千葉大学理学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

千葉大学理学部の受験対策

偏差値・難易度

千葉大学理学部の偏差値は学科によって異なりますが、55~62.5程度です。共通テストでは、7割弱〜8割弱得点することが合格の目安です。数学・情報数理学科の難易度が高く、地球科学科の難易度が低い傾向にあります。

入試の特徴・勉強のポイント

千葉大学理学部の入試は学科により異なりますが、前期は数学・理科・外国語からの3~4科目、後期は数学・理科・総合問題からの1科目で行われます。各科目の配点については、学科によって数学、理科など配点の高い科目が異なり、科目によって100点~600点となっています。
前期は共通テストに対して個別学力検査の配点が非常に高くなっています。また、指定の外国語検定試験で一定の成績を修めた場合、成績に応じて外国語を満点とし受験を免除、あるいは所定の点数が加算されます。
全体を通して標準レベルの出題となっているため、基本的な問題は解答できるようにしましょう。

 

千葉大学理学部の科目別傾向と対策

数学の傾向と対策

数学・情報数理学科は大問6題、その他の学科は大問5題で構成されており、学科によって指定される問題が異なります。範囲は数学IIIを含み、幅広い分野への理解力が問われます。公式を理解して使えるようにしましょう。確率・数列・三角関数・複素数平面や微積が頻出となっています。標準的なレベルの問題集に取り組みましょう。証明問題が多いため、時間配分を考えながら問題演習を行いましょう。

英語の傾向と対策

長文読解が2題、英作文が1題出題されます。長文読解の文章量が多いため、素早く内容把握できるようにしましょう。語句や文法は平易なものとなっています。設問が英文となることがあるため、過去問で確認しておくとよいでしょう。英作文は基礎的な語彙や文法を身に付け、演習を行いましょう。

理科の傾向と対策

物理:大問6題のうち指定された3~4題を解答します。難易度は高くないですが、論述問題などで応用問題が出題されます。幅広い出題範囲となっており、力学と電磁気は必出です。過去問演習を通して問題に慣れましょう。
化学:大問6題のうち指定された大問を解答します。全ての範囲から網羅的に出題されるため、苦手分野がないようにしましょう。実験は論理的に説明できるよう訓練し、演習で論述問題対策を行いましょう。
生物:大問6~9題のうち指定された4~6題ほどを解答します。範囲はバランスよく出題され、DNAと遺伝子の問題がよく出ます。出題形式は多様ですが、標準的な難易度です。論述問題は対策が必要です。時間配分にも注意しましょう。

 

千葉大学理学部基本情報

公式サイト

千葉大学理学部:https://www.s.chiba-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1968年

生徒数

885人(2021年05月時点)

教育理念

千葉大学の理念

つねに、より高きものをめざして

引用元:理念と目標(千葉大学憲章)

千葉大学理学部の特徴

千葉大学理学部は1968年に設置されました。学科は数学・情報数理学科、物理学科、化学科、生物学科、地球科学科の5学科です。宇宙や生命、素粒子、数学・情報数理学について、積極的な研究・教育を通して現象の仕組みを論理的に解明することができる人材を育成しています。自然科学の基礎知識・技術を徹底して学習し、専門性を高めることを重視した教育を行っています。外国語・スポーツ・情報リテラシー・教養科目などの普遍教育科目と、専門分野を基礎から体系的に学ぶ専門科目の両方を、バランスよく学ぶことができます。資格については、中学・高校の教員免許の他、測量士補、学芸員が取得可能です。

千葉大学理学部の学科情報

数学・情報数理学科

「数学」と、計算機およびソフトウェアの基盤となる「情報数理」が一つになった学科です。1・2年次はそれぞれの基礎を学び、3年次から数学コースと情報数理学コースのいずれかに所属し、専門的な講義を履修します。4年次になると4人程度のグループに分かれ、卒業研究に取り組みます。

物理学科

基礎物理学・計算物理学・凝縮系物理学の3講座で教育・研究が行われています。1年次は力学、電磁気学、物理数学など基本的な科目、2年次は1年次をさらに発展させた内容と、量子力学、熱・統計物理学の基礎、計算物理学などを学びます。3・4年次には、素粒子物理学、原子核物理学、宇宙物理学など物理学の諸分野の講義が多数開講されています。

化学科

物質の性質・構造・反応などの基本原理を追及する学科です。4年間絶え間なく実験や演習を配置し、化学的なセンスの養成に力を入れています。1~3年次は物理化学、有機化学、無機・分析化学、生命化学分野や実験など基本の化学、4年次は卒業研究(先端研究)に取り組みます。

生物学科

研究領域は、ゲノム生物学や細胞生物学など4分野からなる「分子細胞生物学」と、生態学、系統学の2分野からなる「多様性生物学」の2領域で構成されています。2年次より分子生物学や細胞生物学、系統学などの専門教育が始まるとともに、DNA操作や細胞培養などの実験も開講されます。4年次には研究室に所属し、個別指導のもと1年をかけて、卒業研究を行います。

地球科学科

地球内部科学領域(岩石・鉱物学、地球物理学、地殻構造学)、地球表層科学領域(層序学、地形学、生物地球化学)、環境リモートセンシング領域(環境リモートセンシング、大気・地球水循環、陸域環境)の3領域9教育研究分野で構成されています。1年次で基礎学力を身につけ、2年~3年次にかけて専門的な講義及び実験が行われます。3年次後期から研究室に所属し、卒業研究に取り組みます。

  

千葉大学理学部キャンパス情報

西千葉キャンパス

学部:本部・国際教養学部・文学部・法政経学部・教育学部・理学部・工学部
住所:〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町1の33

 

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