総合型・学校推薦型で
岐阜大学
に合格するための
入試傾向・対策

1. 知的好奇心にあふれ，自ら進んで学ぼうとする人
2. さまざまな見方や論理的な考え方ができる人
3. 相手の意見を聴き，自分の考えを伝えることができる人
4. 積極的に課題を探求しようとする人
5. これからの地域や国際社会で活躍したい人

岐阜大学に総合型・学校推薦型で合格するためには、まずはどのような入試方式があるのかを把握することが重要です。
自分が学びたい学部・学科の入試方式から調べてもよいですし、合格の可能性が高い方式を選ぶのも一つの戦略です。
ここでは、岐阜大学における総合型・学校推薦型の学部・学科別の入試情報をご紹介します。

2-1.地域科学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅰ

出願資格

① 高等学校の専門学科又は総合学科、及び特別支援学校高等部を卒業見込みの者

② 学校長が責任を持って推薦できる者で、かつ合格した場合入学することを確約できる者

③ 調査書の学習成績概評がA段階の者

試験内容

・出願書類

・小論文

・面談

2-2.医学部看護学科

入試方式

学校推薦型選抜Ⅰ

出願資格

① 高等学校を卒業見込みの者または文部科学大臣が高等学校と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了または修了見込みの者

② 学校長が責任を持って推薦できる者で、かつ合格した場合入学することを確約できる者

③ 調査書の学習成績概評がA段階の者

試験内容

・出願書類

・小論文

・面談

2-3.応用生物科学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅰ

出願資格

【応用生命科学課程／生産環境科学課程】

① 高等学校の専門学科又は総合学科、及び特別支援学校高等部を卒業見込みの者または文部科学大臣が高等学校と同等の課程を有するものとして認定した在外教育施設の当該課程を修了または修了見込みの者

② 学校長が責任を持って推薦できる者で、かつ合格した場合入学することを確約できる者

③ 調査書の学習成績概評がA段階の者

試験内容

・調査書

・小論文

・面談

2-4.教育学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入学共通テストを課す）

出願要件

・合格した場合には入学を確約できる者

・調査書の学習成績概評がB段階以上の者

　※数学教育講座に出願する場合は、数学について履修指定科目あり

・岐阜県内の教員として活躍したいという確たる志望理由がある者

試験内容

・学修計画書、推薦書、調査書

・音楽履歴書（音楽教育）、作品（美術教育）、運動歴調書（保健体育）

・大学入学共通テスト

・面接

2-5.地域科学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入学共通テストを課す）

出願要件

・合格した場合には入学を確約できる者

試験内容

・志望理由書、推薦書、調査書

・大学入学共通テスト

・面接

2-6.医学部医学科

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入学共通テストを課す）

出願要件

【地域枠推薦 岐阜県コース／地域医療コース】

1. 令和7年3月に高校を卒業見込み、または令和6年3月に卒業した者で、次のいずれかに該当する者

① 岐阜県内の高校に在学している。

② 他県の高校に在学していたが、3年間岐阜県に居住し通学していた者

2. 合格した場合には入学を確約できる者

3. 調査書の学習成績概評がA段階の者で以下のことを確約する者

① 入学後、岐阜県医学第1種修学資金を受給すること。

② 卒業後は、2年間の初期臨床研修を岐阜県内（地域医療コースは原則出身圏域）で行い、その後岐阜県内の医療機関等で一定の期間、指定されたプログラムで業務に従事すること。

4. 地域医療コースは以下の要件を満たす者

① 出願時、志願者本人が対象市町村地域に居住している若しくは扶養する者が志願者高校在学中の3年間対象市町村に居住している者

② 該当市町村長の推薦を受けた者

試験内容

・志望理由書、推薦書、調査書

・大学入学共通テスト

・面接

・小論文

2-7.工学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入学共通テストを課す）

出願要件

・合格した場合には入学を確約できる者

・普通科・理数に関する学科又は工業に関する学科を卒業又は卒業後1年以内の者

・調査書の学習成績概評がB段階以上の者で、数学・外国語・理科いずれかの1教科の評定平均値が4.0以上の者

試験内容

・志望理由書、推薦書、調査書

・大学入学共通テスト

・面接

2-8.応用生物科学部

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入学共通テストを課す）

出願要件

・合格した場合には入学を確約できる者

試験内容

・志望理由書、推薦書、調査書

・大学入学共通テスト

・面接

・小論文

2-9.社会システム経営学環

入試方式

学校推薦型選抜Ⅱ（大学入学共通テストを課す）

出願要件

・合格した場合には入学を確約できる者

試験内容

・志望理由書、推薦書、調査書

・大学入学共通テスト

・面接

・小論文

※掲載情報は一部抜粋になります。また、情報が変更されている可能性がございます。詳しくは、大学の公式ホームページ等をご確認ください。

総合型・学校推薦型選抜は、学部ごとに出願資格・試験内容が異なります。さらに一般入試のように過去問題集があるわけでもないので対策が難しい選抜方法となります。
 
では、どうすれば合格できるのでしょうか。
いくつかポイントをご紹介します。
 

ポイント①　対策は高校1年生から

総合型選抜や学校推薦型選抜の多くは、高校3年間の成績や生活態度、活動実績などを評価対象にしています。
 
そのため、高校3年生の夏に総合型選抜や学校推薦型選抜を希望しても志望校の出願条件を満たせていない、といったことが起こりえます。そしてこれは挽回したくてもできないものです。
 
大学進学を視野に入れている人は、どこの大学の選抜入試にも対応できるように入学時からいい成績をキープできるようにしっかりと勉学に励むことが大切です。
 
特に学校推薦型選抜では、出願資格として評定平均値の基準が明記されていることがほとんどです。定期テストの成績はもちろん、提出物や授業中の態度なども含めて、日頃からしっかりと取り組んでおきましょう。
 
また、部活動や課外活動などにも積極的に取り組み、自己アピールできるような内容を作っておきましょう。
 
活動に関しては、実績がなくても大丈夫です。どのように取り組んだか、何を頑張ったかをしっかりと伝えることが大切です。
 

ポイント②　志望校の傾向を把握する

面接や小論文にはっきりとした傾向はないと思われがちですが、大学側の求める人物というのはアドミッションポリシーに明確に描かれています。
 
岐阜大学がどんな人物を求めているのかをしっかりと分析し、岐阜大学に合わせた対策をすることが重要です。
 
パンフレットや先輩の体験談、オープンキャンパスなども積極的に活用し、岐阜大学および志望する学部についてしっかりと理解しましょう。
 
アドミッションポリシーは学部ごとに定められている場合もあります。行きたい学部が明確になったら学部のアドミッションポリシーも確認しましょう。
 
また、志望分野に対する基礎知識は身につけておきましょう。関係のありそうな時事問題についても目を通しておくといいでしょう。
それらを落とし込み、論理的かつ自分らしい意見を伝えられるように練習を重ねましょう。
 

ポイント③　自己分析を行う

自分の強みや高校生活でなにを経験しなにを学んだかなど、自分についてしっかりと分析し、言葉（文字）にできるようになりましょう。
 
学力が問われる一般入試とは違い、総合型選抜、学校推薦型選抜ともに「自分自身を伝える力」が最も重要となります。
 
なぜ岐阜大学の学部を選んだのか、将来どのようになりたいのか、そのために岐阜大学で何を学びたいのかなども明確にしておくことが大切です。
 

ポイント④　学校や塾に頼る

総合型選抜や学校推薦型選抜の対策を一人で行うのはとても大変です。時には第三者の目線が必要な場合もありますし、面接の練習は一人ではできません。
 
普段の勉強は問題ないという人も、小論文や面接については選抜入試に対する知識がある人に頼るとよいでしょう。