大学入試情報・受験対策
北里大学医学部に受かるには？入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
北里大学医学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
北里大学医学部の偏差値は、62.5程度となります。2023年度一般選抜の入試競争倍率は13.69倍となり、北里大学の中で最も合格のハードルが高くなっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
北里大学医学部の入試は、学校推薦型選抜・一般選抜・編入学者選抜の大きく3種類となります。一般選抜は前期日程のみの実施され、第1次試験と第2次試験に分かれています。第1次試験は理科・数学・外国語の3科目で選抜が行われ、第1次試験の合格者のみ第2次試験を受験することができます。第2次試験では論文と面接試験が課されます。面接は個人またはグループ面接、あるいはその両方を複合した形式で実施されます。第2次試験の対策は、先生や家族の協力を得ながら行うと良いでしょう。
北里大学医学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜》
試験時間80分の150点満点で、大問3題構成となります。解答は大問1が答えのみ記入、大問2.3は途中式や考え方の記述と答えの両方の記入が必要です。数学Ⅰ（データの分析を除く）・Ⅱ・Ⅲ・A・B（確率分布と統計的な推測を除く）のすべての範囲から出題されます。問題数はそれほど多くないため、苦手分野を作らないようにバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。
英語の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜》
試験時間70分の150点満点で、大問6題構成となります。解答形式はすべてマークシート方式となるため、マーク漏れやマークミスなどのケアレスミスをしないよう注意が必要です。長文読解問題2題、短文読解問題1題、会話文問題1題、語彙・文法問題1題、和文英訳問題1題が出題されます。長文読解問題では内容把握に関する問題のほか、空所補充問題で知識力も問われます。また、読解問題と会話文問題は、設問文が英文となっているため、演習を重ねて形式に慣れておきましょう。語彙・文法問題と、和文英訳問題は適語補充となっています。単語の意味や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。
理科の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜》
試験時間は2科目で100分の200点満点、解答形式はすべてマークシート方式となります。
・物理
大問3題構成で、原子を除く物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。総解答数は24問で、それぞれの設問につき選択肢が12～18個提示されているため、マークミスには注意が必要です。図を用いた問題や計算問題が複数出題されるため、過去問演習で出題傾向や形式に慣れておきましょう。
・化学
大問5題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。総解答数は24問で、選択肢は5～10個提示されています。基本的な語句の知識を問う問題や計算問題、実験に関する問題など、出題形式は多岐にわたります。苦手分野を作らないようにバランスよく学習しておきましょう。
・生物
大問2題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。総解答数は47問で、他の理科科目に比べて倍近い解答数となります。実験に関する問題が複数出題されるため、基本の流れや結果に対する考察などしっかりと復習しておきましょう。
論文の試験傾向と対策
《2022年度 一般選抜》
試験時間90分で、与えられた1つの文章に対して3つの設問に解答します。問1は20字以内で問題文の題名をつける問題、問2は80字以内もしくは200字以内で傍線部に関する説明記述や筆者の主張について述べる問題、問3は800字以内で問題文全体を参考にして自分の意見を述べる問題となります。医療系に関するさまざまなテーマの文章にたくさん触れ、筆者の主張や自分の意見をまとめる練習を行いましょう。また、文章の基本の書き方をしっかりと身につけ、練習で書いた文章は先生に添削してもらうことが重要となります。
北里大学医学部基本情報
公式サイト
北里大学医学部：https://www.kitasato-u.ac.jp/med/
基本情報
創立年
1970年
生徒数
742人（2023年5月1日現在）
教育理念
人材の養成・教育研究上の目的
医学部では、広く体系的な知識と確実な技術を持ち、それを深化させるよう最先端の医学知識を意欲的に吸収できるような自己研鑽学習を継続する人材を育成するとともに、開学以来実践されてきた「チーム医療」の実践家となるため、他者に共感し、協働して物事に取り組むことができ、倫理観を持って広く社会に貢献できる人材の育成を目的としています。
北里大学医学部の特徴
北里大学医学部は、独自の6年間一貫教育に取り組んでおり、人体を臓器別に分け疾患を総合的に捉える力を養うため、臨床に根差した「器官系別総合教育」や、他学部や病院と連携し行う「チーム医療教育プログラム」などを実施しています。また、豊かな人間性の涵養やコミュニケーション能力向上を目的に、熊本県での農村体験実習や北海道八雲牧場での牧場実習、病院体験当直、介護・福祉施設での実習などを行っています。6年次には、最長9週間までの海外臨床実習を選択することができます。キャンパス内には、「臨床教育研究棟」があり、最先端の臨床教育や多職種横断型臨床教育を受けることができます。
北里大学医学部キャンパス情報
相模原キャンパス
住所：〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
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