九州大学薬学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年3月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

九州大学薬学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

薬学部の偏差値は学科によって異なりますが60~67.5程度で、九州大学では比較的合格のハードルが高い学部です。中でも、臨床薬学科の難度が高くなっています。共通テストの得点率は8割程度が合格の目安となるため、入念な準備が必要です。

入試の特徴と勉強のポイント

九州大学薬学部の入試は、数学と理科の配点が高くなっているため、重点的な学習が必要です。後期日程では、英語の学科試験のほかに面接も課されますので、準備が必要です。前期日程では個別学力試験の配点が6割程度を占めているので、共通テスト対策と並行して個別学力試験の対策も行いましょう。

 

九州大学薬学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

近年、問題の難度が上がってきていますが7割程度の問題は標準レベルとなります。微積分、整数、複素数平面などが頻出です。典型問題の演習で公式や解法をしっかり身につけ、標準的な問題は確実に得点できるようにしましょう。
※理学部・歯学部・工学部・芸術工学部・農学部と同様

英語の試験傾向と対策

問題レベルは標準となりますが、試験時間に対して分量が多いため時間配分には注意が必要です。600字程度の長文が複数出題され、内容説明を求める問題も頻出なので、過去問で出題形式に慣れることが重要です。また多種多様なテーマにおける自分の意見を100語程度の英語でまとめる訓練を行い記述力を養いましょう。
※共創学部・文学部・教育学部・法学部・経済学部・理学部・医学部・歯学部・工学部・芸術工学部・農学部と同様

理科の傾向と対策

物理:問題の難易度は設問の前半が基本レベル、後半がやや難レベルとなります。力学と電磁気が頻出となり、また設問数が多いため時間配分に注意が必要です。

 

化学:有機化学、無機化学、高分子を中心に学習すると良いでしょう。理論化学で難度の高い問題が出題されることもありますが、標準問題を確実に得点できるよう演習し、ケアレスミスをしないことを心がけましょう。

 

生物:解答形式は記述式でさまざまな字数制限の論述問題が出題されます。過去問演習で出題傾向に慣れておきましょう。

 

※理学部・医学部・歯学部・芸術工学部・農学部と同様

面接の傾向と対策

模擬面接を繰り返し行い、内容を簡潔にまとめて試験時間内で冷静に受け答えできる訓練を積みましょう。

 

九州大学薬学部基本情報

公式サイト

九州大学薬学部:https://www.phar.kyushu-u.ac.jp/

基本情報

創立年

1964年

生徒数

391人(2021年11月時点)

教育理念

【創薬科学科】

創薬研究に関連する教育を強化し進めることで、最先端の創薬研究に対応できる高い能力を持った、国際的に活躍できる研究者や指導者を養成する。

 

【臨床薬学科】

広い視野と豊かな人間性を有し、かつ医療人としての質の高い「研究マインドをもつ」薬剤師を養成するとともに、医療薬学の将来を担う指導者、教育者、研究者へと発展可能な人材を養成する。

引用元:九州大学 大学院薬学研究院大学院薬学府 薬学部 総合情報 沿革・ポリシー

九州大学薬学部の特徴

1964年(昭和39年)に設置された九州大学薬学部は4年制の創薬科学科、6年制の臨床薬学科の2学科制となります。1~3年次では薬学についての基本や実験技術、一般教養などを学んだあと各研究室へ配属され、さらに学問への理解を深めていきます。創薬科学科では2年進級時に選抜を受けると国際コースに入ることが可能で、外国の大学や医療機関等での短期型および中長期型の国際薬学特別研修の受講が必修となります。臨床薬学科では5年次に病院や薬局での5か月にわたる実習を行うため、4年次から薬学共用試験と実務実習に向けた実務実習事前学習で準備をします。また、卒業実習や卒業研究に取り組み、薬剤師としての素質を身につけたのち、さらに大学院臨床薬学専攻博士課程(4年)へ進学して博士号の学位を有する研究者を目指すことも可能です。

 

九州大学薬学部キャンパス情報

伊都キャンパス

学部:全学部(ただし、医学部・歯学部・薬学部・芸術工学部は1年次のみ)
住所:〒819-0395 福岡市西区元岡744

病院キャンパス

学部:医学部・歯学部・薬学部2年次以降
住所:〒812-8582 福岡市東区馬出3丁目1の1

 

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