大学入試情報・受験対策
東京海洋大学海洋生命科学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
東京海洋大学海洋生命科学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
東京海洋大学海洋生命科学部の偏差値は、学科によって異なり52.5~55.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.53~5.35倍で、海洋生物資源学科の後期日程が最も高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
東京海洋大学海洋生命科学部の入試は、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜・私費外国人留学生特別入試の大きく4種類となります。一般選抜は前期日程と後期日程に分かれており、大学入学共通テストと個別学力検査の成績、調査書の内容を総合して合否判定を行います。試験内容について、海洋生物資源学科と食品生産科学科の前期日程は、大学入学テストが5教科7科目、個別学力検査が数学と理科の2科目、後期日程は大学入学共通テストが3教科4科目、個別学力検査が小論文のみとなります。海洋政策文化学科は、前期日程の大学入学共通テストが3パターン(5教科7科目、5~6教科8科目、5~6教科7科目)のいずれかと個別学力検査が数学と理科のいずれか1科目と小論文が課されます。後期日程は大学入学共通テストが3教科3科目、個別学力検査が小論文のみとなります。配点は、どの学科も大学入学共通テストの方が高めに設定されているため、優先的に学習すると良いでしょう。その他の入試方式などの詳細は募集要項で確認し、自分に合った入試方式を選択することが大切です。
東京海洋大学海洋生命科学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
試験時間120分の大問5題構成で、解答形式はすべて記述式となります。数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列・ベクトル)のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。2023年度は関数の極値、放物線と図形、ベクトル、確率、三角比などに関する問題が出題されました。全体的な難易度は標準レベルとなりますが、出題形式がやや特徴的な問題も含まれるため注意が必要です。また、試験時間が長いため、集中力を切らさないようにすることが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。
〈海洋資源環境学部と同様〉
理科の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜》
試験時間120分で、物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物のいずれか1科目を選択して受験します。
◎物理基礎・物理
大問6題構成で、解答形式はすべて記述式となります。物理基礎・物理のすべての範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習する必要があります。各大問につき4~5問程度の小問が設置されており、計算や図示、語句解答、過程の記述が必要な問題など、設問内容は多岐にわたります。問われている内容をしっかりと理解した上で、解答することを心がけましょう。また、実験を題材とした問題が多く出題されるため、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておくことが重要となります。
◎化学基礎・化学
大問5題構成で、解答形式は一部選択式を含むものの大半は記述式となります。化学基礎・化学のすべての範囲から出題されるため、無機・有機・理論化学のそれぞれの分野の重要な事象や代表的な実験問題についてはしっかりと押さえておく必要があります。単純に知識を問うような問題ではなく、結論に対する理由説明や、化学反応式、構造式、計算式などを記述する問題が出題されます。各分野の基礎知識を身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておくと良いでしょう。
◎生物基礎・生物
大問5題構成で、解答形式は選択式と記述式となります。特に、30字以内や80字以内などで説明する問題が複数出題されるため、分かりやすく簡潔に述べる練習が必要です。出題範囲は、生物基礎・生物のすべての範囲となるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習しましょう。また、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておくことも大切です。
〈海洋資源環境学部と同様〉
小論文の試験傾向と対策
《2023年度 一般選抜 前期日程(海洋政策学科)》
試験時間90分で、与えられた3つの文章を読み、6つの設問に解答します。設問内容は、20字以上30字以内と80字以上100字以内の抜き出し問題、80字以上100字以内の要約問題、100字以上150字以内の説明問題となります。課題文の内容を正確に読み取り、指定文字数内で簡潔にまとめる力が必要です。小論文の基本の書き方をマスターし、たくさんの演習問題に取り組むことで、読解力や記述力を養いましょう。
《2023年度 一般選抜 後期日程》
試験時間120分で、大問2題構成となります。それぞれ文章が与えられ、大問1は4つの設問、大問2は3つの設問に解答します。大問1は、それぞれ80字以内、100字以内、260字以内で自分の考えを記述する問題と160字以内で理由説明をする問題となります。大問2は、選択式の適語補充問題と160字以内で理由説明する問題、360字以内で自分の考えを記述する問題が出題されます。小論文の基本の書き方を身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておくと良いでしょう。
〈海洋資源環境学部と同様〉
東京海洋大学海洋生命科学部基本情報
公式サイト
東京海洋大学海洋生命科学部:https://www.kaiyodai.ac.jp/faculty/s/#gsc.tab=0
基本情報
創立年
2003年
生徒数
751人(2022年5月1日時点)
教育理念
(海洋生命科学部の教育研究上の目的)
第2条 海洋生命科学部においては,海洋を含めた水圏に生息する多様な生物の資源としての保全・利用やそれらに関するバイオテクノロジー,食料の利用・加工,海洋政策や文化に関心と興味を持ち,これらに係わる諸課題を追求し,解決するための行動力とグローバル化への対応力を身につけた高度専門職業人を養成するとともに,これらの諸課題に係わる基礎から応用に至るまでの研究を行うことにより,人類社会の発展に貢献することを教育研究上の目的とする。
引用元:東京海洋大学の学部及び学科における教育研究上の目的に関する規則
東京海洋大学海洋生命科学部の特徴
東京海洋大学海洋生命科学部は、【海洋生物資源学科】【食品生産科学科】【海洋政策文化学科】で構成されています。
【海洋生物資源学科】河川・湖沼から深海まで、広く水に生きる生物を対象として、生態系のなかで生物多様性を保全しつつ、持続的に利用するための「生命科学」と「資源生物学」について幅広く教育・研究しています。漁業科学実習や遺伝子工学実験、水族養殖・育種学実習など多様な実験・実習を実施しています。
【食品生産科学科】化学、微生物学、物理学などの視点から、安全で信頼性の高い食品を持続的に供給するための理論と技術を学びます。経営・流通についても学ぶことができ、原料から製品を製造して消費されるまで、食をトータルにプロデュースする力を身につけることができます。
【海洋政策文化学科】「政策」「産業」「文化」という3つの切り口から、海洋・沿岸域の未来を構想する日本随一の学科となっています。全国各地の漁村や水産都市を訪問し、聞き取り調査を行う「水産調査」や「マリンスポーツ実習」など、特徴的な実習が多数用意されています。
東京海洋大学海洋生命科学部キャンパス情報
品川キャンパス
住所:〒108-8477 東京都港区港南4-5-7
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