大学入試情報・受験対策
金沢大学理工学域の入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
金沢大学理工学域の受験対策の
偏差値・難易度
金沢大学理工学域の偏差値は、学類ごとにおよそ52.5~57.5となっています。共通テストでは6割~7割近くの得点が合格の目安となります。
入試の特徴と勉強のポイント
金沢大学理工学域の一般選抜は、前期日程と前期日程(理系一括)があり、学類によって配点が異なります。ここでは一般選抜で行われる個別学力検査について説明します。数物科学類は、数学(600点)・理科(480点)・外国語(270点)の3科目で行われます。物質化学類・地球社会基盤学類・生命理工学類では、数学(450点)・理科(450点)・外国語(450点)となっています。機械工学類・フロンティア工学類・電子情報通信学類では、数学(550点)・理科(400点)・外国語(400点)の3科目です。理系一括では理科(600点)となっています。理系一括入試で入学した場合、1年間は国際基幹教育院総合教育部に所属し、2年次に各学類へ移行します。金沢大学の入試は、標準レベルの問題が多く出題されます。必ず過去問に取り組み、出題傾向を把握しておきましょう。
金沢大学理工学域の科目別傾向と対策
数学の傾向と対策
数学は例年大問4題で構成され、すべて記述式となっています。大問3題は標準レベルで、残り1題は難問となっています。数学Ⅲの分野から多く出題されていますが融合問題も多いため、満遍なく勉強しておく必要があります。教科書レベルの基礎を徹底的に身につけ、理系入試標準レベルの練習問題を行いましょう。
※融合学域(理系傾斜)・医療保健学域(保健学類/看護以外)と同様
英語の傾向と対策
英語は例年大問3題で構成され、全て記述式となっています。長文問題2題とテーマを与えられた自由英作文1題が出題されています。解答が全て英語のため、他大学の英語と比較すると記述力が求められます。普段から英単語や文法を正しく覚え、自分の考えを簡潔に記述できるように備えておきましょう。初見では難しい問題のため、過去問で出題形式に慣れておく必要があります。
※融合学域・人間社会学域・医薬保健学域と同様
理科の傾向と対策
2021年度より出題形式が変更されました。学類によって選択科目が異なります。
物理:物理の試験は大問6題の記述式問題で構成されており、各学類の入試では大問1~5題、理系一括入試は大問6題全ての解答を指定されています。問題数が多いため、各分野から満遍なく出題されます。教科書の内容は徹底的に理解しておきましょう。大問の後半になるにつれて、難易度が上がる傾向にあります。時間配分を意識しながら過去問に取り組み、出題形式を把握しておきましょう。
化学:化学の試験は大問7題の記述式問題で構成されており、各学類の入試では大問1~6題、理系一括入試は大問7題全ての解答を指定されています。理論化学・無機化学・有機化学から満遍なく出題されており、化学現象の理由を論述する問題など説明問題が頻出です。標準レベルの問題が中心のため、基礎知識を身につけ、確実に解答できるようにしておきましょう。
生物:生物の試験は大問5題の記述式問題で構成されており、各学類の入試では5題の中から4題を選択する形式となっています。幅広い分野からバランスよく出題されます。難易度は標準レベルですが、やや発展的な問題も含まれます。用語問題や論述問題、計算問題を中心に、グラフや図の作成もあります。教科書レベルの基礎知識は必ず身につけておきましょう。
地学:地学の試験は大問5題の記述式問題で構成されており、大問5題全ての解答を指定されています。
金沢大学理工学域基本情報
公式サイト
金沢大学理工学域:https://www.se.kanazawa-u.ac.jp/
基本情報
創立年
1887年
生徒数
2,557人(2021年05月時点)
金沢大学理工学域の特徴
金沢大学理工学域は1887年に設立され、数物科学類・物質化学類・機械工学類・フロンティア工学類・電子情報通信学類・地球社会基盤学類・生命理工学類の7つの学類が設置されています。理工学域では、1年次で共通の基礎を学んだ後、2年次から各学類の専門分野を学びます。
数物科学類は、数学・応用数理・計算科学・物理学の4つの分野の教育と研究を行っています。2年次に2つの基礎プログラム群から1つを選択し、専門分野の基礎を身につけ、3年次からは4つの発展プログラム群から1つを選択し専門分野をより深く学びます。これらのプログラム制によって、自分の興味に合わせたカリキュラムを組むことが可能となっています。また各プログラムには共通科目があり、幅広い分野を学ぶことができます。卒業後は中学又は高校の教員や技術者、研究者、出版関係など進路は多種多様となっています。
物質化学類は、自然環境に適合した機能性物質を新しく作り出したり、人々の日常を支える化学製品の開発や製造過程に至るまで、化学を通じて幅広い領域に挑戦する学類です。2年次の後期から2つのコアプログラムから1つを選択し、教養やスキルなどを身につけます。3年次からは6つの発展的専門科目であるアドバンストプログラムから2つ以上を選択して受講します。これらのプログラムによって、最先端の科学知識や実験技術を修得することが可能となります。卒業生の8割近くが大学院へ進学し研究を続けています。
機械工学類は、持続可能な社会の発展を支える機械技術者や研究者の育成を目標としています。2年前期で専門科目や実践を通じて機械工学の学びを深め、2年次夏に3つのコースから1つ選択し、より深い知識を身につけます。卒業生の7割以上が大学院へ進学し研究を続けています。
フロンティア工学類は、工学の知識やスキルを組合せ未踏領域(フロンティア)を切り開く能力の修得を目指します。コース制を採用せずに工学基礎となる4つのコアプログラムと、「知能ロボティクス」などの6つのフロンティアプログラムを組み合わせて履修します。複数の分野の専門知識を融合的に学ぶことが可能です。
電子情報通信学類では、電気エネルギー分野やスマートフォンなどのデバイス分野、IoTや人工知能といった新しい技術の開発を行うメディア処理分野など様々な分野の基礎知識を幅広く身につけることができます。1年次で共通科目と学域の科目を履修し、2年次前期で電子情報工学に関する基礎科目を学びます。2年次後期からは2つのコースのいずれかに配属され、専門分野の知識とスキルを身につけることができます。
地球社会基盤学類は、理学系と工学系が融合した学類であり、地球を取り巻く自然現象を多角的に探究し、豊かな社会の構築を目指す人材の育成を目標としています。1・2年次で共通科目と専門基礎科目を履修し、専門分野の基礎を徹底的に身につけます。2年次後期からは3つのコースのいずれかに配属され、より専門性の高い学修を行います。
生命理工学類は、様々な生命に触れ、神秘を解き明かし、新分野を開拓する人材育成を目指しています。2年次前期で生命学を中心に専門基礎科目を学び、後期から自分の興味に合わせて生命システム、海洋生物資源、バイオ工学コースの3つの専門コースから選択し学びを深めます。理論や実験、情報処理などを関連付けて学ぶことができ、生命現象を体系的に理解することが可能となっています。
金沢大学理工学域キャンパス情報
角間キャンパス
学部:理工学域
住所:〒920-1192 石川県金沢市角間町
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