鹿児島大学農学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

鹿児島大学農学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

鹿児島大学農学部の偏差値は、学科によって異なり45.0~47.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、5~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は学科・コースによって異なり、前期日程が1.16~1.75倍、後期日程が2.14~5倍となっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

鹿児島大学農学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、国際バカロレア選抜、私費外国人学部留学生選抜の大きく5種類となります。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、前期日程では農学科が〈数学・理科(物理・化学・生物・地学から1科目)・英語から2科目〉、国際食料資源学特別コースは〈数学・理科(物理・化学・生物・地学から1科目)・英語〉、後期日程は農学科のみ〈小論文〉が課されます。大学入学共通テストでは、5教科7~8科目の受験が必要となります。詳細は必ず募集要項で確認し、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

鹿児島大学農学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問3題構成で、大問1.2が必須、大問3は3-1、3-2、3-3から1題を選択して解答します。試験当日に問題を見て、自分の得意な問題を選択することができます。出題範囲は選択問題によって異なりますが、2次関数や微分積分、数列、ベクトル、確率など数学の全範囲を満遍なく学習しておくことが大切です。全体的な難易度は、基礎〜標準レベルとなります。基礎的な知識をしっかりと固め、出題傾向や形式に慣れておくためにも複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈理学部(化学プログラム/生物学プログラム)・水産学部・共同獣医学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問5題構成で、長文読解問題が3題、空欄補充形式の文法・語彙問題が1題、和文英訳問題が1題出題されます。長文読解は説明問題が中心となっているため、記述量が多く時間配分に注意が必要です。文法・語彙問題は標準レベルとなるため、基礎から丁寧に学習しておきましょう。和文英訳問題は対話形式の問題となり、しっかりと対策をして試験に挑むことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

〈理学部・工学部・水産学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

物理・化学・生物・地学から1科目を選択して受験します。試験時間90分です。

 

・物理

大問4題構成で、力学、電磁気、波動、熱力学の各分野から出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ねましょう。また、問題文中に「導け」「求めよ」などの記載がある設問では、答えだけではなく導出過程や説明内容なども採点の対象となるため、丁寧に記述する必要があります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておくことが大切です。

 

・化学

大問5題構成で、理論分野、有機分野を中心に出題されます。全体的な難易度は基礎~標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。設問は、計算問題よりも記述問題の割合が高く、化学現象について正しく理解できるかが試されます。また、化学反応式や構造式を記入する問題も出題されます。教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ね、複数年分の過去問で出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・生物

大問4題構成で、基礎知識を問う問題と記述問題がバランスよく出題されます。あまり分野に偏りがないため、教科書の学習を中心に、基礎的な知識はバランスよく、早めにマスターしておく必要があります。その後、標準レベルの問題集、論述対策の問題集で演習を重ね、複数年分の過去問にも取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

・地学

大問4題構成で、論述問題が多く出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、基礎的な知識を確実に身につけておきましょう。また、用語を覚える際には、その用語について説明できるまで理解しておく必要があります。標準レベルの問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

 

〈理学部・医学部・水産学部・共同獣医学部と同様〉

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 後期日程》

試験時間90分の大問2題構成で、設問はそれぞれ2問ずつあります。農学を学ぶ上で必要な基礎学力や理解力、論理的思考力、表現力、独創性などが問われます。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

※農学科のみ

 

鹿児島大学農学部基本情報

公式サイト

鹿児島大学農学部:https://www.agri.kagoshima-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1949年

生徒数

902人(2022年5月時点)

教育理念

<農学部の教育目標>

南九州という多様な自然環境と生物資源に恵まれた地域の特性を活かし、フィールド等での実践的な教育を重視し、豊かな人間性と広い視野、応用・実践能力、国際性を備えた 農林業、食品産業等及び食住農関連分野の技術者・指導者などの育成を目指します。

引用元:農学部 3ポリシー

鹿児島大学農学部の特徴

鹿児島大学農学部は、【農業生産科学科】【食料生命科学科】【農林環境科学科】の3学科と、農学部と水産学部の連携で設置されている【国際食料資源学特別コース】で構成されています。

【農業生産科学科】農業生産における動植物の育種、栽培や飼養管理、農畜産物の利活用に関する知識と技術を学ぶことができます。

【食料生命科学科】生命科学分野と作物生産に関連する土壌科学を含む幅広い領域を学ぶことができます。

【農林環境科学科】地域農林資源の利活用および森林や農地の保全と防災に関する知識と技術を学ぶことができます。農林業のDXやグローバル化を推進する人材育成を目的とした〈スマート農学コース〉が設置されています。

【国際食料資源学特別コース】東南アジア・南太平洋・アフリカを中心とした国際社会を対象に、食料資源の持続的生産とその合理的利用の分野の専門知識を修得することができます。

 

鹿児島大学農学部キャンパス情報

郡元キャンパス

学部:法文学部・教育学部・理学部・工学部・農学部・共同獣医学部

住所:〒890-8580 鹿児島県鹿児島市郡元1丁目21番24号

 

オンライン家庭教師WAMの鹿児島大学農学部受験対策

鹿児島大学農学部の受験を志望している方には、オンライン家庭教師WAMがおすすめです。

専任の教育アドバイザーと東大・京大・早慶などの名門大学講師による質の高い授業で、鹿児島大学農学部の入試突破に必要な思考力・記述力を養うことができます。

また、学力を養う上で重要な自学自習の方法についても伝授。日頃の学習管理も行うので、自然と自学の力を身につけることができます。さらにオンラインだから通学にかかる時間をカット。合格に必要な学力を効率的に得ることができます。