神戸大学海洋政策科学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

神戸大学海洋政策科学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

神戸大学海洋政策科学部の偏差値は、入試日程や受験区分によって異なり、55.0~60.0程度となります。最も偏差値が高いのは、後期日程の理系科目重視型選抜です。大学入学共通テストにおいては、7~7.5割程度得点することが合格の目安となります。神戸大学の中では、比較的合格のハードルが低い学部と言えます。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

神戸大学海洋政策科学部の入試は、一般選抜・「志」特別選抜・私費外国人(留)学生特別選抜の3種類があります。一般選抜において、志願者数の募集人員に対する倍率が前期日程で約5倍、後期日程で約10倍を超える場合は、2段階選抜を実施することがあります。大学入学共通テストは、前期・後期日程とも5教科7~8科目の受験が必要です。また、文系科目重視型は前期のみとなるため注意しましょう。

 

神戸大学海洋政策科学部の科目別傾向と対策

国語の試験傾向と対策

例年、試験時間60分の大問3題構成で、大問1の現代文のみ解答します。難易度は標準~難レベルとなります。漢字の書き取りなどが知識問題として小問で出題されるため、基礎をしっかりと固めておく必要があります。80~160字程度の説明記述問題が複数出題されるため、読解力と簡潔にまとめて記述する表現力が問われます。複数年分の過去問演習が最も有効な対策となるため、何度も挑戦すると良いでしょう。

数学の試験傾向と対策

《文系科目重視型》

例年、大問3題構成で、試験時間は80分です。数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)からの出題で、難易度は標準レベルとなります。基礎知識の定着を問う問題が出題されるため、確実に得点することが重要となります。特に、微分・積分の分野が頻出となるため、重点的に学習すると良いでしょう。

 

〈文学部・国際人間科学部(環境共生学科(理科系受験以外))・法学部・経済学部・経営学部・医学部(保健学科 検査技術科学専攻以外)と同様〉

 

《理系科目重視型》

例年、大問5題構成で、試験時間は120分です。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)からの出題で、難易度は標準レベルとなりますが、時間配分には注意が必要です。基礎知識の定着を問う問題が出題されるため、確実に得点することが重要となります。特に、数Ⅲからの出題が頻出となるため、重点的に学習すると良いでしょう。

 

〈環境共生学科(理科系受験)・理学部・医学部(医学科・保健学科 検査技術科学専攻)・工学部・農学部と同様〉

英語の試験傾向と対策

例年、大問4題構成で、試験時間は80分です。大問1~3が長文読解問題、大問4が和文英訳もしくは自由英作文となっています。難易度は標準~難レベルとなり、特に時間配分に注意が必要です。設問は選択や組み合わせ、日本語訳、説明記述など多岐にわたります。基礎知識をしっかりと身につけた上で、時間を計りながら複数年分の過去問に取り組み、出題傾向と解答のペース配分を把握しておくと良いでしょう。

〈文学部・国際人間科学部・法学部・経済学部・経営学部・理学部・医学部・工学部・農学部と同様〉

理科の試験傾向と対策

《理系科目重視型》

・物理

例年、大問3題構成で、力学・電磁気学・熱力学・波動などから出題されます。解答形式はすべて記述式で、難易度は標準~難レベルとなります。公式などをただ暗記するのではなく、本質から理解することが重要となります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向を把握しておくと良いでしょう。

 

・化学

例年、大問4題構成で、理論化学・無機化学・有機化学・高分子などから出題されます。難易度は標準~難レベルとなり、時間配分には注意が必要です。解答はすべて記述式となっているため、計算過程を書く問題では、論理的に分かりやすく記述することが重要となります。出題傾向と解答のペース配分を把握するために、過去問は時間を計りながら取り組むと良いでしょう。

 

・生物

例年、大問4題構成で、さまざまな単元からまんべんなく出題されますが、特に遺伝やDNAが頻出分野となります。実験に関する問題や、各大問ごとに数問ずつ論述問題が出題されるため、それぞれの単元の深い知識が必要となります。複数年分の過去問演習で出題傾向を把握し、解答のペース配分なども確認しておきましょう。

 

・地学

例年、大問3題構成で、天体や地質などを中心に出題されます。解答形式はすべて記述式で、計算や作図、説明記述など多岐にわたります。計算問題では、計算過程を記述する必要があるため、日頃から分かりやすく簡潔にまとめて記述する練習を行いましょう。基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

 

〈国際人間科学部・理学部・農学部と同様〉

 

神戸大学海洋政策科学部基本情報

公式サイト

神戸大学海洋政策科学部:https://www.ocean.kobe-u.ac.jp/

基本情報

創立年

2021年

生徒数

406人(2022年5月1日現在)

教育理念

海洋基礎科学分野、海洋応用科学分野、海洋ガバナンス分野及び海技士養成に係る商船学分野を対象とした教育研究を行い、人間と海との関わりに関する深い洞察力を身に付け、海洋の科学的探究、海洋環境の保全、海洋の持続可能な開発・利用と海事・海洋産業の発展、海洋に係る法秩序の安定、国際的協調と総合的管理に貢献し、将来の海洋立国を牽引する「海のグローバルリーダー」及び「海のエキスパート」となり得る人材を育成することを目的としています。

引用元:国立大学法人神戸大学|学部における人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的

神戸大学海洋政策科学部の特徴

神戸大学海洋政策科学部は、「人と海の共生」をテーマに、海の研究・開発・利用を牽引する「海のエキスパート」を育成しています。1年次に海洋に関する広範な基礎教養(海洋リテラシー)を学び、2年次以降、「海洋基礎科学領域」「海洋応用科学領域」「海洋ガバナンス領域」「海洋ライセンスコース(航海学領域/機関学領域)」から、主専門と副専門を選択し、専門的に学びます。主専門・副専門だけではなく、「海のBDL」や「海のインターンシップ」といった専門領域横断型カリキュラムも用意されています。また、附属練習船「海神丸」を保有しており、海洋政策科学にかかる社会科学から理工学に渡る幅広いテーマを船上・海上で学ぶことができます(海のアクティブ・ラーニング)。

 

神戸大学海洋政策科学部キャンパス情報

深江キャンパス

住所:〒658-0022 兵庫県神戸市東灘区深江南町5丁目1の1

 

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