大学入試情報・受験対策
京都大学工学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
京都大学工学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
工学部の偏差値は学科ごとに異なりますが62.5~67.5程度で、京都大学の学部内では標準的となります。学科では地球工学科と工業化学科の偏差値が最も低いですが、どの学科も共通テストの得点率は8割程度が合格の目安となっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
京都大学工学部の入試は、どの科目も出題範囲が広いため、広範囲をまんべんなく学習し読解力や思考力を養う必要があります。数学と理科の配点が最も高く、次いで英語が高くなっているため、過去問を活用し、より重点的に学習しましょう。個別学力試験の配点が8割程度を占めているので、共通テスト対策と並行して個別学力試験の対策も行いましょう。
京都大学工学部の科目別傾向と対策
国語の試験傾向と対策
例年、現代文2つと古文1つの構成になっており、設問ごとの解答欄が大きな枠になっていることが特徴です。現代文では随筆分が出題されるので、さまざまな文章を読んで随筆の形に慣れておきましょう。演習で出てきた語句で分からないものは都度確認し、知識として習得することに努めましょう。古文の現代語訳は、しっかりと逐語訳ができるかがポイントです。また、頻出である和歌の問題は、参考書で修辞法や背景知識を確認したうえで演習を重ねましょう。
※総合人間学部・文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・薬学部・工学部・農学部と同様
数学の試験傾向と対策
小問が少なく、発想力や思考力を問う問題が出題されるため応用力が必須です。確率や整数問題、微積、極限など頻出の分野もありますが、最低限どの分野も偏りなく基礎ができる状態にしておく必要があります。また、微積では計算量の多い問題が出題されるので、問題集を解き込み計算力を養いましょう。
※理学部・薬学部・農学部と同様
英語の試験傾向と対策
テーマが難しく、通常の読解も難しいような長文から出題される和訳問題や、日本語の英訳問題が特徴的です。年度によっては、自由英作文や選択式問題、要約問題なども出題されています。長文に使用されている単語が非常に難解なので、単語を調べる際は複数の意味と使い方まで確認し語彙力を養いましょう。また、直訳だと日本語としてぎこちないので、内容はそのままで違和感のない日本語に和訳できるよう演習を重ねましょう。基本を固めたうえで、速読力と読解力を向上させるため問題演習を繰り返し行いましょう。
※総合人間学部・文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・薬学部・工学部・農学部と同様
理科の傾向と対策
物理:解答形式は一部記述もありますが、おおかたは穴埋め形式となります。力学と電磁気学が頻出で、高校物理の範囲を逸脱した問題は出題されませんが難度は高いです。また、数学内容の三角関数が苦手な人は京大物理の頻出範囲が弱点になってしまうため、仕組みをしっかり理解しておきましょう。
化学:例年大問4大構成で、理論化学・無機化学から1題ずつ、有機化学から2題出題されます。有機化学の配点が高く、構造決定問題が頻出なのでしっかりとした対策が必要です。どの分野も知識を蓄えることが必須です。参考書や過去問、他の難関大学の入試問題で得た知識をアウトプットできるよう訓練を重ねましょう。
京都大学工学部基本情報
公式サイト
京都大学工学部:https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja
基本情報
創立年
1897年
生徒数
4,259人(2021年05月時点)
教育理念
学問の基礎や原理を重視して自然環境と調和のとれた科学技術の発展を図るとともに、高度の専門能力と高い倫理性、ならびに豊かな教養と個性を兼ね備えた人材を育成する
引用元:教育ポリシー
京都大学工学部の特徴
京都大学工学部は1897年(明治30年)に設置された理工科大学を起源とし、現在6学科を有する学部となります。1.2年次は全学共通科目を講義以外にもゼミ、購読、実験などさまざまな形で履修し、基礎学力を養います。進級するごとに専門科目が増え、4年次では特別研究に取り組みます。また専門分野の研究能力を養うことを目的として、一部の研究科では成績優秀者に限り学部第3学年から大学院修士課程への出願資格を認めています。
京都大学工学部キャンパス情報
吉田キャンパス
学部:文学部・教育学部・法学部・経済学部・工学部
住所:〒606-8501 京都市左京区吉田本町
オンライン家庭教師WAMの京都大学工学部受験対策
京都大学工学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。
専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、京都大学工学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。
また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。