総合型・学校推薦型で
宇都宮大学
に合格するための
入試傾向・対策

1. 未来を切り開いていこうとする夢と情熱を持っている人
2. 知的好奇心に富み、専門職業人として持続可能な社会の形成や発展に貢献したい人
3. 教養と専門知識を修得するために必要な基礎的な学力とコミュニケーション力を持っている人

宇都宮大学に総合型・学校推薦型で合格するためには、まずはどのような入試方式があるのかを把握することが重要です。
自分が学びたい学部・学科の入試方式から調べてもよいですし、合格の可能性が高い方式を選ぶのも一つの戦略です。
ここでは、宇都宮大学における総合型・学校推薦型の学部・学科別の入試情報をご紹介します。

2-1.国際学部

入試方式

学校推薦型選抜（一般推薦）

出願要件

【国際学科】

①学業成績及び人物が優れた者

②実用英語技能検定２級以上取得者かスコア1990点以上、TOEIC Listening & Readingスコア550点以上、GTEC（CBTタイプ）スコア1005点以上、TEAP（4技能）スコア240点以上のいずれかを取得している者

③調査書の学習成績概評がB以上の者

試験内容

・集団面接

2-2.共同教育学学部

入試方式

学校推薦型選抜（一般推薦）

出願要件

【学校教育教員養成課程 すべての系・分野】

①学業成績及び人物が優れた者

②栃木県内の小学校教員として活躍する意思がある者

③調査書の学習成績概評がB以上の者

試験内容

・小論文
・集団面接

 

入試方式

総合型選抜A（一般）

出願要件

【学校教育教員養成課程 自然科学系 数学】

①調査書の学習成績概評がB以上の者

②調査書の数学の学習成績の状況が4.3以上の者

 
 
【学校教育教員養成課程 自然科学系 数学以外】

①調査書の学習成績概評がB以上の者

試験内容

【教育人間科学系 （教育）】 

• グループディスカッション
• 個人面接

 
【教育人間科学系（教育心理／特別支援教育）】 

• 講義レポート
• 個人面接

 
【人文社会系（国語／社会）】 

• 講義レポート
• 個人面接

 
【人文社会系（英語）】 

• 講義レポート
• 小論文
• 個人面接

 
【自然科学系（数学）】 

• 小論文
• 基礎能力試験
• 面接

 
【自然科学系（理科）】 

• 講義レポート
• プレゼンテーション及び面接

 
【自然科学系（理科）】 

• 講義レポート
• 個人面接

 
【芸術・生活・健康系（音楽／美術）】 

• 実技
• 個人面接

 
【芸術・生活・健康系（保健体育）】 

• 講義レポート
• プレゼンテーション及び面接

 
【芸術・生活・健康系（家政）】 

• プレゼンテーション及び面接

2-3.工学部

入試方式

学校推薦型選抜（一般推薦）

出願要件

【基盤工学科】

①学業成績及び人物が優れた者

②調査書の学習成績概評がB以上の者

試験内容

・基礎能力試験
・面接

 

入試方式

学校推薦型選抜（専門高校・総合学科推薦）

出願要件

【基盤工学科 機械・情報電子系】

①高等学校、中等学校の普通科以外の職業教育を主とする学科若しくは総合学科において、学業成績及び人物が優れた者

②調査書の学習成績概評がA以上の者

試験内容

・基礎能力試験
・面接

 

入試方式

総合型選抜A（一般）

出願要件

【基盤工学科 化学系】
－
 

【基盤工学科 機械・情報電子系】

①調査書の学習成績概評がB以上の者

②数学Ⅲ及び物理を履修している者

試験内容

・プレゼンテーション
・面接

2-4.農学部

入試方式

学校推薦型選抜（一般推薦）

出願要件

【生物資源科学科】

① 学業成績及び人物が優れた者

② 調査書の学習成績概評がB以上の者

 

【応用生命化学科】

① 学業成績及び人物が優れた者

② 調査書の学習成績概評が4.0以上の者

 

【農業環境工学科】

① 学業成績及び人物が優れた者

② 数学Ⅲを履修し、理数系の領域に関心を持つ者

③ 調査書の学習成績概評がB以上の者

 

【農業経済学科】

① 学業成績及び人物が優れた者

② 農業・食料・環境に関わる社会問題や農村地域のくらしに関心のある者

③ 調査書の学習成績概評がB以上の者

 

【森林科学科】

① 学業成績及び人物が優れた者

② 物理・化学・生物の中から1科目以上を履修している者

③ 持続可能な森林の育成、林業・林産業について実践的に学習しようとする者で、将来、その分野の従事者、指導者を目指す者

④ 調査書の学習成績概評がB以上の者

試験内容

・小論文
・個人面接

 

入試方式

学校推薦型選抜（専門高校・総合学科推薦）

出願要件

【農業環境工学科】

① 高等学校若しくは中等教育学校の農業又は工業に関する学科を修了した（見込みの）者。または、総合学科において農業あるいは工業に関する科目を合わせて20単位以上履修し修了した（見込みの）者。

② 調査書の学習成績概評がA以上の者

試験内容

・小論文
・個人面接

 

入試方式

学校推薦型選抜（専門高校・農業関連学科推薦）

出願要件

【生物資源科学科】

① 高等学校、中等教育学校の普通科以外の職業教育を主とする学科若しくは総合学科において、学業成績及び人物が優れた者

② 将来、農業及び農業関連産業に従事し、この分野の指導的立場を目指す者

③ 調査書の学習成績概評がA以上の者

 

【森林科学科】

① 高等学校若しくは中等教育学校の農業に関する学科において、学業成績及び人物が優れた者

② 持続可能な森林の育成、林業・林産業について実践的に学習しようとする者で、将来、その分野の後継者、指導者を目指す者

③ 調査書の学習成績概評がA以上の者

試験内容

・小論文
・個人面接

 

入試方式

総合型選抜A（一般）

出願要件

【農業経済学科】

－

 

【生物資源科学科／農業環境工学科】

① 調査書の数学の学習成績の状況が3.5以上の者

 

【応用生命化学科】

① 調査書の数学の学習成績の状況が3.5以上の者

② 化学を履修している者

 

【森林科学科】

① 調査書の数学の学習成績の状況が3.5以上の者

② 大学入学共通テストで、学科が指定する教科・科目を受験する者

試験内容

【生物資源科学科／農業環境工学科】

・グループディスカッション

・レポート

・個人面接

 
【応用生命化学科】

・論述試験

・個人面接

 
【農業経済学科】

・レポート

・個人面接

 
【森林科学科】

・論述試験

・個人面接

・大学入試共通テスト

2-5.データサイエンス経営学部

入試方式

総合型選抜A（一般）

出願要件

【データサイエンス経営学科】

① 大学入学共通テストで学科が指定する教科・科目を受験する者

② 調査書の学習成績概評がB以上の者

試験内容

・論述試験
・個人面接
・大学入学共通テスト

2-6.地域デザイン科学部

入試方式

総合型選抜A（一般）

出願要件

【コミュニティデザイン学科】

① 大学共通テストで学科が指定する教科・科目を受験する者

② 調査書の学習成績概評がB以上の者

 
【建築都市デザイン学科／社会基盤デザイン学科】

① 調査書の学習成績概評がB以上の者

試験内容

【コミュニティデザイン学科】

第1次選考：書類審査

第2次選考：グループディスカッション、個人面接、大学入試共通テスト

 
【建築都市デザイン学科】

・出願書類

・造形実技

・個人面接

 
【社会基盤デザイン学科】

・プレゼンテーション

・個人面接

※掲載情報は一部抜粋になります。また、情報が変更されている可能性がございます。詳しくは、大学の公式ホームページ等をご確認ください。

総合型・学校推薦型選抜は、学部ごとに出願要件・試験内容が異なります。さらに一般入試のように過去問題集があるわけでもないので対策が難しい選抜方法となります。
 
では、どうすれば合格できるのでしょうか。
いくつかポイントをご紹介します。
 

ポイント①　対策は高校1年生から

総合型選抜や学校推薦型選抜の多くは、高校3年間の成績や生活態度、活動実績などを評価対象にしています。
 
そのため、高校3年生の夏に総合型選抜や学校推薦型選抜を希望しても志望校の出願条件を満たせていない、といったことが起こりえます。そしてこれは挽回したくてもできないものです。
 
大学進学を視野に入れている人は、どこの大学の選抜入試にも対応できるように入学時からいい成績をキープできるようにしっかりと勉学に励むことが大切です。
 
特に学校推薦型選抜では、出願要件として評定平均値の基準が明記されていることがほとんどです。定期テストの成績はもちろん、提出物や授業中の態度なども含めて、日頃からしっかりと取り組んでおきましょう。
 
また、部活動や課外活動などにも積極的に取り組み、自己アピールできるような内容を作っておきましょう。
 
活動に関しては、実績がなくても大丈夫です。どのように取り組んだか、何を頑張ったかをしっかりと伝えることが大切です。
 

ポイント②　志望校の傾向を把握する

面接や小論文にはっきりとした傾向はないと思われがちですが、大学側の求める人物というのはアドミッションポリシーに明確に描かれています。
 
宇都宮大学がどんな人物を求めているのかをしっかりと分析し、宇都宮大学に合わせた対策をすることが重要です。
 
パンフレットや先輩の体験談、オープンキャンパスなども積極的に活用し、宇都宮大学および志望する学部についてしっかりと理解しましょう。
 
アドミッションポリシーは学部ごとに定められている場合もあります。行きたい学部が明確になったら学部のアドミッションポリシーも確認しましょう。
 
また、志望分野に対する基礎知識は身につけておきましょう。関係のありそうな時事問題についても目を通しておくといいでしょう。
それらを落とし込み、論理的かつ自分らしい意見を伝えられるように練習を重ねましょう。
 

ポイント③　自己分析を行う

自分の強みや高校生活でなにを経験しなにを学んだかなど、自分についてしっかりと分析し、言葉（文字）にできるようになりましょう。
 
学力が問われる一般入試とは違い、総合型選抜、学校推薦型選抜ともに「自分自身を伝える力」が最も重要となります。
 
なぜ宇都宮大学の学部を選んだのか、将来どのようになりたいのか、そのために宇都宮大学で何を学びたいのかなども明確にしておくことが大切です。
 

ポイント④　学校や塾に頼る

総合型選抜や学校推薦型選抜の対策を一人で行うのはとても大変です。時には第三者の目線が必要な場合もありますし、面接の練習は一人ではできません。
 
普段の勉強は問題ないという人も、小論文や面接については選抜入試に対する知識がある人に頼るとよいでしょう。