明治大学理工学部・学科の入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2022年2月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

明治大学理工学部の受験対策

偏差値・難易度

明治大学理工学部の偏差値は学科によって異なりますが、57.5~62.5程度です。共通テストでは、7割~8割程度が合格への目安です。情報科学科の難易度が高く、電気学科の難易度が低い傾向にあります。

入試の特徴・勉強のポイント

明治大学理工学部の入試は、数学・理科・外国語の3科目で行われます。各科目の配点は全科目120点となっています。理科は物理3題・化学3題の計6題から3題を選択して解答する形式です。
数学は数学IIIの出題が多い傾向です。全体的に処理能力が必要となるため、過去問演習などで対策を行いましょう。
 

 

明治大学理工学部の科目別傾向と対策

数学の傾向と対策

大問3題構成です。数学IIIが多く、微積や図形、確率が頻出です。小問集合など標準的なレベルの問題は確実に得点できるようにすることが重要です。計算が多い難問もよく出題されるため、過去問演習で対策を行いましょう。

英語の傾向と対策

長文読解1題のみの出題です。文字数が多い傾向があり、和訳や英訳といった記述問題の割合が高くなっています。語彙や文法については仮定法や関係詞などがよく出ます。基本的な語彙力を養い、過去問で時間配分を含めた対策を行いましょう。

理科の傾向と対策

物理:力学1題、電磁気1題、波動あるいは熱分野1題の出題です。グラフの説明文を選択する問題や、高い計算能力を問う問題が出ます。1つの計算ミスが複数の問題に影響することがあるため、多くの問題を解いて練習しましょう。
化学:無機、有機、理論化学の各分野から幅広く出題されます。苦手分野をつくらないようにしましょう。気体が頻出である他、化学式や化合物の構造式を問う記述問題がよく出ます。論述問題は本質的な理解が要求されます。理論化学の分野で対策を行いましょう。

 

明治大学理工学部基本情報

公式サイト

明治大学理工学部:https://www.meiji.ac.jp/sst/

基本情報

創立年

1989年

生徒数

4,089人(2021年05月時点)

教育理念

◆電気電子生命学科
電気電子生命学科では、基礎科目の十分な理解を土台に電気電子工学の幅広い学問領域をベースとした専門科目及び医療や生命科学との隣接領域における専門科目を修得し、科学的センスと創造性を身に付けた技術者・研究者として、様々な分野において指導的立場で活躍が期待できる人材の育成を目指す。 電気電子工学専攻では、「環境・エネルギー」、「新素材・デバイス・ナノテクノロジー」、「通信ネットワーク」、「情報制御システム」の4分野にわたる多くの専門科目から、複数の分野にまたがる基幹的な科目と特定の分野の先端性・応用性の高い科目を学ぶことにより、幅広い知識と専門性を兼ね備えた、多様な現代社会の諸問題に立ち向かえる実践力のある人材を育成する。 生命理工学専攻では、電気電子工学の4分野において、医療や生命科学との関わりが深い、「医工学」、「脳神経科学」、「ナノバイオテクノロジー」、「創薬科学」などの複合分野の研究を推進し、新しい医療技術及び健康科学の分野で活躍する最先端の人材を育成する。

◆機械工学科
機械工学科では、科学技術を基盤とする平和で豊かな社会を実現していくため、責任感と倫理観を持ち、グローバルな社会的・文化的教養と機械工学の知識・技術に基づいて柔軟かつ総合・多面的に思考し、問題の設定・解決や価値創造を他者と協調して積極的に実践し、自ら成長を継続できる「自立した創造的技術者」となる人材の養成を目的としている。そのため、学習・教育目標として、(A)技術者意識の涵養、(B)工学基礎及び専門知識・技術の習得、(C)実践力の養成を掲げ、その達成のため、教養科目、工学基礎・専門科目及び講義・実験・実習科目をバランス良く組み合わせたカリキュラムを提供する。さらに、学習・教育目標を超えた幅広く高度な学習・研究の機会も提供し、機械工学の知識と技術を確実に継承し、発展させうる優れた技術者・研究者の育成も目指す。

◆機械情報工学科
機械情報工学科では、コンピュータと電気・電子に強い機械技術者の育成を目指している。すなわち、機械工学の基礎分野を幅広く学び、豊かなアイデアを創出し、それを具現化する情報技術を備えた人材育成が目的である。学生は、学科が掲げる学習・教育目標としての基礎となる数学、物理学及び情報技術に加えて、機械工学の専門としての材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産及び機械とシステムに関する知識を学び、工学上の未知の問題解決にそれらを活用する応用力を身につけ、上級技術者及び研究者を目指すための基礎力を養う。その上で、問題発見・解決能力、デザイン能力、国際化に対応できるコミュニケーション能力、広い視野と社会的な良識、倫理観と責任感を醸成する。

◆建築学科
建築学科では、豊かな生活と持続的な社会を支える総合的な環境の構築を目的とし、自然と調和した安全、安心、快適な建築及び諸環境の創造に貢献しうる、優れた知識、技術、デザイン能力を有する人材の育成を目指す。これを実現するため、建築学科では、次の学習・教育到達目標を掲げ、体系的な教育と研究の機会を提供する。
・社会性と幅広い視野
・倫理観と構想力
・技術力とデザイン力
・建築の専門知識(総合力・専門力)
・建築の専門知識を応用する能力(創造力)
・コミュニケーション能力とコーディネート能力 (対話力と調整力)
・国際力

◆応用化学科
応用化学科では、「フラスコからコンピュータまで扱える科学者・研究者・技術者の育成」を合言葉にして、基礎から高度な応用まで幅広い視野と独創性を持った人材の育成を教育目標に掲げている。この目標の達成を目指して、無機化学・有機化学・物理化学・化学工学・分析化学の5つの基礎分野を柱に、カリキュラムを構成している。また、応用教育としては、実験器具を利用する従来の実験科目に加えて、コンピュータを利用するシミュレーション実験の科目を設置しており、幅広い視点で化学を理解する能力の体得を目指している。本学科では、様々な化学産業のニーズに応える即戦力の応用技術研究のみならず、基礎科学も含めた広汎な研究分野を網羅しており、将来の科学技術の発展を担いうる人材の育成に努めている。

◆情報科学科
情報科学科では、人類の幸福と安全な社会の実現に向けて、豊かな創造力と柔らかな思考力を持った人材の育成を目指している。目標とするのは、時代の変化に適応できる高度な実力を有し、同時に倫理観と社会的責任感を持った人材の育成である。そのために、情報に関する基礎理論から応用までを幅広く学ばせることで、基礎、実践の両面での実力を養成する。また、他分野との境界領域にもまたがる横断的な教育を重視する。教員の個別指導の下で、問題発見能力と問題解決能力を養成し、国際性豊かで創造性に富んだ幅広い視野を持つ情報科学の専門家の育成を行う。研究面においては、ユニークで他に誇れる研究成果を挙げることを目指している。

◆数学科
数学科では、現代数学の基礎から積み上げた堅実な知識を背景に、自然と社会と人間に関する理解と数理科学教養を兼ね備えた人材を育成し、社会に輩出することを目指している。数学は、様々な学問分野の基礎であるだけでなく、社会の多様な現場で重要な役割を果たし、文明の基幹構造となっている。本学科の任務は、次代を背負う数学研究者、社会の広汎なニーズに応じて様々な現象と数学の間に架橋する力を持った数理科学研究者、専門職業人の育成のほかに、長い歴史の中で発展してきた数学を次世代に継承する優れた中学・高校教員を養成することにある。これらの使命を果たすため、本学科は、大学院(基礎理工学専攻数学系)との一貫教育を前提として、代数学・幾何学・解析学という伝統的な数学の修得を基本にしつつ、現代社会において情報科学の素養を持つ人材が求められている現状を踏まえ、情報科学の本質を学ぶことも視野に入れた数理科学教育を展開するものである。

◆物理学科
物理学科では、「物理学の研究・教育を通して論理的思考ができる人物を育てる」ということを教育の目的としている。物理学は、自然の振る舞いを支配する法則を帰納的に突き止め、その根本原理に基づいて現象を演繹的に理解しようとする学問である。本学科では、この物理学のものの考え方を身につけ、いかなる場合にも対処できる社会人の養成を目指している。課題を論理的に順序立てて考えられる力は、理系分野に限らず、どのような分野に進んでも常に基本に立ち返って思考する力として武器となり自信を持って社会で活躍できるはずである。物理学での思考過程や論理を適切に身に付けさせるために、基礎学力を重視し、講義科目での内容を演習や実験で繰り返すことにより実践的に学ばせる。

引用元:人材養成その他教育研究上の目的

明治大学理工学部の特徴

明治大学理工学部は1944年創立の東京明治工業専門学校を前身とし、2019年に創立75周年を迎えています。
学科は電気電子生命学科、機械工学科、機械情報工学科、建築学科、応用化学科、情報科学科、数学科、物理学科の8学科。他者との相互作用を重視し、学科の壁を越えたカリキュラムが特徴です。
大学院と連携した教育を行っており、4年次から大学院の授業が履修できます。進学希望の学生は学部独自の協定留学も可能です。
外国語と体育、一部の実験の授業は、学科が混合したクラスで実施されるのが特徴です。様々な分野の専門教員が所属する「総合文化教室」という学部独自の組織があり、1・2年次に受講できる「総合文化ゼミナール」では、学科混合の少人数クラスで一般教養を学びます。

明治大学理工学部の学科情報

電気電子生命学科

現代社会を支える基本的な工学である電気電子工学の学問領域を土台とし、生命科学・バイオテクノロジーの学際領域を含め、多元化する現代社会のニーズに応え得る技術者・研究者の養成を目的としています。1.2年次は電気電子工学と生命理工学の基礎をそれぞれ学び、3.4年次は4分野(環境 ・エネルギー、情報制御システム、新素材 ・デバイス ・ナノテクノロジー、通信ネットワーク)にわたる専門科目から、ひとつの分野を集中的に、もしくは複数の分野を横断的に学ぶことが可能となっています。

機械工学科

機械工学をベースとしながら、多方面にわたる工学分野で活躍する人材育成のために、さまざまな分野における総合能力を養成しています。1.2年次は基礎的科目を集中的に習得します。特に、材料力学・機械力学・熱力学・流体力学からなる主要4力学においては、クラス別授業と演習を実施して、知識の習得と応用力の向上を図ります。3年次以降はより高度な専門科目を受講して、専門知識を深めていきます。

機械情報工学科

「機械と情報」「人間社会と地球環境」との調和を図り、常に新しい研究に取り組むことで、「ハード×ソフト」での技術イノベーションを目指します。「分野横断型」の授業を特徴とし、ものづくりのベースとなる機械工学分野と、電気・情報技術について幅広く学ぶことのできる環境を整えています。1.2年次は機械工学と情報工学の基礎分野、電気回路などについて習得し、3年次は熱力学、流体力学、計測、ロボット工学などの専門科目を習得した上で、小型ロボットアームと指南車を設計します。3年次後半以降は各研究室に所属し、個別の課題についてさらに深く追求していきます。

建築学科

安心安全で快適な居住空間や環境、街並みの創生に必要となる幅広い知識と、さまざまな能力を備えた建築や都市のスペシャリストの育成を目的としています。「歴史・意匠・計画分野」「構造・材料・施工分野」「環境・設備分野」の3分野から、自身の目標や興味関心に応じて自由に授業を選択することができます。また、学年が上がるにつれて段階的に、専門的内容を学ぶことのできるプログラムとなっています。

応用化学科

実験器具を使用する実験技術と、コンピュータを利用するシミュレーション技術を習得することで、将来の化学と化学工業に貢献できる人材の育成を目的としています。「生物化学・分析化学」「無機化学」「有機化学」「高分子化学」「物理化学」「化学工業」関連の科目が配置されており、基礎から応用まで幅広く習得できるカリキュラム編成となっています。

情報科学科

技術革新を支えるための高い基礎能力を備え、先端分野で社会に貢献できる人材の養成を目的としています。1.2年次は基礎的科目(基礎理論・ソフトウェア・ハードウェアなど)を配置して、初学者が円滑に情報科学を学習できるようにしつつ、コンピュータを活用した演習と実習も重視しています。3.4年次からは高度な応用分野科目(人工知能、ウェブ技術、画像処理、脳情報処理など)を多数配置し、最先端技術を学びます。

数学科

諸科学の基礎となる数学的思考法を身につけ、社会に貢献できる人材となることを目指します。整数やベクトル、ガロア理論などを学ぶ「代数学」、ユークリッド幾何などの空間のかたちを学ぶ「幾何学」、微分方程式の線形理論や無限次元解析などを学ぶ「解析学」という、数学の各分野を中核としつつ、教員養成に必要な教養や社会の需要に応え得る情報科学を学ぶことのできるカリキュラムが展開されています。

物理学科

あらゆる場面において基本に立ち返り、論理的に思考することのできる人材の育成を目的とし、素粒子から宇宙、光の物理、生物物理、環境やエネルギーの物理など幅広い自然現象を対象に、その物理法則を理解することを目標とした研究や教育活動を行っています。実験の面白さを味わい、洞察力を養いつつ実験技法を習得するために、1~3年次の3年間で40以上のテーマについての物理実験を実施しています。

 

明治大学理工学部キャンパス情報

生田キャンパス

学部:理工学部・農学部
住所:〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1丁目1の1

 

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