九州大学芸術工学部に受かるには？入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

九州大学芸術工学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

芸術工学部の偏差値はコースによって異なりますが55～60程度で、九州大学では比較的合格のハードルは低い学部です。学科内での難度はインダストリアルデザイン学科と未来構想デザイン学科が最も低く、音響設計学科が最も高くなっています。共通テストの得点率は8割程度が合格の目安となるため、入念な準備が必要です。

 

入試の特徴と勉強のポイント

九州大学芸術工学部の入試は学科内の「5つのコース」と「学科一括」の計6つのうちからいずれかを志望して受験します。どのコースも科目による配点の差はないので、苦手科目を作らないようまんべんなく学習することが大切です。個別学力試験の配点が6割程度を占めているので、共通テスト対策と並行して個別学力試験の対策も行いましょう。

 

 

 

 

九州大学芸術工学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

近年、問題の難度が上がってきていますが7割程度の問題は標準レベルとなります。微積分、整数、複素数平面などが頻出です。典型問題の演習で公式や解法をしっかり身につけ、標準的な問題は確実に得点できるようにしましょう。
※理学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部と同様

 

英語の試験傾向と対策

問題レベルは標準となりますが、試験時間に対して分量が多いため時間配分には注意が必要です。600字程度の長文が複数出題され、内容説明を求める問題も頻出なので、過去問で出題形式に慣れることが重要です。また多種多様なテーマにおける自分の意見を100語程度の英語でまとめる訓練を行い記述力を養いましょう。
※共創学部・文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・歯学部・薬学部・工学部・農学部と同様

 

理科の傾向と対策

物理：問題の難易度は設問の前半が基本レベル、後半がやや難レベルとなります。力学と電磁気が頻出となり、また設問数が多いため時間配分に注意が必要です。

 

化学：有機化学、無機化学、高分子を中心に学習すると良いでしょう。理論化学で難度の高い問題が出題されることもありますが、標準問題を確実に得点できるよう演習し、ケアレスミスをしないことを心がけましょう。

 

生物：解答形式は記述式でさまざまな字数制限の論述問題が出題されます。過去問演習で出題傾向に慣れておきましょう。

 

※理学部・医学部・歯学部・薬学部・農学部と同様

 

 

 

 

九州大学芸術工学部基本情報

公式サイト

九州大学芸術工学部：https://www.design.kyushu-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1968年

生徒数

834人（2021年11月時点）

教育理念

【環境設計コース】
芸術工学の基本理念にたって、技術、人間、社会、自然に関する多角的な知識を集結し考察し、芸術的センスあふれる建築、都市、地域、ランドスケープなどをデザインできる創造的な設計家を、国内外の設計家資格に適合し国際的に通用する枠組みの中で養成する。

 

引用元：九州大学芸術工学部 芸術工学科 環境設計コース 教育の目的

 

【インダストリアルデザインコース】
安全で快適な生活環境や製品を創造するために、人間の形態的、生理的、心理的、行動的特性についての人間理解、高度な機能を実現するための力学や制御などの基礎学問、測定理論、データ処理技術と解析に必要な基礎数理及びそれらを支援するコンピュータ利用技術、デザイン理論を踏まえた生活空間や生活機器をデザインするための調査・分析手法、デザインのプロセスと表現方法を身に着ける。

 

引用元：九州大学芸術工学部 芸術工学科 インダストリアルデザインコース 教育の目的

 

【未来構想デザインコース】
人文社会科学、自然科学、情報科学、芸術表現の学びをとおして、今までデザインの対象とされてこなかった領域に踏み込み、新たな課題解決に挑み、よりよい未来を構想し実現に導ける創造的な国際的なデザイン人材を育成する。

 

引用元：九州大学芸術工学部 芸術工学科 未来構想デザインコース 教育の目的

 

【メディアデザインコース】
メディアとコミュニケーションに関わるデザインの知識、数理科学的知識、人間の心理や知的財産に関する知識、芸術と文化に関わる基礎知識を習得し、デザイン、コンテンツ創成に関する基礎的な表現ができる人材を養成する。

 

引用元：九州大学芸術工学部 芸術工学科 メディアデザインコース 教育の目的

 

【音響設計コース】
音に対する鋭い感性と、他分野との融合も視野に入れた高度な専門的知識を兼ね備え、総合的な音響設計能力を有する人材を養成する。

 

引用元：九州大学芸術工学部 芸術工学科 音響設計コース 教育の目的

 

九州大学芸術工学部の特徴

九州大学芸術工学部は1968年(昭和43年)に設置された芸術工学科のみの1学科5コース制の学部です。学科一括入試を選択し入学した学生は、1年次の年度末に所属コースが決まります。1.2年次ではデザインの基礎となる理論や実技などをデザインリテラシー科目で学んだのち、4年次から各研究室へ配属され、自分の興味のある内容をより深く研究します。科目の履修はさまざまな科目群から、自分が所属するコース以外の科目も選択することができ、コース横断の「融合プロジェクト型」の授業により実用的なデザインスキルを身につけることが可能です。 

 

 

九州大学芸術工学部キャンパス情報

伊都キャンパス

学部：全学部（ただし、医学部・歯学部・薬学部・芸術工学部は１年次のみ）
住所：〒819-0395 福岡市西区元岡744

大橋キャンパス

学部：芸術工学部２年次以降
住所：〒815-8540 福岡市南区塩原４丁目９の１

 

 

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