高知大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

高知大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

高知大学医学部医学科の偏差値は、62.5程度となります。大学入学共通テストにおいては、医学科が8割程度、看護学科では6~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.59~3.23倍で、前期日程の医学科が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

高知大学医学部の入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜・国際バカロレア選抜・私費外国人留学生選抜の大きく5種類あります。一般選抜は前期と後期(看護学科のみ)の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等の受験が必要となります。試験内容について、大学入学共通テストは、前期日程が5教科5~7科目、後期日程が5教科5~6科目となります。個別学力検査等は、医学科が数学・理科・英語・面接、看護学科は前期・後期日程とも面接のみ課されます。配点について、医学科は個別学力試験等、看護学科は大学入学共通テストの方が高めに設定されているため、それぞれ優先的に対策すると良いでしょう。科目や配点、その他の入試方式については、募集要項で詳細を確認し、自分に合った入試方式を選択することが大切です。

 

 

高知大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)となります。2023年度は微分や数と式および集合、数列、三角関数と積分などに関する問題が出題されました。どの分野から出題されても対応できるよう、バランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

〈理工学部と同様〉

 

英語の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

大問5題構成で、語法や構文の理解、長文読解、英作文、英文和訳など英語の総合的な力が求められます。解答形式は、選択式と記述式の併用となります。記述式では、部分点が貰える問題もあるため、分からなくても諦めず、できる限り空白で提出しないよう心がけましょう。また、単語や文法、イディオムなどの基礎知識をしっかりと身につけた上で、複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を確認しておくことも大切です。

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜(医学科)》

・物理

大問3題構成で、出題範囲は物理基礎・物理となります。2023年度は、物体にはたらく力と運動、正弦波、荷電粒子の運動などに関する問題が出題されました。各分野の基礎知識や計算力を問う問題となるため、教科書学習を中心に知識を固め、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

〈教育学部・理工学部・農林海洋科学部(農林資源科学科<フィールド科学コース>)と同様〉

 

・化学

大問6題構成で、出題範囲は化学基礎・化学となります。2023年度は、鉄を中心とした錯体と定性分析、化学平衡と状態方程式、有機化合物の構造決定、芳香族アミン類およびその関連化合物、高分子化合物、官能基検出などに関する問題が出題されました。計算問題や構造式、化学式の記述が必要な問題も出題されるため、ケアレスミスには注意しましょう。また、計算過程の記述が必要な問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

〈教育学部・理工学部(情報科学科以外)・農林海洋科学部と同様〉

 

・生物

大問4題構成で、出題範囲は生物基礎・生物となります。2023年度は、異化によるエネルギーの獲得、遺伝子の発現、植物の成長と環境応答、初期の生物進化などに関する問題が出題されました。幅広い分野から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが重要となります。各大問につき設問は6~10問で、説明記述問題なども含まれるため、時間配分には注意が必要です。

〈教育学部・理工学部(生物科学科/地球環境防災学科/化学生命理工学科)・農林海洋科学部と同様〉

 

 

高知大学医学部基本情報

公式サイト

高知大学医学部:http://www.kochi-u.ac.jp/kms/

 

基本情報

創立年

1976年

生徒数

960人(2023年5月1日現在)

教育理念

人間性豊かであり、地域医療に貢献する強い意志、多様な社会の要請に応えうる高い倫理観、使命感及び思考の柔軟性を有する医療人を育成することを目的とする。

 

引用元:学部の教育研究上の目的 | 高知大ポータル

 

高知大学医学部の特徴

高知大学医学部は、【医学科】と【看護学科】の2学科制で、高知県の地域医療に貢献する強い意欲をもつ医療人の育成しています。

【医学科】自分の将来像を描き、医学生として必要な心構えや態度を身につけることができるよう、附属病院での実習をはじめ、市内の診療所での「プライマリ・ケア実習」や高齢者・障がい児者の施設を訪問する「施設実習」など、入学直後の早い段階から現場を体験する機会が設けられています。また、2~4年次には、「先端医療学コース」や「統合医学コース」が設置されており、医学研究に必要な基礎学力と課題探求能力、チーム医療に必要な知識、態度、技能などを身につけることができます。

【看護学科】附属病院のサポートのもと、最新の医療・看護を学ぶことができます。4年間を通して附属病院や地域などの現場で看護を学ぶ実践教育を実施しています。複数の問題解決型学習が設置されており、1年次には医学科と合同で討論を行う講義も用意されています。

 

 

高知大学医学部キャンパス情報

岡豊キャンパス

住所:〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮

 

 

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