
試験時間60分の大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅰと数学Aのみです。大問1は比較的易しい小問集合のため、確実に解答する必要があります。必ず複数年分の過去問に取り組み、時間配分や出題傾向などを把握しておきましょう。
英語の試験傾向と対策
〈医学科・看護学科〉
試験時間60分で大問3~4題構成ですが、近年大問数は変化しています。出題構成は長文読解が中心となり、医学部らしい内容の問題が多くなっています。単語やイディオムは高いレベルまで身につけ、医療系のテーマを扱った英文を読んでおくことが大切です。長文読解の中に英作文が含まれるため、英作文の対策も行いましょう。試験時間が短いため、時間配分には注意が必要です。
※看護学科のみ 英語資格・検定試験の本学科基準以上のスコア保持者は、英語の試験が免除となります。
理科の試験傾向と対策
〈医学科〉
試験時間120分で、物理・化学・生物の3科目から2つを選択して受験します。
物理:大問3題構成で、力学、電磁気、波動、熱力学、原子の分野から出題される傾向があります。標準レベルの問題が中心ですが、あまり見られない問題が出題されるため、難易度は高めとなります。基礎知識を定着させ、レベルの高い応用問題で演習を積み、応用力を鍛えておきましょう。
化学:大問4題構成で、非常に高難度の試験となります。幅広い分野から満遍なく出題され、融合問題も多く出題されます。問題量も多く試験時間に余裕はないため、問題の取捨選択も重要となります。複数年分の過去問に加え、レベルの高い他大学の過去問にも挑戦し、実践的な演習を重ねましょう。
生物:大問4題構成で、幅広い分野から満遍なく出題されます。標準レベルの問題が中心のため、正確な知識を身につけ、演習を積み重ねることが大切です。物理・化学の試験時間が厳しいことから、生物では試験時間を使い過ぎないように心がけましょう。
〈看護学科〉
試験時間60分で、化学・生物の2科目から事前に選択した1科目を受験します。解答形式は全て記述式で、化学は化学基礎から、生物は生物基礎から出題されます。得意分野を選択肢、基礎からしっかりと学習した上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
面接の試験傾向と対策
〈医学科〉
面接試験は、Multiple Mini Interview(MMI)形式で行われます。MMI形式とは個人面接の一種で、複数のテーマ別の面接室を回り、それぞれで独立した課題を用いた面接を行い評価されます。テーマの内容は、志望理由や調査書の内容、時事問題、グラフの読み取りなど様々です。その場での対応力が求められるため、事前に対策を行うことが大切です。
〈看護学科〉
看護学部などの面接でよく聞かれる質問「志望動機や意欲」「看護師像」「受験生自身の経歴や特徴」などに対する答えを事前に準備し、先生や家族に協力してもらい模擬面接に取り組みましょう。
小論文の試験傾向と対策
〈医学科〉
例年、試験時間60~120分で、字数は1,200~2,400字で設定されています。与えられた資料を読み、自分でテーマを設定し、テーマに沿って自分の考えを述べる必要があります。出題形式に慣れるために必ず過去問に挑戦し、作成した小論文は学校や塾の先生から添削指導を受けましょう。
東京慈恵会医科大学医学部基本情報
公式サイト
東京慈恵会医科大学医学部
医学科:http://www.jikei.ac.jp/univ/igaku/
看護学科:http://www.jikei.ac.jp/univ/nurse/
基本情報
創立年
1921年
生徒数
890人(2023年05月時点)
教育理念
医学科教育理念:-医学は 学と術と道とより成る-
引用元:教育理念|東京慈恵会医科大学
医学部看護学科
人間の尊厳に基づいた心豊かな人間性を形成し、専門的・社会的要請に応じられる看護の基礎的能力を養い、看護学の発展に貢献できる創造性豊かな資質の高い看護実践者を育成する。
引用元:教育理念・教育目標 -医学部看護学科|東京慈恵会医科大学
東京慈恵会医科大学医学部の特徴
東京慈恵会医科大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されています。 医学科では、医学に関する知識・技術だけではなく、医師として適切な態度と行動や、論理的・科学的判断力を身につけることを目指します。カリキュラムはコース・ユニット制で、〈基礎系臓器別統合カリキュラム〉と〈臨床系臓器別統合カリキュラム〉の2巡構造となっています。 看護学科は、医学科との連携による統合的な教育を行っておりいます。医学科との共修科目を重視するとともに、グループワークや演習形式を多く取り入れた少人数教育を実践しています。
東京慈恵会医科大学医学部キャンパス情報
西新橋キャンパス
学部:本部・医学部(医学科2年次以降)
住所:〒105-8461 東京都港区西新橋3丁目25の8
国領キャンパス
学部:医学部(医学科1年次・看護学科)
住所:〒182-8570 東京都調布市国領町8丁目3の1
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