鹿児島大学水産学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

鹿児島大学水産学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

鹿児島大学水産学部の偏差値は、学科・コースによって異なり45.0~47.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、5.5~6割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の競争倍率は、学部小計で前期日程が1.92倍、後期日程が1.77倍となっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

鹿児島大学水産学部の入試は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜、国際バカロレア選抜、私費外国人学部留学生選抜の大きく5種類となります。さらに一般選抜は、前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等を受験する必要があります。個別学力検査等について、前期日程では〈数学・理科(物理・化学・生物・地学から1科目)・英語〉、後期日程では〈小論文〉が課されます(国際食料資源学特別コースの募集なし)。大学入学共通テストでは、5教科7~8科目の受験が必要となります。詳細は必ず募集要項で確認し、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

 

鹿児島大学水産学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問3題構成で、大問1.2が必須、大問3は3-1、3-2、3-3から1題を選択して解答します。試験当日に問題を見て、自分の得意な問題を選択することができます。出題範囲は選択問題によって異なりますが、2次関数や微分積分、数列、ベクトル、確率など数学の全範囲を満遍なく学習しておくことが大切です。全体的な難易度は、基礎〜標準レベルとなります。基礎的な知識をしっかりと固め、出題傾向や形式に慣れておくためにも複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈理学部(化学プログラム/生物学プログラム)農学部・共同獣医学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

試験時間90分の大問5題構成で、長文読解問題が3題、空欄補充形式の文法・語彙問題が1題、和文英訳問題が1題出題されます。長文読解は説明問題が中心となっているため、記述量が多く時間配分に注意が必要です。文法・語彙問題は標準レベルとなるため、基礎から丁寧に学習しておきましょう。和文英訳問題は対話形式の問題となり、しっかりと対策をして試験に挑むことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

〈理学部・工学部・農学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《2023年度一般選抜 前期日程》

物理・化学・生物・地学から1科目を選択して受験します。試験時間90分です。

 

・物理

大問4題構成で、力学、電磁気、波動、熱力学の各分野から出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ねましょう。また、問題文中に「導け」「求めよ」などの記載がある設問では、答えだけではなく導出過程や説明内容なども採点の対象となるため、丁寧に記述する必要があります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておくことが大切です。

 

・化学

大問5題構成で、理論分野、有機分野を中心に出題されます。全体的な難易度は基礎~標準レベルですが、一部難度の高い問題も含まれます。設問は、計算問題よりも記述問題の割合が高く、化学現象について正しく理解できるかが試されます。また、化学反応式や構造式を記入する問題も出題されます。教科書を中心に学習を行い、標準レベルの問題集で演習を重ね、複数年分の過去問で出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

・生物

大問4題構成で、基礎知識を問う問題と記述問題がバランスよく出題されます。あまり分野に偏りがないため、教科書の学習を中心に、基礎的な知識はバランスよく、早めにマスターしておく必要があります。その後、標準レベルの問題集、論述対策の問題集で演習を重ね、複数年分の過去問にも取り組み、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

・地学

大問4題構成で、論述問題が多く出題されます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、教科書を中心に学習を行い、基礎的な知識を確実に身につけておきましょう。また、用語を覚える際には、その用語について説明できるまで理解しておく必要があります。標準レベルの問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

 

〈理学部・医学部・農学部・共同獣医学部と同様〉

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 後期日程》

試験時間90分で、与えられた資料を基に現状と課題、その解決策を500~600字で簡潔に述べる問題が出題されます。水産学を学ぶ上で必要な基礎的事項に関する理解力やトピックス的なものに関する理解力、考察力などが問われます。出題傾向や形式に慣れておくために、複数年分の過去問に取り組み、実際に書く練習を行いましょう。 ※水産学科のみ

 

鹿児島大学水産学部基本情報

公式サイト

鹿児島大学水産学部:https://www.fish.kagoshima-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1949年

生徒数

613人(2022年5月時点)

教育理念

<水産学部の教育目標>

水産学部は専門知識を修得し豊かな世界観と倫理観を備えた水産技術者を社会に送り出すために、以下の教育目標を掲げます。

1.鹿児島から東南アジア・南太平洋を含む水圏をフィールドとして、水産資源の持続的生産とその合理的利用及び水圏環境の保全・管理の分野の専門知識を修得した人材の育 成。

2.豊かな世界観と倫理観を備え、グローバル化する産業社会に参画する人材の育成。

3.地域社会と国際社会に貢献できる進取の精神を持った人材の育成。

引用元:水産学部 3ポリシー

鹿児島大学水産学部の特徴

鹿児島大学水産学部は、日本最南端の水産学部として、東南アジアから南太平洋までをも視野に入れたグローバルな水産教育を行っています。1年次に水産学をはじめ、幅広い分野の基礎を学び、2年進級時に所属する専門分野(水圏科学/水産資源科学/食品生命科学/水産経済学/水圏環境保全学)を選択し、専門性を高めます。また、かごしま丸・南星丸という附属練習船を保有しており、生物・資源系の調査観測実習や船舶運航技術系の実習など多数の実習を実施しています。その他、農学部と連携した教育を行う〈国際食料資源コース〉と、〈水産教員養成プログラム〉〈海技士養成プログラム〉〈グローバル人材育成プログラム〉という3つの教育プログラムが用意されています。

 

鹿児島大学水産学部キャンパス情報

下荒田キャンパス

学部:水産学部

住所:〒890-0056 鹿児島県鹿児島市下荒田4丁目50番20号

 

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