福岡女子大学国際文理学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年9月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

福岡女子大学国際文理学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

福岡女子大学国際文理学部の偏差値は、学科によって異なり47.5〜52.5程度となります。大学入学共通テストでは、6~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は、1.5~3.5倍となり、募集人員の最も少ない後期日程の食・健康学科が最も高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

福岡女子大学国際文理学部の一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、受験する学科・日程によって異なりますが、前期日程ではいずれの学科とも2科目が課され〈外国語〉が必須となっています。後期日程では、国際教養学科と食・健康学科が〈小論文〉、環境科学科は〈総合問題〉が課されます。大学入学共通テストでは、5教科5~7科目の受験が必要です。配点は、大学入学共通テストの方が高めに設定されているため優先的に対策を行いましょう。必要科目や配点、その他の選抜方法などの詳細は、必ず募集要項で確認し、自分に合った選抜方法を選択することが大切です。

 

福岡女子大学国際文理学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

〇国際教養学科のみ選択可

試験時間90分の大問3題構成で、現代文・古文・漢文からそれぞれ1題ずつ出題されます。現代文では、漢字の読み書き問題の他、説明を求められる設問が多く見られます。さらに自分の考えを300字以内で記述する自由作文も出題されます。普段からコツコツと学習し多くの漢字を身につけておくとともに、読解問題での要点を押さえた解答づくりや自分の意見をまとめる練習を行いましょう。古文・漢文では、文法や内容理解、知識問題などが出題されます。苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておくことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問5題構成で、受験する学科によって出題範囲が異なります。国際教養学科は数学Ⅰ・Ⅱ・ A・ B(数列・ベクトル)、環境科学科は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・ A・ B(数列・ベクトル)となり、大問1~4は両学科共通問題となります。全体的な難易度は標準レベルですが、出題範囲から幅広く出題されるため、苦手分野を作らないように満遍なく学習する必要があります。問題集などで演習を重ね、複数年分の過去問で出題傾向や形式を確認しておきましょう。

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問3題構成で、全学科共通問題です。配点は学科によって異なり、国際教養学科は200点満点、環境科学科と食・健康学科は100点満点となります。大問1.2は長文読解問題、大問3は和文英訳問題が出題されます。長文は比較的読みやすい文章となっており、内容を正確に理解できているかが問われます。和文英訳問題では、語彙力や文法力などが必要となります。英単語や文法、イディオム、構文など、基本事項をしっかりとマスターし、問題集や複数年分の過去問などを活用して演習を重ねましょう。

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

環境科学科は数学・化学・生物の3科目から1科目、食・健康学科は化学・生物の2科目から1科目を選択して受験します。試験時間は90分です。

 

・化学

大問4題構成で、両学科共通問題となります。化学基礎・化学の範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが大切です。設問内容は、記号選択問題、反応式やイオン式を答える問題、空欄補充問題、計算問題、構造式を用いて答える問題など多岐にわたります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

・生物

大問3題構成で、両学科共通問題となります。生物基礎・生物の範囲から出題されるため、苦手分野を作らないように満遍なく学習しておきましょう。設問内容は、名称記述問題や記号選択問題、計算問題、空欄補充問題、説明問題、論述問題など多岐にわたり、説明問題や論述問題では文字数が指定されている問題が多く見られます。基本的な知識を身につけ、問題集や複数年分の過去問などを活用して演習を重ねることが大切です。

小論文の傾向と対策

《2023年度 一般選抜 後期日程》

〇国際教養学科

試験時間90分の大問1題構成で、問題数は2問です。与えられた文章を読み、傍線部の理由を著者はどのように説明しているか、本文の内容に沿って400字以内で解答する問題と、本文の内容を踏まえて自分が今後、大学で何を学ぶ必要があるかを800字以内で解答する問題が出題されます。

 

〇食・健康学科

試験時間90分の大問1題構成で、与えられた文章と図表を参考に、地球環境への影響を考慮した今後の食のあり方について自分の考えを800字以内で述べる問題が出題されます。

 

どちらも小論文の基本の書き方をマスターし、実際に書く練習を行いましょう。書いた文章は先生から添削指導を受け、正しい言葉遣いや表現力、記述力などを養いましょう。

総合問題の傾向と対策

《2023年度 一般選抜 後期日程》

〇環境科学科のみ

試験時間90分の大問3題構成で、高等学校の学習一般を前提とし、環境科学や自然科学に関した事柄について筆記を主とした試験となります。思考力や理解力、表現力、論理性等が総合的に問われます。大問3は、英文での出題となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておくことが大切です。

 

福岡女子大学国際文理学部基本情報

公式サイト

福岡女子大学国際文理学部:http://www.fwu.ac.jp/faculty/arts_sciences/

基本情報

創立年

2011年

教育理念

学びの幅を広げ、さまざまな問題を解決する力を育成

新しい教育で次代の女性リーダー育成を目指す

引用元:国際文理学部/学科構成|学部|公立大学法人 福岡女子大学

福岡女子大学国際文理学部の特徴

福岡女子大学国際文理学部は、【国際教養学科】【環境科学科】【食・健康学科】で構成されており、「国際」と「教養」を重視した教育を実践しています。

 

【国際教養学科】は、人文科学と社会科学における様々な学問分野から、日本・アジア・欧米について幅広くかつ深く学ぶことができます。

 

【環境科学科】は、人間社会の「持続可能性」の実現を目標とする学科です。環境物質探求分野と環境生命探求分野を軸とし、「環境調和型社会の構築」を目指す〈環境自然科学履修コース〉と、環境政策・生活分野、住環境デザイン分野、環境情報・データサイエンス分野を軸に、環境に貢献できる「人間行動」を考える〈環境マネジメント履修コース〉が設置されています。

 

【食・健康学科】は、食と健康に関する専門知識を学び、国際的視点を持って問題解決に取り組むことのできる人材を養成しています。卒業と同時に「栄養士」の免許および「管理栄養士国家試験受験資格」を得ることができます。

 

福岡女子大学国際文理学部キャンパス情報

キャンパス

学部:国際文理学部

住所:〒813-8529 福岡市東区香住ヶ丘1-1-1

 

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