海陽中等教育学校の中学入試情報・受験対策

海陽中等教育学校の受験対策

難易度

海陽中等教育学校は愛知県蒲郡市にある6年制の男子私立学校で、偏差値は60程度となります。2022年度入試の倍率は、特別給費生入試が約2.5倍、入試Ⅰ~Ⅲが約1.2~5.5倍となっています。東京大学や北海道大学などの国公立大学や、早慶上理、関関同立などの難関私立大学への合格者を多数輩出しており、さらに国公・私立大学医学部への合格実績も多数あります。

 

入試の特徴勉強のポイント

海陽中等教育学校の入試は、特別給費生入試、入試Ⅰ~Ⅲ、帰国生入試Ⅰ・Ⅱ、海外入試、編入学試験など多岐にわたります。試験内容も入試の種別によって異なり、複数の受験型が用意されている種別もあります。必ず募集要項を確認し、受験する種別の試験内容に合った対策を行うことが大切です。公式HPに過去問が掲載されているため、必ず取り組んでおきましょう。また、事前に受験者全員に保護者同伴の面談を実施しているため、オープンスクールや入試説明会、オンライン個別相談会などで必ず受験生と保護者そろって面談を受けておきましょう。

 

 

海陽中等教育学校の入試情報

〇受験者全員に保護者同伴面談を実施

①原則として事前の実施

②事前実施が不可能な場合、試験当日に実施

 

【特別給費生入試】

《試験科目・受験型》

①4科受験:算数・国語・理科・社会

②3科受験:算数・国語・理科

 

算数・国語(各60分/各100点)

理科・社会(各40分/各50点)

 

【入試Ⅰ・Ⅱ】

《試験科目・受験型》

①4科受験:算数・国語・理科・社会

②3科受験:算数・国語・理科

③適性検査型:視聴型問題・算数

④適性検査型+4科受験:視聴型問題・算数・国語・理科・社会

⑤適性検査型+3科受験:視聴型問題・算数・国語・理科

 

視聴型問題(60分/200点)

算数・国語(各60分/各100点)

理科・社会(各40分/各50点)

 

※適性検査型を実施する試験会場は、東京会場と本校蒲郡会場のみ。

 

【帰国生入試Ⅰ・Ⅱ】

《試験科目・受験型》

①英語選択:算数・国語・英語

②英語非選択:算数・国語

 

※英語試験について

英語を選択した場合、筆記試験40分の後、受験者個別に英語面接を行う。

英語による教育を受けてきた者、および入学後に英語特別クラスへの参加希望者は必ず英語を選択。

 

算数・国語(各60分/各100点)

英語(40分/100点)

 

【入試Ⅲ】

《試験科目》

①2科受験:算数・国語(各60分/各100点)

 

出願資格や選抜方法、海外入試、編入学試験などについて、詳しくは募集要項をご確認ください。

 

参照:2023年度 海陽中等教育学校 生徒募集要項

 

 

海陽中等教育学校の科目別傾向と対策

算数の傾向と対策

《2022年度入試》

試験時間60分で、特別給費生入試、入試Ⅰ~Ⅲいずれも大問4題構成です。他の中学入試でよく見られる計算問題がなく、文章題からはじまります。大問2以降は、整数や図形、規則性の問題などが出題されます。問題内容は教科書を中心に、基礎から応用・発展問題まで幅広く出題されるため、教科書を用いて基礎をしっかりと固め、複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

国語の傾向と対策

《2022年度入試》

試験時間60分で、特別給費生入試は長文読解2題と漢字問題の大問3題構成、入試Ⅰ~Ⅲは長文読解2題構成となります。長文読解は文学的・論説的文章から出題され、設問内容は記号選択や抜き出し、説明記述などとなります。入試Ⅰ~Ⅲでは、読解問題の中に漢字問題が含まれます。普段から多くの文章を読み、速読力・精読力を養っておきましょう。

 

理科の傾向と対策

《2022年度入試》

試験時間40分で、特別給費生入試が大問2題、入試Ⅰ・Ⅱが大問4題構成です。特別給費生入試ではコロナウイルスが流行したことから、感染症についての問題が1題出題されています。入試Ⅰ・Ⅱでは、物理・化学・生物・地学の各分野から出題されるため、バランスよく学習することが大切です。計算問題も含まれるため、しっかりと対策を行いましょう。複数年分の過去問に取り組み、出題形式や傾向に慣れておくことが大切です。

 

社会の傾向と対策

《2022年度入試》

試験時間40分で、特別給費生入試が歴史分野を中心とした大問1題、入試Ⅰ・Ⅱは地理・歴史・公民分野から1題ずつの大問3題構成です。公民分野では時事問題が含まれる場合があるため、普段から新聞やニュースで様々な情報を入手しておきましょう。また、解答する際に漢字指定がある問題が多いため、語句や人物名、出来事を覚える際には、必ず漢字で覚えることが重要となります。

 

視聴型問題の傾向と対策

《2022年度入試》

入試Ⅰ・Ⅱのみ、視聴型問題が課されます。試験内容は国語・理科・社会分野で構成されます。国語分野は放送される文章を聞き、設問に解答する形式です。問題は8問あり、最後の問題は放送を聞き、与えられた資料を参考に120~140字以内で自分の考えを記述します。理科・社会分野には問題用紙がなく、放送される映像と音声を見聞きし、映像で出題される問題に解答します。HPに視聴型問題の動画も掲載されているため必ず取り組み、出題形式に慣れておく必要があります。

 

 

海陽中等教育学校基本情報

公式サイト

海陽中等教育学校:https://www.kaiyo.ac.jp/

 

基本情報

創立年

2006年

海陽中等教育学校 所在地情報

〒443-8588  愛知県蒲郡市海陽町三丁目12番地1

教育理念

建学の精神

将来の日本を牽引する、明るく希望に満ちた人材の育成。

 

引用元:学校法人海陽学園海陽中等教育学校 学校概要

 

中学校の特徴

海陽中等教育学校は、次世代を担う人材の育成を目的に、トヨタ自動車、JR東海、中部電力など80社以上の企業が賛同し設立した全寮制学校です。対人能力や自己管理能力、問題解決能力など「社会で活躍するための能力」を可視化し、育成するためのプログラムを展開しています。寮にはハウスマスターのほか、日本を代表する各分野の企業から派遣されたフロアマスターが暮らしており、社会人の先輩として、生徒一人ひとりに対するきめ細かなサポートを行っています。

 

 

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