法政大学文学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年4月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

法政大学文学部の受験対策

偏差値・難易度

法政大学文学部の偏差値は学科により異なりますが57.5~65程度です。心理学科、史学科、英文学科の難度が高めとなっています。

入試の特徴と勉強のポイント

法政大学文学部の入試問題は、全体的に標準レベルの問題が出題されます。社会の範囲で一部難度の高い問題も含まれますので、用語集や資料集などで知識の理解を深めましょう。T日程の英文学科、地理学科、史学科、哲学科、心理学科とA方式の英文学科、地理学科、心理学科の英語の配点が高くなっているため、重点的に対策を行いましょう。

 

法政大学文学部の科目別傾向と対策

国語の傾向と対策

《個別日程A方式》
例年、英文学科・地理学科・心理学科では現代文2題、古文1題が出題され、哲学科・日本文学科・史学科ではこれに加えて漢文1題が出題されます。解答形式はマーク式と記述式の併用となり、難易度は標準レベルとなります。字数制限のある論述問題も出題されるため、教科書で基本事項を固めてから、過去問演習で出題形式に慣れておきましょう。

数学の傾向と対策

《個別日程A方式》
例年、大問3題構成で解答形式はすべて記述式となり、確率、数と式、微分法、ベクトルが頻出となっています。難易度は標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。教科書を中心に学習し、減点されない答案作成を意識して過去問演習に臨みましょう。

英語の傾向と対策

《個別日程A方式》
例年、哲学科・日本文学科・史学科では大問3題構成、英文学科・地理学科・心理学科では大問4題構成のすべてマーク式となっています。難易度は標準レベルで、空欄補充問題や語句整序問題が頻出です。ほとんどが長文読解問題となるため、語彙力と精読力を養うことが重要です。

地歴公民の傾向と対策

《個別日程A方式》
世界史:例年、大問3題構成のマーク式と記述式の併用となります。難易度は標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。地理に関する問題も出題されるので、地図帳や用語集なども活用し基本知識の理解を深めましょう。


日本史:例年、大問4題構成のマーク式と記述式の併用となります。幅広い時代の内容が問われるため、まんべんなく学習する必要があります。それぞれの語句を暗記するだけでなく、時代背景や流れなどを把握するため教科書と併せて資料集も確認しておきましょう。


地理:例年、大問3題構成のマーク式と記述式の併用となり、出題難易度はやや難しめとなります。地名を答えるような基本的な問題は確実に得点できるよう基礎を固めましょう。様々な種類の図表問題が頻出です。論述問題も出題されますので、過去問演習で傾向に慣れておきましょう。


公民:例年、大問4題構成のすべてマーク式となります。難易度は基本~標準レベルですが、一部細かい知識を問う難度の高い問題も含まれます。時事問題、憲法、地域紛争等に関する問題が頻出となるため、重点的に対策を行いましょう。


※法学部・経営学部・人間環境学部・国際文化学部と同様

 

法政大学文学部部基本情報

公式サイト

法政大学文学部:https://www.hosei.ac.jp/bungaku/shokai/

基本情報

創立年

1949年

生徒数

2832名(2021年5月)

教育理念

法政大学文学部は、1922年に法文学部の文学科と哲学科として開設されて以来、「自由と進歩」という大学建学の精神を受け継ぎつつ、文化全体と深く結びついた学問を探求し、幅広い人間的教養を備える人材を輩出してきた。そのよき伝統を継承しながら、新しい時代に向かって人間と社会をとらえ直す研究を進めるとともに、大学全体で培ってきた「進取の気象」を持つ自立した市民を育み、多様化する世界で問題の解決に向かう真の知性を示していくことを目的とする。

引用元:法政大学 文学部 理念・目的

法政大学文学部の特徴

法政大学文学部は、1922年に開設された前身の法文学部から数えて100年の歴史を持つ伝統ある学部となります。現在は哲学科、日本文学科、英文学科、史学科、地理学科、心理学科の6学科を有し、それぞれで専門的な教育が行われています。学生全員が各分野に開設されたゼミナールを受講することで、問題提起のあり方、調査研究の技術や プレゼンテーションの方法などを学びます。学部独自の科目としてさまざまな業界で活躍するOB・OGを講師として仕事や社会の実像を学ぶ「文学部生のキャリア形成」や人間関係の常識、異文化との共生、職業モラルなどについて専門家から解説を受け、現代社会に必須の知識・スキルを学ぶ「現代のコモンセンス」が開講されています。

法政大学文学部の学科情報

哲学科

バランスのとれた教員の配置と、哲学・思想、文化史、宗教、心理学・社会学関係などの多彩な学問分野の体系的・総合的な科目配置により、多様な専門性を養うことができます。主な授業科目として、基礎ゼミⅠ・Ⅱ、日本思想史1・2、科学哲学1・2、国際哲学特講などが用意されています。国際哲学特講では、異文化理解の問題について学ぶため、半期は日本文化について教室で学び、その後海外研修を行うことで国際的な視野を養います。

日本文学科

本物の国語力を身につけるため、1年次に少人数制の「大学での国語力」という国語力養成講座が開講されており、《読む・話す・聞く・書く》の4つの力を養います。2年次からは3つのコース(文学・言語・文芸)に分かれ、それぞれのコースに設置されているゼミナールに所属し、専門分野の研究を深めていきます。

英文学科

英語を基礎として、文学系・言語学系・英語学系の3分野から自由に科目を選択できるカリキュラムが展開されています。1年次から専門科目を受講することができ、3年次からはゼミナールに所属して、異文化への理解と語学力、思考力を高めます。異なるテーマを学ぶために、2つ以上のゼミに参加することも可能となっています。主な授業として、英語表現演習、文学研究方法論、言語学概論などが用意されています。

史学科

1年間基礎を学んだ後、2年次から3つの分野(日本史・西洋史・東洋史)のいずれかに所属し、専門的な内容を学びます。さらに、2年次以上の学生が研究を行うゼミ(演習)では、他学年との交流が可能となっています。主な授業として、考古学概論、日本近世史料学、史学概論などが用意されており、資・史料学や外書講読科目においては、実際に古文書や文献に触れながら学ぶことができます。

地理学科

1年次から専門科目を学び始め、学年があがるにつれてより深く学ぶことのできる段階的なカリキュラムが組まれています。特色ある科目として「現地研究」という実習科目が設置されており、2泊3日の日程で教員と学生が各フィールドに出かけ、観察・調査・ききとり(ヒアリング)などを通して多くの知見を養うことができます。

心理学科

「発達心理学」と「認知心理学」を2本の柱として、基礎的科目群から展開科目群まで幅広いカリキュラムが編成されており、心理学の基礎から応用までしっかりと学ぶことができます。心の働きを実証的に見つめるために、実験・実習・フィールドワークなどで少人数授業を重視しています。主な授業として、認知科学入門や発達心理学、心理学特殊講義Ⅰ、集団社会心理学などがあります。

 

法政大学文学部キャンパス情報

市ヶ谷キャンパス

学部:法学部・文学部・経営学部・国際文化学部・人間環境学部・キャリアデザイン学部・デザイン工学部・GIS(グローバル教養学部)
住所:〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1

 

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