鹿児島大学工学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

鹿児島大学工学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

鹿児島大学工学部の偏差値は、学科・プログラムによって異なり42.5~45.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、5~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率について、先進工学科の前期日程が1.48倍、後期日程が2.5倍、建築学科の前期日程が2倍、後期日程が7倍となり、募集人員の少ない後期日程が高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

鹿児島大学工学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、国際バカロレア選抜、私費外国人学部留学生選抜の大きく5種類となります。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、前期日程では〈数学・理科(物理・化学から1科目)・英語〉、後期日程では〈小論文〉が課されます。大学入学共通テストでは、前期日程が5教科7科目、後期日程が3教科5科目の受験が必要となります。詳細は必ず募集要項で確認し、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

鹿児島大学工学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間120分の大問5題構成で、大問3のみ3-1、3-2、3-3から1題を選択して解答します。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bの範囲からバランスよく出題されており、数学Bでは数列とベクトルが、数学Ⅲでは微分積分と複素数平面が頻出となります。全体的な難易度は基礎〜標準レベルとなるため、教科書レベルの基礎を確実に押さえておきましょう。その後、標準レベルの問題集で演習を重ね、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておくことが大切です。

〈理学部(数理情報科学プログラム/物理・宇宙プログラム/地球化学プログラム)・医学部・歯学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問5題構成で、長文読解問題が3題、空欄補充形式の文法・語彙問題が1題、和文英訳問題が1題出題されます。長文読解は説明問題が中心となっているため、記述量が多く時間配分に注意が必要です。文法・語彙問題は標準レベルとなるため、基礎から丁寧に学習しておきましょう。和文英訳問題は対話形式の問題となり、しっかりと対策をして試験に挑むことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

〈理学部・農学部・水産学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

物理・化学から1科目を選択して受験します。試験時間90分です。

 

・物理

大問4題構成で、力学、電磁気、波動、熱力学の各分野から出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ねましょう。また、問題文中に「導け」「求めよ」などの記載がある設問では、答えだけではなく導出過程や説明内容なども採点の対象となるため、丁寧に記述する必要があります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておくことが大切です。

 

・化学

大問5題構成で、理論分野、有機分野を中心に出題されます。全体的な難易度は基礎~標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。設問は、計算問題よりも記述問題の割合が高く、化学現象について正しく理解できるかが試されます。また、化学反応式や構造式を記入する問題も出題されます。教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ね、複数年分の過去問で出題傾向や形式を把握しておきましょう。

小論文の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 後期日程》

試験時間90分の問3構成で、各問に3~6の設問があります。工学を学ぶ上で必要な基礎学力と論理的思考力、理解力が問われる試験となります。出題傾向や形式に慣れておくために、複数年分の過去問に取り組みましょう。

 

鹿児島大学工学部基本情報

公式サイト

鹿児島大学工学部:https://www.eng.kagoshima-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1955年

生徒数

1,943人(2022年5月時点)

教育理念

<工学部の教育目標>

知識基盤社会を先導する工学部は、高度な専門職業人の養成教育において、ひとりひとりの学生が自ら向上心をもって主体的に学修し、困難に立ち向かう「自主自律と進取の精 神を有する学士(工学)」の育成を目指します。

引用元:工学部 3ポリシー

鹿児島大学工学部の特徴

鹿児島大学工学は、【先進工学科】と【建築学科】の2学科で構成されており、イノベーションの創出を達成しうる人材育成に取り組んでいます。【先進工学科】には、〈機械工学プログラム〉〈電気電子工学プログラム〉〈海洋土木工学プログラム〉〈化学工学プログラム〉〈化学生命工学プログラム〉〈情報・生体工学プログラム〉、【建築学科】には、〈建築学プログラム〉が設置されています。令和2年度に7学科構成から2学科制となり、改組後のカリキュラムでは、第4次産業革命やSociety5.0などの新しい時代の変化に対応できる能力を養成するため、工学基礎教育と数理・データサイエンス教育が強化されました。

 

鹿児島大学工学部キャンパス情報

郡元キャンパス

学部:法文学部・教育学部・理学部・工学部・農学部・共同獣医学部

住所:〒890-8580 鹿児島県鹿児島市郡元1丁目21番24号

 

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