杏林大学医学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年7月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

杏林大学医学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

杏林大学医学部の偏差値は、65.0程度です。大学入学共通テストでは、8.5割程度の得点率が合格の目安となります。2023年度の入試競争倍率は、選抜区分によって異なりますが、一般選抜が13.0倍、大学入学共通テスト利用選抜が35.5倍と非常に高くなっています。

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

杏林大学医学部の入試は、一般選抜、大学入学共通テスト利用選抜、外国人留学生選抜の大きく3つの選抜区分があります。一般選抜は、学力検査で行われる1次試験と、小論文・面接で行われる2次試験の2段階選抜となります。学力検査は、〈英語・数学〉が必須科目で、〈理科3科目(物理・化学・生物)〉の中から試験当日に2科目を選択して受験します。各科目ともバランスよく学習し、苦手科目・単元を作らないようにしておくことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式を把握しておきましょう。

 

杏林大学医学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

試験時間70分で、2021年以降は大問3題構成となります。出題範囲は、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)となり、全てマークシート方式です。微分積分や極限、数列、確率、図形などの出題が多いですが、出題範囲が広いため、全範囲の基本的な解法は確実に身につけておきましょう。試験時間に対して問題量が多く、素早い計算力が必要となります。完答を意識するのではなく、確実に解ける問題から素早く解くことが大切です。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式に慣れておきましょう。

英語の試験傾向と対策

例年、試験時間60分の大問4題構成で、文法・語法、語句整序、会話文の整序、長文読解問題が出題されます。全てマークシート方式で、標準レベルの問題となっていますが、問題量が多いため試験時間は厳しくなります。単語や文法、イディオム、会話表現など基本事項はしっかりと身につけておきましょう。長文読解は、医療系や自然科学がテーマの文章が多く、素早く正確に内容を把握する力が必要となります。近年、出題傾向の変化が少ないため、複数年分の過去問演習で対策をしておくことが大切です。

理科の試験傾向と対策

試験時間は2科目で100分です。

 

物理:例年、大問4題構成で、全てマークシート方式です。力学と電磁気を中心に、原子、波動、熱力学の全ての分野から出題されます。全体的な難易度は標準レベルですが、まれに特殊な問題も出題されるため注意が必要です。試験時間に余裕はないため、解ける問題から確実に解いていくことが大切です。公式の使い方など基本事項を定着させ、標準レベルの問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。

 

化学:大問数は年度によって3~4題で構成されおり、全てマークシート方式です。理論・無機・有機分野から満遍なく出題されるため、幅広い知識が問われます。バランスよく学習し、苦手分野を作らないようにしておきましょう。さらに問題数が多く、一部、難度の高い問題も含まれることから、試験時間に余裕はありません。標準レベルの問題集で演習を重ね、確実に解ける問題から解答することが大切です。

 

生物:例年、大問4題構成で、全てマークシート方式です。遺伝や代謝、動物の環境応答などが頻出ですが、全範囲から出題されるため、満遍なく学習しておく必要があります。知識問題は教科書レベルの知識を身につけておくことで対応できる問題ですが、実験考察問題や計算問題の分量が多く、試験時間に余裕はありません。複数年分の過去問や類似問題などで演習を重ねましょう。

小論文の試験傾向と対策

試験時間60分、800字程度で論じる必要があります。近年のテーマは、「組織と個人」や「権利と義務」、「寛容の精神」、「リーダーシップ」について、などとなります。小論文の基本の書き方をマスターし、様々なテーマで小論文を書く練習を行いましょう。書いた文章は、必ず先生から添削指導を受けて、正しい言葉遣いや表現力などを養うことが大切です。

 

杏林大学医学部基本情報

公式サイト

杏林大学医学部:https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/medicine/

基本情報

創立年

1970年

生徒数

730人(2022年5月1日現在)

教育理念

理念・目的

医学部は、豊かな人間性の涵養と、医学の発展に対応しうる基礎的及び専門的知識の修得と臨床的技能の修練を通じて、良き医師を養成することを目的とする。
引用元:杏林大学|学部・大学院

杏林大学医学部の特徴

杏林大学医学部は、医学知識と技能はもとより、医師の社会的責任や問題解決能力・リサーチマインド、コミュニケーション能力などを併せ持った「良き医師」の養成を目指しています。1年次後半~3年次前半にかけて、医師としての基本的知識と医師に求められる姿勢や態度を学び、3年次~4年次前半にかけて、最新の医学知識を修得します。4年次後半からは付属病院で臨床参加型実習(クリニカルクラークシップ)が始まり、基本的な臨床技能と、講義で学んだ知識を実地臨床に応用する能力を養うことができます。

 

杏林大学医学部キャンパス情報

三鷹キャンパス

学部:医学部・保健学部(看護学科 看護学専攻/臨床心理学科〈井の頭キャンパスも利用〉)

住所:〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2

 

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