大学入試情報・受験対策
福島県立医科大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年12月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
福島県立医科大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
福島県立医科大学医学部の偏差値は62.5程度で、大学入学個由通テストにおいては7.5~8割程度の得点率が求められます。2023年度の入試競争倍率は2.0~3.1倍で、一般選抜前期日程が最も高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
福島県立医科大学医学部の入試は一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜、私費外国人留学生選抜、海外教育プログラム選抜の大きく分けて5種類となります。一般選抜は前期日程のみ実施され、第1段階選抜とその合格者に対して行う第2段階選抜との2段階選抜によって行われます。第1段階選抜は大学入学共通テスト、第2段階選抜は個別学力検査〈数学・理科・外国語・面接〉が課されます。その他の入試方式については、募集要項で詳細を確認し、それぞれの入試方式に合った対策を行いましょう。
福島県立医科大学医学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《一般選抜》
例年、試験時間120分の大問4題構成で、解答形式はすべて記述式となります。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)の幅広い範囲から出題され、標準~やや難レベルの問題が中心です。大問1は小問集合、大問2~4は単元ごとの問題となります。場合の数や確率、空間図形、微分、積分、ベクトルなどが頻出分野で、数学Ⅲからの出題が問題数全体の約半分を占めています。基礎知識をしっかりと身につけたうえで、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。
英語の試験傾向と対策
《一般選抜》
例年、試験時間100分の大問3題構成で、すべて読解問題となります。3題中1題は医療に関連する内容が出題されます。倫理や音楽など、医療関連以外のテーマからも出題されるため、さまざまなジャンルの文章を読み慣れておく必要があります。語彙レベルが高く、要約問題や自由英作文問題なども出題されるため、全体的な難度は高めとなります。英文量が多く、解答の記述に時間を要する問題も多いため、時間配分には注意しましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。また、英作文問題など、演習で書いた文章は、先生に添削してもらうと良いでしょう。
理科の試験傾向と対策
《一般選抜》
物理・化学・生物から2科目を選択して受験します。試験時間は2科目合わせて120分となります。
・物理
例年、大問3題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。大問3題のうち、力学と電磁気が1題ずつ出題され、残りの1題は熱力学・波動・原子のいずれかとなります。どの分野から出題されても対応できるよう、まんべんなく学習することが大切です。全体的な難易度は標準~やや難レベルで、思考力を必要とする問題や考察問題、描図問題、論述問題なども含まれるため、出題形式に慣れておく必要があります。年度によっては難問が出題されることもあるため、必ず複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。
・化学
例年、大問3~4題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。物質の性質や理論、有機分野の構造決定問題などが頻出で、設問形式は知識問題や計算問題のほか論述問題、実験考察問題などとなります。全体的な難易度は標準レベルとなりますが、一部難度の高い問題も含まれます。普段見慣れないような問題も出題されるため、最初にすべての問題を確認し、解きやすい問題から解き始めるなど、創意工夫が必要です。
・生物
例年、大問3題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。分子生物学に関する遺伝情報や体内環境・代謝などの人体に関するテーマ、生態、進化・系統などの分野が頻出となります。重点的に学習し、確実に得点できるようにしておきましょう。全体的な難易度は教科書レベルとなりますが、一部教科書の範囲外の知識が必要となる問題も含まれます。問題量や記述量が多いため、時間配分には注意しましょう。
福島県立医科大学医学部基本情報
公式サイト
福島県立医科大学医学部:https://www.fmu.ac.jp/univ/igakubu/index.php
基本情報
創立年
1947年
生徒数
804人(2023年6月1日時点)
教育理念
福島県立医科大学医学部は、 心を感じ、知を持ち、技を活かし、和を育み、地域を創造する医師を養成します。
引用元:福島県立医科大学医学部 教育理念・教育目標・アドミッションポリシー
福島県立医科大学医学部の特徴
福島県立医科大学医学部は、確かな知識と技術、高い倫理観を兼ね備えた優秀な臨床医の養成に取り組んでいます。基本的な内容のコア・カリキュラムの周辺に大学独自の発展的科目群がらせん型に配置した〈6年一貫らせん型カリキュラム〉による教育を実施しており、各自の成長・習熟度に合わせて、基本と発展の科目を繰り返し学ぶことができます。地域医療に貢献する医師の育成にも力を入れており、一定期間地域の医療機関で実習を行う「協力病院コース」や、地域住民宅でホームステイを行いながら医療研修を受ける「ホームステイ型研修」などが選択できるようになっています。
福島県立医科大学医学部キャンパス情報
光が丘キャンパス
住所:〒960-1295 福島県福島市光が丘1番地
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