近畿大学産業理工学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年2月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

近畿大学産業理工学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

近畿大学産業理工学部は、偏差値は学科によって異なりますが、42.5~50程度です。共通テストでは、6割~7割程度得点することが合格への目安です。建築・デザイン学科の難易度が高く、生物環境化学科の難易度が低い傾向にあります。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

近畿大学産業理工学部の入試は、外国語・選択2科目の3科目で行われます。各科目の配点について前期A日程・B日程のスタンダード方式では全て100点、高得点科目重視方式では最高得点科目を2倍換算した400点満点、後期では高得点2科目200点満点で判定されます。
数学Ⅲの難易度が高いため、数学の数学Ⅲを含む範囲を選択する場合は重点的な対策が必要です。

 

 

近畿大学産業理工学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

大問1の現代文は15問あり、そのうち漢字問題は5問です。大問2の古文と大問3の現代文はそれぞれ10問程度です。大問1の評論や随筆は文章量が多いため、時間配分の練習が必要です。大問2は基本的な問題が多いため、教科書を中心として文法を確実に身に付けましょう。大問3は大問1で採用されたジャンル以外の文章となり、一風変わった問題が出ることが多いため、過去問で問題に慣れておきましょう。

 

数学の試験傾向と対策

大問3題が出題され、段階的に難易度が上がる大問構成です。図形の問題や数列が頻出となっており、計算力を問う問題が多い傾向にあります。数学IIIを含む場合は、大問3で複素数平面と微積のどちらかが出題されます。数学IIIは難問となるため、過去問を繰り返し解いて、解答できるようにしましょう。

 

英語の試験傾向と対策

大問が7つと多いため、時間配分に注意しましょう。範囲はバランスよく出題されます。教科書の基礎が問われる問題が多いため、苦手分野をつくらないことが重要です。時間を計りながら過去問に取り組み、出題形式に慣れておきましょう。

 

地歴公民の試験傾向と対策

日本史:大問4題のうち、大問1から大問2は史料問題が出題される傾向があります。全体的に教科書の内容を問う問題構成です。各時代で幅広い分野が出題されます。地図や年号なども確認しながら覚えるようにしましょう。

 

世界史:欧米史が1題とアジア・アフリカ史が1題の大問2題が出題されます。全体的に教科書の内容を問う問題構成です。政治史が中心ですが、文化史も含まれます。年号や地図も確認しながら覚えることが重要です。

 

地理:年度によりますが、大問3題が出題されます。主に基本的なレベルの問題で、地形図やグラフの問題がよく出ます。教科書や資料集の知識を確実に身に付け、過去問演習を行いましょう。

 

理科の試験傾向と対策

物理:大問3題のうち、力学・電磁気は必出です。大問3は波動と熱力学が頻出となっています。全体を通して教科書の内容を問う問題です。グラフ等を用いた問題には難問が出ることもありますが、丁寧な誘導があるため、過去問演習で慣れておきましょう。

 

化学:年度によりますが、大問3~4題の出題です。理論化学が1~2題、有機1題、無機1題で構成され、近年は大問4題の傾向にあります。知識とともに考察力や計算力が問われます。理由や過程などを知識に関連付けて理解するようにしましょう。

 

生物:年度によりますが、大問4~5題の出題です。生物基礎は免疫、生物はDNAや光合成などがよく出題されます。やや難易度の高い問題もありますが、基本的には教科書の内容が中心です。問題数が多いため、過去問演習を通して時間配分を考えましょう。

 

 

近畿大学産業理工学部基本情報

公式サイト

近畿大学産業理工学部:https://www.kindai.ac.jp/hose/

 

基本情報

創立年

1966年

生徒数

1,678人(2021年05月時点)

教育理念

近畿大学学園の建学の精神に基づいた産業理工学部は、従来の大学における文科と理科に区別された教育に対する反省から人間主義の工学“(Humanity-Oriented Science and Engineering)”の実践を目指し、自然・技術・人文・社会が調和する文理協働の発想をもった教養ある社会人を育成することを教育理念としています。このため、本学建学の精神である実学教育のもと、技術に偏重せず21世紀が求める文理シナジー的発想とコミュニケーション力を持ったフロンティア人材を育成することを目的にしています。

 

引用元:近畿大学産業理工学部 教育理念

 

近畿大学産業理工学部の特徴

近畿大学産業理工学部は1966年に設置された第二工学部を前身とし、1985年に九州工学部、2004年に産業理工学部に改組されました。2016年には創立50周年を迎えています。学科は生物環境化学科、電気電子工学科、建築・デザイン学科、情報学科、経営ビジネス学科の理系4学科、文系1学科です。生物環境化学科・情報学科は2年次より3コース、経営ビジネス学科は2年次より2コース、電気電子工学科は3年次より3コース、建築・デザイン学科は3年次より2コースに分かれます。また、3年次より研究室に所属します。食品・エネルギー・環境・電気・建築・情報・マネジメントなど、文系・理系の各分野を横断した実践的な教育を行っています。キャンパスは福岡に位置しており、地域と連携した研究が活発です。

 

インターンシップや資格試験対策講座も充実しており、公務員試験受験対策講座、MOS、TOEIC、宅地建物取引士や二級建築士の試験対策講座などを学内で受講することができます。資格取得者への奨学金給付制度もあります。企業説明会や採用試験、業界研究会なども学内で実施します。就職率が高いことも特徴で、特に上場企業・優良企業や公務員への就職率が高くなっています。
資格については、高校教員免許(理科・工業・情報・商業)、食品衛生管理者、食品衛生監視員(任用資格)、毒物劇物取扱責任者、第一級陸上特殊無線技士、第三級海上特殊無線技士、社会調査士、自然体験活動指導者(NEAL)の他、上・中級バイオ技術者、危険物取扱者(甲種)、第二種電気工事士、消防整備士(甲種)、電気通信主任技術者、消防設備士(甲種)、二級建築士、建築設備士、木造建築士、税理士の受験資格が取得可能です。

 

 

近畿大学産業理工学部キャンパス情報

福岡キャンパス

学部:産業理工学部
住所:〒820-8555 福岡県飯塚市柏の森11の6

 

 

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