高校入試情報・受験対策
樟蔭高等学校の高校入試情報・受験対策
※本記事は2023年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
樟蔭高等学校の受験対策
偏差値・難易度
樟蔭高等学校は、大阪府東大阪市にある併設型の私立中高一貫女子校です。偏差値はコースによって異なり48~55程度で、国公立大学・難関私立大学・中堅私立大学など希望進路の100%実現をめざす国際教養コースが最も高くなっています。系列の大阪樟蔭女子大学のほか、大阪大学、関関同立、産近甲龍などの4年制大学への合格者を多数輩出しています。
入試の特徴・勉強のポイント
樟蔭高等学校の入試は、一般入試、SHOINキャリア入試、CSクラス特別入試の3種類と1.5次入試、2次入試があります。入試方式によって募集コースや試験内容が異なり、3教科または5教科の学科試験や作文、面接などが課されます。1.5次入試と2次入試は、国語、数学、英語の3教科の学科試験で合否判定を行います。また、一般入試では様々な優遇制度があるため、募集要項で詳細を確認しておくことが大切です。公式HPに昨年度分の過去問と解答・解説が掲載されているため、学習の参考にしましょう。
樟蔭高等学校の入試情報
入試科目・配点
【一般入試】
《募集コース》
国際教養コース/身体表現コース/総合コース
《試験内容》
国際教養コース:3教科型受験(国数英)または5教科型受験(国数英理社)のいずれかを選択
国際経コース以外:3教科型受験(国数英)
国語、数学、英語(リスニング含む)、理科、社会(各50分/各100点)
※優遇制度
専願受験加点、英検資格優遇、教育特別奨学生、ファミリー優遇
(詳細は募集要項でご確認ください)
【SHOINキャリア入試】
《募集コース》
身体表現コース/総合コース
《試験内容》
作文(60分/400字程度の作文2題)
面接
※作文のテーマ
テーマA : 「中学時代にもっとも力を入れて取り組んだこと、またそれによって学んだこと」
テーマB : 当日出題
【CSクラス特別入試】
《募集コース》
総合コース
《試験内容》
『作文(60分/400字程度の作文2題)、面接』または『筆記試験(国語・数学・英語/各50分/各100点)』のいずれか選択
※作文のテーマ
テーマA : 「これまでに最も魅力を感じたこと」
テーマB : 当日出題
◇1.5次入試
《募集コース》
国際教養コース/身体表現コース/総合コース
《試験内容》
国語、数学、英語(各50分)
参照:2023年度 樟蔭高等学校入学試験(1.5次)募集要項
◇2次入試
《募集コース》
国際教養コース/身体表現コース/総合コース
《試験内容》
国語、数学、英語(各50分)
樟蔭高等学校の科目別傾向と対策
数学の傾向と対策
《2022年度》
大問7題構成で、大問1が計算問題、大問2が連立方程式や自然数などに関する小問集合、大問3が図形に関する小問集合、大問4以降が単元ごとの問題となります。大問1.2は基本知識の定着を問う問題となるため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけ、完答を目指しましょう。図形に関する小問集合では、角度や面積、面積の比を求める問題、単元ごとの問題では、図形の融合問題が出題されるため、苦手意識を持たないようしっかりと演習しておくことが大切です。出題傾向や形式を把握するために、複数年分の過去問に取り組みましょう。
国語の傾向と対策
《2022年度》
大問3題構成で、論説的文章1題、古文1題、知識問題1題となります。論説的文章は設問数が15問で、選択や抜き出し、説明記述、漢字の読み取りなど様々な形式で出題されます。説明記述問題では、筆者の主張を正確に読み取り、分かりやすく簡潔に記述する力が必要となります。古文は、現代語訳や現代仮名遣い、内容理解、文学史などに関する問題、知識問題では、四字熟語や文学史に関する問題が出題されます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
英語の傾向と対策
《2022年度》
大問8題構成で、リスニング、読解問題、語彙・文法、和文英訳問題が出題されます。リスニングは5問で、英文と質問がそれぞれ2回ずつ放送されます。単語の意味や発音、文法、イディオムなどの基本事項をしっかりと身につけた上で、ラジオやYoutubeなどを活用し、聞き取りの練習を行いましょう。読解問題は比較的短い文章ですが、適語補充や英文和訳、選択、並び替えなど出題形式は多岐にわたります。語彙・文法問題は適語補充、選択、並び替えなどで、基礎知識の定着が問われます。和文英訳問題は2問出題されます。難しい文法は使用せずに、スペルミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。
理科の傾向と対策
《2022年度》
大問8題構成で、物理・化学・地学・生物の各分野から2題ずつの出題となります。物理は電圧と電流、力と圧力、化学は分解と化合、地学は地震と水蒸気、生物は動物の分類、心臓や血液のしくみとはたらきに関する問題となり、幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが大切です。また、計算問題も含まれるため計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。
社会の傾向と対策
《2022年度》
大問8題構成で、地理・歴史・公民の各分野からまんべんなく出題されます。出題範囲は、地理が世界のすがたや日本の地形と気候、歴史はヨーロッパの近代革命、原始~近代の歴史や文化、公民は基本的人権や国民主権と国会、司法と裁判所など多岐にわたります。解答形式はほとんどが選択式ですが、一部語句解答が必要な問題もあるため、教科書に載っている語句は漢字やカタカナなど正確に暗記しておくことが大切です。また、年表や地図、グラフ、写真、図表などの資料問題が多数出題されるため、教科書だけでなく、資料集や地図帳などにも目を通しておくと良いでしょう。
樟蔭高等学校基本情報
公式サイト
樟蔭高等学校:https://www.osaka-shoin.ac.jp/hs/
基本情報
創立年
1917年
樟蔭高等学校 所在地情報
〒577-8550 大阪府東大阪市菱屋西4-2-2
教育理念
建学の精神
高い知性とゆたかな情操を内包し、自らの意志をもって行動出来る女性を育てたい。 変わることなく継承されるのは、建学の精神です。
引用元:学校情報 – 樟蔭高等学校
高校の特徴
樟蔭高等学校は、高い知性と豊かな情操、強い意志を備えた女性の育成に取り組んでいます。国公立大学、難関私立大学等への現役合格を目指す〈国際教養コース〉、身体を使った自己表現を中心に様々な表現力を伸ばす〈身体表現コース〉、1年次で基礎学力を身につけ、2年次以降、総合進学・看護系進学・児童教育・フードスタディの4コースに分かれ、専門的な知識を身につける〈総合コース〉の3コースが設置されています。幅広い視野と社会性を身につけることを目的に、目標・取り組みの違う生徒と交流することのできる全コース混合のクラスを編成しています。
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