高知大学理工学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年10月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

高知大学理工学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

高知大学理工学部の偏差値は45.0程度で、大学入学共通テストにおいては5.5~6.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.00~2.62倍で、後期日程の化学生命理工学科が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

高知大学理工学部の入試は、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜・国際バカロレア選抜・社会人選抜・私費外国人留学生選抜の大きく6種類あります。一般選抜は前期と後期の2日程実施され、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査等の受験が必要となります。試験内容について、大学入学共通テストは前期日程が5教科7科目、後期日程が3~4教科5科目となります。個別学力検査等は前期日程が学科によって数学・理科・情報のいずれか、後期日程は面接のみ課されます。また、前期日程のすべての学科で活動報告書も評価対象となります。配点は、大学入学共通テストの方が高めに設定されているため、優先的に対策すると良いでしょう。科目や配点、その他の入試方式については、募集要項で詳細を確認し、自分に合った入試方式を選択することが大切です。

 

 

高知大学理工学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

大問4題構成で、出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列・ベクトル)となります。2023年度は微分や数と式および集合、数列、三角関数と積分などに関する問題が出題されました。どの分野から出題されても対応できるよう、バランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式、時間配分などを把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

〈医学部(医学科)と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜》

・物理

大問3題構成で、出題範囲は物理基礎・物理となります。2023年度は、物体にはたらく力と運動、正弦波、荷電粒子の運動などに関する問題が出題されました。各分野の基礎知識や計算力を問う問題となるため、教科書学習を中心に知識を固め、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう丁寧な解答を心がけましょう。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むことも大切です。

〈教育学部・医学部(医学科)・農林海洋科学部(農林資源科学科<フィールド科学コース>)と同様〉

 

・化学(情報科学科以外)

大問6題構成で、出題範囲は化学基礎・化学となります。2023年度は、鉄を中心とした錯体と定性分析、化学平衡と状態方程式、有機化合物の構造決定、芳香族アミン類およびその関連化合物、高分子化合物、官能基検出などに関する問題が出題されました。計算問題や構造式、化学式の記述が必要な問題も出題されるため、ケアレスミスには注意しましょう。また、計算過程の記述が必要な問題も含まれます。複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

〈教育学部・医学部(医学科)・農林海洋科学部と同様〉

 

・生物(生物科学科/地球環境防災学科/化学生命理工学科)

大問4題構成で、出題範囲は生物基礎・生物となります。2023年度は、異化によるエネルギーの獲得、遺伝子の発現、植物の成長と環境応答、初期の生物進化などに関する問題が出題されました。幅広い分野から出題されるため、苦手分野を作らないようバランスよく学習することが重要となります。各大問につき設問は6~10問で、説明記述問題なども含まれるため、時間配分には注意が必要です。

〈教育学部・医学部(医学科)・農林海洋科学部と同様〉

 

・地学(生物科学科/地球環境防災学科)

大問3題構成で、出題範囲は地学基礎・地学となります。2023年度は、宇宙と地球の歴史、岩石鉱物、地磁気とその応用、太陽系の惑星などに関する問題が出題されました。記述問題が複数出題されるため、分かりやすく簡潔に記述する力が求められます。出題傾向や形式を把握するため、複数年分の過去問に取り組むと良いでしょう。

〈教育学部と同様〉

 

 

高知大学理工学部基本情報

公式サイト

高知大学理工学部:http://science.cc.kochi-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

2017年

生徒数

1,047人(2023年5月1日現在)

教育理念

総合的な教養及び理学や理工学に関する専門的知識と理工学的な視点及び、グローバル化する社会の中で、自らが課題を発見しそれを解決していける能力を身に付けさせ、社会における様々な分野で活躍できる人材を育成することを目的とする。

 

引用元:学部の教育研究上の目的 | 高知大ポータル

 

高知大学理工学部の特徴

高知大学理工学部は、【数学物理学科】【情報科学科】【生物科学科】【化学生命理工学科】【地球環境防災学科】の5学科で構成されています。論理的思考を重視する理学教育に実用を重視する工学教育を融合したカリキュラムを編成することで、社会が直面する様々な問題を科学的に解決できる人材を育成しています。学部の必修科目として、理学の基礎に加え、工学の思想を身につける〈理工系基盤科目〉、人間力・社会人基礎力を身につける〈イノベーション人材育成科目〉、使える英語を学ぶ〈グローバル化強化科目〉が設置されています。学科専攻科目は2年次より開講され、4年次には卒業研究を行います。

 

 

高知大学理工学部キャンパス情報

朝倉キャンパス

住所:〒780-8072 高知県高知市曙町2丁目5-1

 

 

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