旭川医科大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

旭川医科大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

旭川医科大学医学部の偏差値は、医学科が62.5~65.0程度となります。大学入学共通テストでは、医学科が8~8.5割、看護学科は6割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜において、医学科の倍率は前期日程が6.5倍、後期日程が53.4倍、看護学科の倍率は前期日程が2.2倍、後期日程が3.6倍となっています。また、医学科後期日程の志願倍率は66倍を超えており、非常に人気が高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

旭川医科大学医学部の一般選抜は、前期日程と後期日程があります。両日程とも大学入学共通テスト(5教科7科目)と個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、医学科は前期日程が〈数学・英語・個人面接〉、後期日程は〈英語・個人面接〉、看護学科は前期日程が〈小論文・集団面接〉、後期日程は〈集団面接・個人面接〉が課されます。両学科とも配点は大学入学共通テストの方が高く設定されています。また、志願者数が募集人員の5倍を超えた場合、大学入学共通テストの成績によって、募集人員の5倍程度を合格とする第1段階選抜を行うことがあるため、大学入学共通テストの対策を重点的に行う必要があります。出題範囲や配点、その他の選抜方式などの詳細は必ず募集要項で確認し、自分に合った入試区分を選択しましょう。

 

 

旭川医科大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《前期日程》

〇医学科

試験時間120分の大問4題構成です。出題範囲は、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)となりますが、近年、数学Ⅲからの出題が増加傾向にあります。数学Ⅲをしっかりと理解できていないと解けない問題が多いため、入念な対策が必要です。解答形式は記述式で、解答までの計算過程の記述が必要となり、もし答えまでたどり着かなくても考えた形跡を残すことが重要となります。解答用紙を白紙で提出することは、避けたほうが良いでしょう。計算力や論証力を要する問題が多いため、まずは基礎を徹底的に固め、標準問題や応用問題と段階的に問題演習に取り組み、過去問も活用して出題傾向や形式、時間配分などを確認しておくことが大切です。

 

英語の試験傾向と対策

《前期日程》

〇医学科

試験時間90分の大問3題構成で、長文読解問題2題と自由英作文1題が出題されます。長文読解問題は、1題が日本語での内容説明がメインの問題、もう1題は英問英答方式の問題となっており、どちらも内容把握問題の比重が高くなっています。語彙や内容は標準レベルですが、読む量、書く量ともに多いため、速読力や読解力が必要となります。また近年、医療関係の長文が出題されているため、医療に関する最低限の単語は身につけておいた方が良いでしょう。英作文は、自分の意見を論理的に書く必要があります。語彙や文法の知識など基礎から丁寧に学習し、問題集や過去問などで演習を重ねることが大切です。

 

面接の試験傾向と対策

《一般選抜》

〇医学科

前期・後期日程とも形式は個人面接となり、論理的コミュニケーション能力や意欲、課題発見能力、協働性、知識・技能、応用力などが問われます。

 

〇看護学科

前期日程は集団面接、後期日程は集団面接と個人面接の両方が課されます。個人面接では論理的コミュニケーション能力や意欲、課題発見能力、協働性、知識・技能、応用力など、集団面接では課題発見能力や論理的コミュニケーション能力、協調性、知識・技能、応用力などが問われます。

 

先生や家族、友人の協力を得て何度も模擬面接に取り組み、実践的なトレーニングを行いましょう。

 

小論文の試験傾向と対策

《前期日程》

〇看護学科

試験時間120分で、課題発見能力や論理的思考力、判断力、文章表現力、知識・技能、応用力などが見られます。小論文の基本の書き方をマスターし、実際に書く練習を行いましょう。書いた文章は先生から添削指導を受け、正しい言葉遣いや表現力などを磨き、小論文の精度を上げておくことが大切です。

 

 

旭川医科大学医学部基本情報

公式サイト

旭川医科大学医学部:https://www.asahikawa-med.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1973年

生徒数

901人(2022年5月1日現在)

教育理念

豊かな人間性と幅広い学問的視野を有し、生命の尊厳と高い倫理観を持ち、高度な知識・技術を身につけた医療人及び研究者を育成する。

また、地域医療に根ざした医療・福祉の向上に貢献する医療者を育てる。

さらに、教育、研究、医療活動を通じて国際社会の発展に寄与する医師及び看護職者の養成に努める。

 

引用元:教育の理念・目標|国立大学法人 旭川医科大学

 

旭川医科大学医学部の特徴

旭川医科大学医学部は、【医学科】と【看護学科】で構成されています。医学科と看護学科の相互理解を図り、協調性を養うために、入学後早期に両学科合同で講義等を行うカリキュラムを導入しています。

医学科には、医師のプロフェッショナリズム涵養に結びつく横断的な内容を身につける為の「ICM科目」が学年縦断的に展開されています。

看護学科は、1年次より専門領域の体験・学習が導入されています。また、各学年で到達すべきレベル目標が明示されています。

 

 

旭川医科大学医学部キャンパス情報

キャンパス

学部:医学部

住所:〒078-8510 北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1番1号

 

 

オンライン家庭教師WAMの旭川医科大学医学部受験対策

旭川医科大学医学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。

専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、旭川医科大学医学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。

また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。