神戸大学国際人間科学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

神戸大学国際人間科学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

神戸大学国際人間科学部の偏差値は、入試日程や学科によって異なり60.0~67.5程度です。大学入学共通テストにおいては、8割程度得点することが合格の目安となります。最も偏差値が高いのは、後期日程のグローバル文化学科です。神戸大学の中では、標準的な難易度の学部と言えます。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

神戸大学国際人間科学部の入試は、一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜・「志」特別選抜・社会人特別選抜・私費外国人(留)学生特別選抜の6種類があります。一般選抜において、志願者数の募集人員に対する倍率が前期日程で約4.5倍、後期日程で約10倍を超える場合は、2段階選抜を実施することがあります。大学入学共通テストは、前期・後期日程とも5~6教科7~8科目の受験が必要です。後期日程では小論文試験も課されるため、過去問や参考書を活用し別途対策をしておきましょう。

 

神戸大学国際人間科学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

例年、大問3題構成、試験時間100分です。大問1が現代文、大問2が古文、大問3が漢文となります。難易度は標準~難レベルで、時間配分には注意が必要です。現代文では漢字の書き取り、古文では助動詞、文学史、漢文では書き下しなどが知識問題として小問で出題されるため、基礎をしっかりと固めておく必要があります。50~160字程度の説明記述問題が複数出題されるため、読解力と簡潔にまとめて記述する表現力が問われます。複数年分の過去問演習が最も有効な対策となるため、何度も挑戦すると良いでしょう。

〈文学部・法学部・経済学部と同様〉

数学の試験傾向と対策

《環境共生学科(理科系受験以外)》

例年、大問3題構成で、試験時間は80分です。数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)からの出題で、難易度は標準レベルとなります。基礎知識の定着を問う問題が出題されるため、確実に得点することが重要となります。特に、微分・積分の分野が頻出となるため、重点的に学習すると良いでしょう。

〈文学部・法学部・経済学部・経営学部・医学部(保健学科 検査技術科学専攻以外)・海洋政策科学部(文系科目重視型)と同様〉

 

《環境共生学科(理科系受験)》

例年、大問5題構成で、試験時間は120分です。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)からの出題で、難易度は標準レベルとなりますが、時間配分には注意が必要です。基礎知識の定着を問う問題が出題されるため、確実に得点することが重要となります。特に、数Ⅲからの出題が頻出となるため、重点的に学習すると良いでしょう。

〈理学部・医学部(医学科・保健学科 検査技術科学専攻)・工学部・農学部・海洋政策科学部(理系科目重視型)と同様〉

英語の試験傾向と対策

例年、大問4題構成で、試験時間は80分です。大問1~3が長文読解問題、大問4が和文英訳もしくは自由英作文となっています。難易度は標準~難レベルとなり、特に時間配分に注意が必要です。設問は選択や組み合わせ、日本語訳、説明記述など多岐にわたります。基礎知識をしっかりと身につけた上で、時間を計りながら複数年分の過去問に取り組み、出題傾向と解答のペース配分を把握しておくと良いでしょう。

〈文学部・法学部・経済学部・経営学部・理学部・医学部・工学部・農学部・海洋政策科学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

・物理

例年、大問3題構成で、力学・電磁気学・熱力学・波動などから出題されます。解答形式はすべて記述式で、難易度は標準~難レベルとなります。公式などをただ暗記するのではなく、本質から理解することが重要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向を把握しておくと良いでしょう。

 

・化学

例年、大問4題構成で、理論化学・無機化学・有機化学・高分子などから出題されます。難易度は標準~難レベルとなり、時間配分には注意が必要です。解答はすべて記述式となっているため、計算過程を書く問題では、論理的に分かりやすく記述することが重要となります。出題傾向と解答のペース配分を把握するために、過去問は時間を計りながら取り組むと良いでしょう。

 

・生物

例年、大問4題構成で、さまざまな単元からまんべんなく出題されますが、特に遺伝やDNAが頻出分野となります。実験に関する問題や、各大問ごとに数問ずつ論述問題が出題されるため、それぞれの単元の深い知識が必要となります。複数年分の過去問演習で出題傾向を把握し、解答のペース配分なども確認しておきましょう。

 

・地学

例年、大問3題構成で、天体や地質などを中心に出題されます。解答形式はすべて記述式で、計算や作図、説明記述など多岐にわたります。計算問題では、計算過程を記述する必要があるため、日頃から分かりやすく簡潔にまとめて記述する練習を行いましょう。基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

 

〈理学部・農学部・海洋政策科学部(理系科目重視型)と同様〉

小論文の試験傾向と対策

《グローバル文化学科》

例年、試験時間120分で、配点200点の小論文が課せられます。グローバル文化学科の学修に必要となる理解力や思考力、表現力を問うため、資料を用いて論述する問題となっています。課題文を読んだ上で、その内容に関する説明を100~400字程度で記述する問題が2問と自身の考えを1000字程度で論述する問題が1問出題されます。小論文の書き方をしっかりと理解した上で、複数年分の過去問に取り組み、添削指導を受けながら記述力を養いましょう。

 

《発達コミュニティ学科、環境共生学科(文科系受験)、子ども教育学科》

例年、試験時間150分で、配点は発達コミュニティ学科と子ども教育学科が200点、環境共生学科(文科系受験)が250点の小論文が課せられます。それぞれの学科の学修に必要となる理解力や思考力、表現力を問うため、資料を用いて論述する問題となっています。課題文を読んだ上で、その内容に関する説明を100~400字程度で記述する問題が3問と自身の考えを800字程度で論述する問題が1問出題されます。小論文の書き方をしっかりと理解した上で、複数年分の過去問に取り組み、添削指導を受けながら記述力を養いましょう。

 

神戸大学国際人間科学部基本情報

公式サイト

神戸大学国際人間科学部:http://www.fgh.kobe-u.ac.jp/ja

基本情報

創立年

2017年

生徒数

1,579人(2022年5月1日現在)

教育理念

グローバルイシューを深い人間理解と他者への共感をもって解決し、「グローバル共生社会」の実現に貢献する「協働型グローバル人材」を養成することを目的としています。

引用元:国立大学法人神戸大学|学部における人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的

神戸大学国際人間科学部の特徴

神戸大学国際人間科学部は、「グローバル共生社会」の実現に貢献する「協働型グローバル人材」を養成しています。【グローバル文化学科】【発達コミュニティ学科】【環境共生学科】【子ども教育学科】で構成されており、学科専門科目のほか、「協働型リーダーシップ論」「異文化コミュニケーション論」「フィールドワーク方法論」など学部共通の専門科目が多数用意されています。また、学生全員が海外研修とフィールド学修に参加する「グローバル・スタディーズ・プログラム(GSP)」という実践型教育を実施しています。

 

神戸大学国際人間科学部キャンパス情報

鶴甲第1キャンパス

住所:〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲1丁目2の1

鶴甲第2キャンパス

住所:〒657-8501 兵庫県神戸市灘区鶴甲3丁目11

 

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