自治医科大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

自治医科大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

自治医科大学医学部の偏差値は67.5程度で、大学入学共通テストを使用した入試方式はなく、一般選抜のみとなります。2023年度の入試競争倍率は14.9倍と非常に高くなっているため、しっかりと対策をしておく必要があります。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

自治医科大学医学部の入試は、一般選抜のみとなります。第1次試験と第2次試験に分かれており、第2次試験は第1次試験合格者に対して実施されます。試験内容は、第1次試験が数学、英語、物理・化学・生物から2科目選択の計4科目の学力試験で、全てマークシート方式となります。第2次試験は数学と英語の2科目の記述式による学力試験と集団面接、個人面接が課されます。試験会場もそれぞれ異なり、第1次試験は出願地となる都道府県が指定する場所、第2次試験は自治医科大学となります。試験時間や配点などの詳細は、募集要項でしっかり確認しておきましょう。

 

 

自治医科大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度》

◎第1次試験

試験時間80分の25点満点で、総解答数25問となります。解答方式はすべて十者択一のマークシート方式となるため、マークミスやマーク漏れなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)の幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

◎第2次試験

試験時間30分の12.5点満点で、総解答数5問となります。解答形式はすべて記述式で、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)の範囲から出題されます。設問数は少ないですが、試験時間が30分と短いため、スピーディーな解答が求められます。苦手分野を作らないようバランスよく学習した上で、出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度》

◎第1次試験

試験時間60分の25点満点で、大問3題構成の解答形式はマークシート方式となります。3題ともすべて長文読解問題で、各大問につき8~9問の設問が用意されています。設問文はすべて英文となっているため、出題形式に慣れておく必要があります。単語や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

 

◎第2次試験

試験時間30分の12.5点満点で、大問1題構成の解答形式は記述式となります。設問は3問で、200字以内の日本語で記述する問題が2問と40語程度の英文を2文記述する問題が1問出題されます。試験時間30分に対して記述量が多いため、時間配分には注意が必要です。過去問に取り組む際は時間を計りながら行い、出題傾向や形式、時間配分などを確認しておきましょう。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度》

◎第1次試験

物理・化学・生物のうち、あらかじめ入学志願票に記入した2科目を解答します。試験時間は2科目合わせて80分で、配点は1科目25点の計50点となります。

 

・物理

物理基礎・物理のすべての範囲から出題され、総解答数は25問となります。電磁気、力学、熱力学、波動など幅広い範囲からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。各分野の基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

・化学

化学基礎・化学のすべての範囲から出題され、総解答数は25問となります。無機・有機・理論化学からまんべんなく出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが重要となります。計算問題も複数出題されるため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。

 

・生物

生物基礎・生物のすべての範囲から出題され、総解答数は25問となります。幅広い範囲から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。また、リード文や図表が複数含まれるため、問題の内容を正確に読み取る力が必要となります。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

 

面接の試験傾向と対策

《2023年度》

◎第2次試験

都道府県ごとに3つのグループに分けられ、グループごとに個別面接と集団面接を実施します。グループによって試験開始時刻が異なるため、注意が必要です。試験時間は、個別面接が10~15分程度、集団面接が20分程度となります。先生や家族、友人の協力を得て、それぞれの面接の対策を十分に行いましょう。

 

 

自治医科大学医学部基本情報

公式サイト

自治医科大学医学部:https://www.jichi.ac.jp/medicine/

 

基本情報

創立年

1972年

生徒数

754人(2023年5月1日現在)

教育理念

医学部の目的

医学部は、医の倫理に徹し、高度な医学知識と臨床的能力を備え、かつ、医療に恵まれない地域の医療に進んで挺身する気概ある医師を養成することを目的としています。

 

引用元:教育研究上の情報 | 自治医科大学

 

自治医科大学医学部の特徴

自治医科大学医学部は、総合医を育てる臨床重視の6年間一貫教育を実施しています。全寮制となっており、学生はキャンパス内に設けられたワンルームマンション型の学生寮で6年間を過ごします。縦割りでグループを構成する「ラウンジ制度」をはじめとする様々な交流を通して、自主性や協調性、地域医療の実現に必要な他者との意思疎通能力などを身につけることができます。経済的事情で進学を諦めてしまうことがないよう「修学資金貸与制度」と「奨学資金貸与制度」という2つの制度を用意しています。「修学資金貸与制度」は、入学者全員に学生納付金相当額及び入学時学業準備費を貸与する制度です。自治医科大学の医学生は、卒業後、*出身都道府県に戻り、都道府県知事が指定する公立病院等に医師として勤務します(へき地勤務含む)。この勤務期間が、貸与を受けた期間の2分の3(原則9年)に達した場合、修学資金の返還が免除されます(*第1次試験を受けた都道府県)。「奨学資金貸与制度」は、生活費の一部を貸付する制度で、申請に基づき無条件で月額50,000円(最高月額150,000円)が貸与されます(卒業後、9年以内に割賦返還)。

 

 

自治医科大学医学部キャンパス情報

キャンパス

住所:〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1

 

 

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