鹿児島大学歯学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

鹿児島大学歯学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

鹿児島大学歯学部の偏差値は52.5程度で、大学入学共通テストにおいては、7~7.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は、前期日程が4.64倍、後期日程が7.8倍となり、募集人員の少ない後期日程が高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

鹿児島大学歯学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、国際バカロレア選抜、私費外国人学部留学生選抜の大きく5種類となります。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、前期日程は〈数学・理科(物理・化学・生物から1科目)・英語・面接〉、後期日程は〈面接〉が課されます。大学入学共通テストでは、5教科7科目の受験が必要となります。詳細は必ず募集要項で確認し、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

鹿児島大学歯学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間120分の大問5題構成で、大問3のみ3-1、3-2、3-3から1題を選択して解答します。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bの範囲からバランスよく出題されており、数学Bでは数列とベクトルが、数学Ⅲでは微分積分と複素数平面が頻出となります。全体的な難易度は基礎〜標準レベルとなるため、教科書レベルの基礎を確実に押さえておきましょう。その後、標準レベルの問題集で演習を重ね、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

〈理学部(数理情報科学プログラム/物理・宇宙プログラム/地球化学プログラム)・医学部・工学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問5題構成で、長文読解問題が2題、空欄補充形式の文法・語彙問題が1題、和文英訳問題が1題、自由英作文が1題出題されます。長文読解は説明問題が中心となっているため、記述量が多く時間配分に注意が必要です。文法・語彙問題は標準レベルとなるため、基礎から丁寧に学習しておきましょう。和文英訳と英作文は、合否を分ける重要なポイントとなります。しっかりと対策をして試験に挑むことが大切です。出題傾向や形式に慣れておくために、複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈法文学部・教育学部・医学部・共同獣医学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

物理・化学・生物から1科目を選択して受験します。試験時間90分です。

 

・物理

大問4題構成で、力学、電磁気、波動、熱力学の各分野から出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ねましょう。また、問題文中に「導け」「求めよ」などの記載がある設問では、答えだけではなく導出過程や説明内容なども採点の対象となるため、丁寧に記述する必要があります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておくことが大切です。

 

・化学

大問5題構成で、理論分野、有機分野を中心に出題されます。全体的な難易度は基礎~標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。設問は、計算問題よりも記述問題の割合が高く、化学現象について正しく理解できるかが試されます。また、化学反応式や構造式を記入する問題も出題されます。教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ね、複数年分の過去問で出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・生物

大問4題構成で、基礎知識を問う問題と記述問題がバランスよく出題されます。あまり分野に偏りがないため、教科書の学習を中心に、基礎的な知識はバランスよく、早めにマスターしておく必要があります。その後、標準レベルの問題集、論述対策の問題集で演習を重ね、複数年分の過去問にも取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

面接の試験傾向と対策

《一般選抜》

前期・後期日程ともに課されます。40分で面接用資料を作成し、それに基づいた面接が行われます。面接では、人間性や教養など歯科医療人としての適性がみられます。先生や家族の協力を得て、何度も模擬面接で実践的なトレーニングを行い、面接の雰囲気や緊張感に慣れておくことが大切です。

 

鹿児島大学歯学部基本情報

公式サイト

鹿児島大学歯学部:https://w3.hal.kagoshima-u.ac.jp/index.html

基本情報

創立年

1977年

生徒数

313人(2022年5月時点)

教育理念

<歯学部の教育目標>

歯学部は、「歯科医療人である前に良識豊かな人間であれ」という理念のもとに、下記の教育目標を達成します。

1.全人的歯科医療を実践しうる歯学分野における幅広い知識と創造性に富む歯科医師および歯科医学教育者・研究者の育成

2.地域医療に貢献しうる幅広い識見と人間性豊かな使命感にあふれる歯科医師および歯科医学教育者・研究者の育成

3.国際社会においても卓越した貢献をなしうる歯科医師および歯科医学教育者・研究者の育成

引用元:歯学部 3ポリシー

鹿児島大学歯学部の特徴

鹿児島大学歯学部は、「地域と世界で輝く歯科医師の育成」に取り組んでいます。歯科医学講義・実習に加えて、歯科インプラント治療学や歯科再生医療学など多彩な統合系科目を開講しています。また、「選択科目」というユニークな制度があり、講義、実習などがない水曜日の午後を利用して、通常の授業では触れることができない学問分野を自主的に学ぶことができます。その他、医療に対する心構えや、医療人としての「たしなみ」などを高めることを目的に、1年次から歯科臨床早期体験実習を実施しています。

 

鹿児島大学歯学部キャンパス情報

桜ヶ丘キャンパス

学部:医学部・歯学部

住所:〒890-8544 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8丁目35番1号

 

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