鹿児島大学共同獣医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

鹿児島大学共同獣医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

鹿児島大学共同獣医学部の偏差値は60.0程度で、大学入学共通テストにおいては、7~8割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は、前期日程が2.66~16.63倍、後期日程が4.33倍となり、前期日程パターンbが大学内で最も倍率が高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

鹿児島大学共同獣医学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、国際バカロレア選抜、私費外国人学部留学生選抜の大きく5種類となります。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、前期日程では〈数学・理科・英語〉が課されますが、受験する学科によって理科の選択が異なります。後期日程では、畜産学科は〈面接〉が課されますが、共同獣医学科は個別学力検査が課されず、大学入学共通テストの成績のみを利用します。大学入学共通テストでは、5教科7~8科目の受験が必要となります。詳細は必ず募集要項で確認し、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

鹿児島大学共同獣医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問3題構成で、大問1.2が必須、大問3は3-1、3-2、3-3から1題を選択して解答します。試験当日に問題を見て、自分の得意な問題を選択することができます。出題範囲は選択問題によって異なりますが、2次関数や微分積分、数列、ベクトル、確率など数学の全範囲を満遍なく学習しておくことが大切です。全体的な難易度は、基礎〜標準レベルとなります。基礎的な知識をしっかりと固め、出題傾向や形式に慣れておくためにも複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈理学部(化学プログラム/生物学プログラム)農学部・水産学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問5題構成で、長文読解問題が2題、空欄補充形式の文法・語彙問題が1題、和文英訳問題が1題、自由英作文が1題出題されます。長文読解は説明問題が中心となっているため、記述量が多く時間配分に注意が必要です。文法・語彙問題は標準レベルとなるため、基礎から丁寧に学習しておきましょう。和文英訳と英作文は、合否を分ける重要なポイントとなります。しっかりと対策をして試験に挑むことが大切です。出題傾向や形式に慣れておくために、複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈法文学部・教育学部・医学部・歯学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

物理・化学・生物・地学から1科目を選択して受験します。試験時間90分です。

 

・物理

大問4題構成で、力学、電磁気、波動、熱力学の各分野から出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ねましょう。また、問題文中に「導け」「求めよ」などの記載がある設問では、答えだけではなく導出過程や説明内容なども採点の対象となるため、丁寧に記述する必要があります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておくことが大切です。

 

・化学

大問5題構成で、理論分野、有機分野を中心に出題されます。全体的な難易度は基礎~標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。設問は、計算問題よりも記述問題の割合が高く、化学現象について正しく理解できるかが試されます。また、化学反応式や構造式を記入する問題も出題されます。教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ね、複数年分の過去問で出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・生物

大問4題構成で、基礎知識を問う問題と記述問題がバランスよく出題されます。あまり分野に偏りがないため、教科書の学習を中心に、基礎的な知識はバランスよく、早めにマスターしておく必要があります。その後、標準レベルの問題集、論述対策の問題集で演習を重ね、複数年分の過去問にも取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

・地学(畜産学科のみ選択可)

大問4題構成で、論述問題が多く出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、基礎的な知識を確実に身につけておきましょう。また、用語を覚える際には、その用語について説明できるまで理解しておく必要があります。標準レベルの問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

 

〈理学部・医学部・農学部・水産学部と同様〉

面接の試験傾向と対策

《一般選抜 後期日程》

畜産学科のみ面接が課され、志望動機や将来への目標、畜産や食品に関わる事項についての質問を受け、畜産学に対する興味や関心の高さ、学習意欲及び基礎的な表現力などが評価されます。先生や家族の協力を得て、何度も模擬面接で実践的なトレーニングを行うとともに、畜産や食品に関する知識も養っておきましょう。

 

鹿児島大学共同獣医学部基本情報

公式サイト

鹿児島大学共同獣医学部:http://www.vet.kagoshima-u.ac.jp/index.html

基本情報

創立年

2012年

生徒数

189人(2022年5月時点)

教育理念

<共同獣医学部の教育目標>

国際水準の獣医学教育を体系的に創出・実践するとともに、学際協力により深い知識と高度な技術を備えた専門性の高い獣医師を養成し、幅広い見識と倫理観をもって人間社会の質的向上に貢献できる能力を培い、問題解決能力と自己資質を向上させる能力を涵養することで、地域に根ざすとともに、社会のニーズに対応した人間地球社会を俯瞰できる人材を輩出します。

引用元:共同獣医学部

鹿児島大学共同獣医学部の特徴

鹿児島大学共同獣医学部は、山口大学と連携した教育課程を編成しており、それぞれの大学が特徴とする教育を双方向遠隔授業システムを利用し実践する相互補完型教育を行っています。獣医学に関する深い知識と高度な技術を備えた専門性の高い獣医師の養成を目指す【*獣医学科】が設置されているほか、畜産学と獣医学のハイブリッド教育を行う【畜産学科】が2024年に新設予定です。 *2024年に共同獣医学科に名称変更予定。

 

鹿児島大学共同獣医学部キャンパス情報

郡元キャンパス

学部:法文学部・教育学部・理学部・工学部・農学部・共同獣医学部

住所:〒890-8580 鹿児島県鹿児島市郡元1丁目21番24号

 

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