高知大学教育学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

高知大学教育学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

高知大学教育学部の偏差値は、コースによって異なり42.5~45.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、5~5.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.00~1.72倍で、前期日程の保健体育教育コースが最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

高知大学教育学部の入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・国際バカロレア選抜の大きく3種類あります。一般選抜は前期日程のみで、大学入学共通テストと個別学力検査等の受験が必要となります。試験内容について、大学入学共通テストは5~6教科7~8科目、個別学力検査等は志望コースによって異なります。配点は、大学入学共通テストの方が高めに設定されているため、優先的に対策すると良いでしょう。科目や配点、その他の入試方式については、募集要項で詳細を確認し、自分に合った入試方式を選択することが大切です。

 

 

高知大学教育学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅱ・B(数列・ベクトル)となります。2023年度は対数や図形と方程式、微分・積分、数列などに関する問題が出題されました。どの分野から出題されても対応できるよう、バランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

大問6題構成で、長文読解問題や知識問題、英作文問題などが出題されます。大問1では本文を的確な日本語に訳す問題や基本的な英語表現を使う問題、意味・内容を要約する問題など、英語の総合的な力が必要となります。大問2以降では、内容に適した英会話を構成する力、英文法力、英語の構文力、イディオム力、自分の意見を英語で表現する力が見られます。単語や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておくと良いでしょう。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

・物理

大問3題構成で、出題範囲は物理基礎・物理となります。2023年度は、物体にはたらく力と運動、正弦波、荷電粒子の運動などに関する問題が出題されました。各分野の基礎知識や計算力を問う問題となるため、教科書学習を中心に知識を固め、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

〈理工学部・医学部(医学科)・農林海洋科学部(農林資源科学科<フィールド科学コース>)と同様〉

 

・化学

大問6題構成で、出題範囲は化学基礎・化学となります。2023年度は、鉄を中心とした錯体と定性分析、化学平衡と状態方程式、有機化合物の構造決定、芳香族アミン類およびその関連化合物、高分子化合物、官能基検出などに関する問題が出題されました。計算問題や構造式、化学式の記述が必要な問題も出題されるため、ケアレスミスには注意しましょう。また、計算過程の記述が必要な問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

〈理工学部(情報科学科以外)・医学部(医学科)・農林海洋科学部と同様〉

 

・生物

大問4題構成で、出題範囲は生物基礎・生物となります。2023年度は、異化によるエネルギーの獲得、遺伝子の発現、植物の成長と環境応答、初期の生物進化などに関する問題が出題されました。幅広い分野から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが重要となります。各大問につき設問は6~10問で、説明記述問題なども含まれるため、時間配分には注意が必要です。

〈理工学部(生物科学科/地球環境防災学科/化学生命理工学科)・医学部(医学科)・農林海洋科学部と同様〉

 

・地学

大問3題構成で、出題範囲は地学基礎・地学となります。2023年度は、宇宙と地球の歴史、岩石鉱物、地磁気とその応用、太陽系の惑星などに関する問題が出題されました。記述問題が複数出題されるため、分かりやすく簡潔に記述する力が求められます。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

〈理工学部(生物科学科/地球環境防災学科)と同様〉

 

小論文の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

課題文が与えられ、設問2問に解答します。設問1は問題文の要旨を500字以内で要約する問題、設問2は筆者の述べている内容を踏まえて、教員としてどのように捉えていくべきかを問う問題となります。問題文の内容を適切に理解し、論理的な思考・判断を展開して、自分の言葉で簡潔に表現する能力が見られます。小論文の基本の書き方をマスターした上で、さまざまなテーマの演習問題に取り組み実際に書く練習を繰り返しましょう。書いた文章は先生に添削してもらうことで、正しい言葉遣いや表現力などを身につけることが大切です。

 

 

高知大学教育学部基本情報

公式サイト

高知大学教育学部:https://akebono.ei.kochi-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1949年

生徒数

557人(2023年5月1日現在)

教育理念

本学部は、質の高い教員の育成を目的としています。

特に、高知県の教育課題である道徳教育や 特別支援教育など心の教育や、グローバル化に対応した 英語教育、理数技術系の向上に質する科学技術教育など 学力向上に寄与する教員プログラムに力を入れています。

併せて、運動、音楽、絵画等を基盤とした 修学前教育にかかわる教育者・保育者の育成も重視しています。

 

引用元:教育学部の概要/高知大学教育学部

 

高知大学教育学部の特徴

高知大学教育学部の学校教育教員養成課程には、〈幼児教育コース〉〈教育科学コース〉〈科学技術教育コース〉〈特別支援教育コース〉と主要5教科+副教科5教科の各教科教育コース、計14コースが設置されています。小学校一種教員免許及び中学校一種教員免許を中心に、保育園、幼稚園、高等学校、特別支援学校の幅広い教員免許を取得することができます。1年次から4年次まですべての学年に実習が配置されており、理論と実践を往還することで実践的指導力を身につけることができます。

 

 

高知大学教育学部キャンパス情報

朝倉キャンパス

住所:〒780-8072 高知県高知市曙町2丁目5-1

 

 

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