大学入試情報・受験対策
九州工業大学工学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策
※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。
九州工業大学工学部に合格するための受験対策
偏差値・難易度
九州工業大学工学部の偏差値は、類や入試方式によって異なり47.5~57.5程度となります。大学入学共通テストでは、6.5~7.5割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の倍率は、前期日程が1.42~2.29倍、後期日程が2.08~2.82倍となっています。
入試の特徴・合格するための勉強のポイント
九州工業大学工学部の入試は、一般選抜、特別選抜、その他の選抜の大きく3種類の選抜区分があります。選抜は工学1~5類に分かれており、所属する類によって2年次に進級できる学科が異なります。一般選抜は前期と後期の2日程あり、どちらも大学入学共通テストと個別学力検査を受験する必要があります。個別学力検査の試験科目について、前期はすべての類で〈数学・物理・化学〉の3科目、後期は1.4.5類が〈数学・物理・化学〉から1科目、2.3類が〈数学・物理〉から1科目を選択して受験します。大学入学共通テストでは、前期が5教科7科目、後期が4教科6科目の受験が必要です。詳細は必ず入学者選抜要項で確認し、受験する選抜区分に合った対策を行いましょう。
九州工業大学工学部の科目別傾向と対策
数学の試験傾向と対策
《2023年度一般選抜 前期日程》
試験時間120分の大問4題構成です。数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲と、数学B(数列・ベクトル)の範囲から出題され、全て記述式の問題となります。二次関数や場合の数と確率、微分積分、数列、ベクトル、複素数平面、極限などが頻出傾向にあるため、優先的に対策を行いましょう。大問4題とも誘導形式となっており、小問ごとの関連性を理解することで、問題の誘導に沿って解き進めることができます。全体的な難易度は標準レベルのため、基本をしっかりと押さえ、複数年分の過去問で出題傾向や形式、時間配分を確認しておきましょう。
〈情報工学部と同様〉
理科の試験傾向と対策
《2023年度一般選抜 前期日程》
すべての類で〈物理・化学〉の受験が必須となります。
・物理
試験時間120分の大問3題構成です。各大問に10問程度の小問が用意されているため、問題数はやや多めとなります。物理基礎・物理の範囲から出題されており、物理学の基礎学力を基に物理現象を理解し、さらに理解した内容を文章や図で説明する能力が問われます。近年、力学と電磁気の範囲が頻出、熱力学、波動、原子から1題という問題構成が続いています。基本的な問題から思考力を問う問題まで出題されるため、普段から考える学習を行う必要があります。複数年分の過去問に取り組み、出題傾向や形式、時間配分を確認しておきましょう。
・化学
試験時間120分の大問6題構成で、すべて記述式の問題です。化学基礎・化学の範囲から満遍なく出題され、適語記入問題や説明記述問題、計算問題、化学反応式や図に記す問題など設問内容は多岐にわたります。教科書を活用して基礎知識をしっかりと押さえ、問題集や複数年分の過去問で演習を重ねましょう。
九州工業大学工学部基本情報
公式サイト
九州工業大学工学部:https://www.tobata.kyutech.ac.jp/
基本情報
創立年
1949年
生徒数
2,272人(2023年6月1日現在)
教育理念
「ものづくり」を基盤とした工学系分野において,豊かな教養,技術者倫理及びコミュニケーション力を備え,科学技術の進歩に対応できる工学基礎力・専門技術力を有し,国際的に活躍できる専門技術者の養成を目的とする。
引用元:九州工業大学学則
九州工業大学工学部の特徴
九州工業大学工学部は、【建設社会工学科】【機械知能工学科】【宇宙システム工学科】【電気電子工学科】【応用化学科】【マテリアル工学科】で構成されています。1年次より専門科目を学べるよう独自のカリキュラムを編成するとともに、ものづくりを重視した授業を実施しています。また、約6割の生徒が大学院に進学することから、大学院との連携を視野に入れた教育内容となっています。「類別入試」を導入しており、1年次に所属する「類」で共通科目を学んだ後、2年進級時に学科を選択する仕組みとなっています。1年生の成績が優秀な人から順に志望した学科に進級することができます。
九州工業大学工学部キャンパス情報
戸畑キャンパス
学部:工学部・大学院工学府
住所:〒804-8550 福岡県北九州市戸畑区仙水町1番1号
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