総合型・学校推薦型で
香川大学
に合格するための
入試傾向・対策

①世界水準の専門性の高い学問を学び、研究活動を実践するための幅広い基礎的知識・技能

②創造的で人間性豊かに課題を探求し、論理的にまとめる思考力・判断力・表現力

③主体的に多様な背景を持つ他者と関わり、協働して問題解決に取り組む主体性・多様性・協働性

④専門分野に対する興味関心を持ち、切磋琢磨する関心・意欲・態度

⑤複雑で多様な国際社会や地域社会への貢献において、自己が果たすべき役割や倫理観・社会的責任を理解できる能力

香川大学に総合型・学校推薦型で合格するためには、まずはどのような入試方式があるのかを把握することが重要です。
自分が学びたい学部・学科の入試方式から調べてもよいですし、合格の可能性が高い方式を選ぶのも一つの戦略です。
ここでは、香川大学における総合型・学校推薦型の学部・学科別の入試情報をご紹介します。

2-1.教育学部/法学部/経済学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅰ（大学入試共通テストを課さない）

出願資格

【共通】

・高等学校を2025年3月に卒業見込みの者又は高等専門学校の第3学年を2025年3月に修了見込みの者

・学業成績、人物ともに優秀で、学校長が責任をもって推薦できる者

・合格した場合は、入学を確約できる者

 

【小学校教育コース】

・調査書の全体の学習成績の状況が3.8以上

 

【法学部】

・調査書の学習成績概評がB段階以上

 

【経済学部】

・調査書の「国語」・「地理歴史」・「公民」・「数学」・「理科」・「外国語」の6教科のうち、4教科の学習成績の状況が4.0以上

試験内容

【共通】
小論文・面接
 

【教育学部】
口頭試問
 

※出願書類※
推薦書
調査書
志望理由書
活動報告書
エッセイ（教育学部香川県教員希望枠）
資格証明書等

2-2.法学部/創造工学部/農学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入試共通テストを課す）

出願資格

・高等学校を2025年3月に卒業見込みの者又は高等専門学校の第3学年を2025年3月に修了見込みの者*

・学部に対する明確な志向と勉学意欲を持つとともに、学業成績、人物ともに優れ、調査書の学習成績概評がB段階以上で、学校長が責任をもって推薦できる者

・合格した場合は、入学を確約できる者

＊農学部：2024年3月に卒業した者も可

試験内容

調査書・志望理由書・大学入学共通テスト

2-3.経済学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入試共通テストを課す）

出願資格

【推薦ⅠA】

・高等学校を2025年3月に卒業見込みの者又は高等専門学校の第３学年を2025年3月に修了見込みの者

・人物的に優れ、勉学意欲が旺盛であり、調査書の「国語」・「地理歴史」・「公民」・「数学」・「理科」・「外国語」の6教科のうち、4教科の学習成績の状況が4.0以上で、学校長が責任をもって推薦できる者

・合格した場合は、入学を確約できる者

 

【推薦ⅡB】

・高等学校の農業、水産、工業、商業、家庭、厚生、商船、美術、音楽など本学が専門教育を主とすると認める学科を2025年3月に卒業見込みの者又は高等専門学校の第３学年を2025年3月に修了見込みの者

・人物的に優れ、勉学意欲が旺盛であり、調査書の「国語」・「地理歴史」・「公民」・「数学」・「理科」・「外国語」の6教科のうち、4教科の学習成績の状況が4.0以上で、学校長が責任をもって推薦できる者

・合格した場合は、入学を確約できる者

試験内容

調査書・大学入学共通テスト

2-4.医学部医学科

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入試共通テストを課す）

出願資格

・高等学校を2023年4月以降に卒業した者及び2025年3月に卒業見込みの者

・高等学校における学習成績が優秀で、かつ、調査書の全体の学習成績の状況が4.0以上の者

・高等学校において、物理、化学及び生物（理数科等にあっては、理数物理、理数化学及び理数生物）のうちから2科目以上、数学Ⅲ、数学A及び数学B（理数科等にあっては、理数数学Ⅰ及び理数数学Ⅱ）並びに英語コミュニケーションⅢ及び論理・表現Ⅱを履修（見込みを含む。）した者

・合格した場合は、入学を確約できる者

 

「地域枠（学校推薦）」
医学部医学科の要件すべてに該当し、かつ、次の要件すべてに該当する者

・香川県内の高等学校を2023年４月以降に卒業した者及び2025年３月に卒業見込みの者

・2024年度に本学で実施する地域医療セミナーを受講した者

・「香川県医学生修学資金」の貸付けを受ける者

・将来、県が別途定める医療機関（香川県内の公立病院等）で一定期間（9年間）、医師の業務に従事する意志のある者

試験内容

推薦書・調査書・小論文・面接・大学入学共通テスト

2-5.教育学部/農学部

入試方式

総合選抜型入試Ⅰ

出願資格

・高等学校を卒業した者及び2025年3月卒業見込みの者又は高等専門学校の第3学年を修了した者及び2025年3月修了見込みの者

・通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び2025年3月修了見込みの者

・学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び2025年3月31日までにこれに該当する見込みの者

・合格した場合は、入学を確約できる者

試験内容

第1次選抜（共通）
書類選考
 

第2次選抜
（教育学部）
グループ・ディスカッション、個人面接・調査書等の評価、口頭試問もしくは実技試験
 
（農学部）
授業理解力テスト、面接

2-6.創造工学部

入試方式

総合選抜型入試Ⅰ

出願資格

・高等学校を卒業した者及び2025年3月卒業見込みの者又は高等専門学校の第３学年を修了した者及び2025年3月修了見込みの者

・通常の課程による12年の学校教育を修了した者及び2025年3月修了見込みの者

・学校教育法施行規則第150条の規定により高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者及び2025年3月31日までにこれに該当する見込みの者

・合格した場合は、入学を確約できる者

試験内容

第1次選抜（共通）
書類選考
 

第2次選抜
●造形・メディアデザイン
課題から製作した作品に関するプレゼンテーション、面接
 
●建築・都市環境
プレゼンテーション、口頭試問、面接
 
●防災・危機管理
プレゼンテーション、面接
 
●情報／人工知能・通信ネットワーク／機械システム
口頭試問、面接
 
●材料物質科学
自由研究ポスタープレゼンテーション、面接

※掲載情報は一部抜粋になります。また、情報が変更されている可能性がございます。詳しくは、大学の公式ホームページ等をご確認ください。

総合型・学校推薦型選抜は、学部ごとに出願資格・試験内容が異なります。さらに一般入試のように過去問題集があるわけでもないので対策が難しい選抜方法となります。
 
では、どうすれば合格できるのでしょうか。
いくつかポイントをご紹介します。
 

ポイント①　対策は高校1年生から

総合型選抜や学校推薦型選抜の多くは、高校3年間の成績や生活態度、活動実績などを評価対象にしています。
 
そのため、高校3年生の夏に総合型選抜や学校推薦型選抜を希望しても志望校の出願条件を満たせていない、といったことが起こりえます。そしてこれは挽回したくてもできないものです。
 
大学進学を視野に入れている人は、どこの大学の選抜入試にも対応できるように入学時からいい成績をキープできるようにしっかりと勉学に励むことが大切です。
 
特に学校推薦型選抜では、出願資格として評定平均値の基準が明記されていることがほとんどです。定期テストの成績はもちろん、提出物や授業中の態度なども含めて、日頃からしっかりと取り組んでおきましょう。
 
また、部活動や課外活動などにも積極的に取り組み、自己アピールできるような内容を作っておきましょう。
 
活動に関しては、実績がなくても大丈夫です。どのように取り組んだか、何を頑張ったかをしっかりと伝えることが大切です。
 

ポイント②　志望校の傾向を把握する

面接や小論文にはっきりとした傾向はないと思われがちですが、大学側の求める人物というのはアドミッションポリシーに明確に描かれています。
 
香川大学がどんな人物を求めているのかをしっかりと分析し、香川大学に合わせた対策をすることが重要です。
 
パンフレットや先輩の体験談、オープンキャンパスなども積極的に活用し、香川大学および志望する学部についてしっかりと理解しましょう。
 
アドミッションポリシーは学部ごとに定められている場合もあります。行きたい学部が明確になったら学部のアドミッションポリシーも確認しましょう。
 
また、志望分野に対する基礎知識は身につけておきましょう。関係のありそうな時事問題についても目を通しておくといいでしょう。
それらを落とし込み、論理的かつ自分らしい意見を伝えられるように練習を重ねましょう。
 

ポイント③　自己分析を行う

自分の強みや高校生活でなにを経験しなにを学んだかなど、自分についてしっかりと分析し、言葉（文字）にできるようになりましょう。
 
学力が問われる一般入試とは違い、総合型選抜、学校推薦型選抜ともに「自分自身を伝える力」が最も重要となります。
 
なぜ香川大学の学部を選んだのか、将来どのようになりたいのか、そのために香川大学で何を学びたいのかなども明確にしておくことが大切です。
 

ポイント④　学校や塾に頼る

総合型選抜や学校推薦型選抜の対策を一人で行うのはとても大変です。時には第三者の目線が必要な場合もありますし、面接の練習は一人ではできません。
 
普段の勉強は問題ないという人も、小論文や面接については選抜入試に対する知識がある人に頼るとよいでしょう。