三重大学生物資源学部に受かるには?入試情報・偏差値・受験対策

※本記事は2023年8月時点の情報です。最新情報は学校公式HPをご確認ください。

三重大学生物資源学部に合格するための受験対策

偏差値・難易度

三重大学生物資源学部の偏差値は、学科によって異なり47.5~55.0程度となります。大学入学共通テストにおいては、6~7割程度の得点率が求められます。2023年度一般選抜の入試競争倍率は1.3~4.0倍で、前期日程の共生環境学科が最も高くなっています。

 

入試の特徴・合格するための勉強のポイント

三重大学生物資源学部の入試は、一般選抜と特別選抜の大きく2種類となります。さらに、一般選抜は前期日程と後期日程、特別選抜は学校推薦型選抜・帰国生徒・社会人の3つに分かれています。一般選抜について、前期・後期日程とも大学入学共通テストと個別学力検査等の受験が必要となります。大学入学共通テストは5教科7科目、個別学力検査等は前期日程が数学と理科の2教科が課されます。後期日程(生物資源総合科学コースを除く)では、数学と理科に加えてペーパーインタビューによる記述試験も実施されます。配点は、大学入学共通テストの方が高く設定されているため、重点的に学習しましょう。また、必要科目の詳細やその他の入試方式については、入学者選抜要項でしっかりと確認しておきましょう。

 

 

三重大学生物資源学部の科目別傾向と対策

数学の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

試験時間120分の大問3題構成で、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列、ベクトル)または、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(数列、ベクトル)の範囲から出題されます。大問1は小問集合で複素数や数列、確率、対数関数、三角関数などに関する問題、大問2はベクトルに関する知識が問われます。大問3は1(数学Ⅲの範囲の微積分に関する問題)と2(数学Ⅱの範囲の微積分に関する問題)に分かれており、いずれか1題を選択して解答します。苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。出題傾向や形式、時間配分などを確認するため、複数年分の過去問に取り組みましょう。

〈教育学部と同様〉

 

理科の試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 前期日程》

試験時間は90分で、物理・化学・生物から1科目選択して受験します。

 

・物理

大問5題構成で、物理基礎・物理のすべての範囲から出題されます。力学や電磁気、熱力学、波動、原子など苦手分野を作らないようバランスよく学習することが大切です。全体的な難易度は基本~標準レベルとなりますが、計算問題が複数出題されるため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう注意が必要です。出題傾向や形式を把握するために、複数年分の過去問演習に取り組みましょう。

 

・化学

大問5題構成で、化学基礎・化学のすべての範囲から出題されます。理論・無機・有機化学の各分野から幅広く出題されるため、苦手分野を作らないようまんべんなく学習しましょう。全体的な難易度は基本~標準レベルですが、字数制限(40字以内や60字以内など)のある説明記述問題や、簡潔に説明する問題、実験操作に関する問題など、記述力や考察力が求められます。計算問題も出題されるため、計算ミスなどのケアレスミスをしないよう注意しましょう。

 

・生物

大問5題構成で、生物基礎・生物のすべての範囲から出題されます。知識問題を中心に、幅広い分野から出題されるため、まんべんなく学習しましょう。解答形式は用語記入と論述が中心となりますが、計算や正誤判断、図示、説明記述なども含まれます。全体的な難易度は標準レベルとなるため、基礎知識をしっかりと身につけ、複数年分の過去問演習で、出題傾向や形式を確認しておきましょう。

 

〈医学部・工学部と同様〉

 

ペーパーインタビューの試験傾向と対策

《2023年度 一般選抜 後期日程(生物資源総合科学コース除く)》

志望理由や学習への意欲等を問う記述試験となっており、問1が300字以内、問2が500字以内で記述する必要があります。主体性や多様性、協働性を多面的かつ総合的に評価されるため、よく聞かれる内容については、事前に準備しておくと良いでしょう。書いた文章は、先生に添削してもらうことで、正しい言葉遣いや表現力を身につけることが大切です。

 

 

三重大学生物資源学部基本情報

公式サイト

三重大学生物資源学部:https://www.bio.mie-u.ac.jp/

 

基本情報

創立年

1987年

生徒数

1,117人(2023年5月1日現在)

教育理念

教育・研究の基本理念

自然と人類の共存を図り、生物資源の適切な開発と利用を追求する学問を確立し、その基礎的、応用的な科学技術を教授・研究することによって、独創性と専門性を兼 ね備えた人材養成を目指す。

 

引用元:三重大学 生物資源学部・大学院生物資源研究科|理念

 

三重大学生物資源学部の特徴

三重大学生物資源学部は、農学部と水産学部が統合したできたユニークな学部で、山から海までの生物資源に関連する幅広い学問を学ぶことができます。2024年4月より【生物資源学科】1学科制となり、〈生物資源総合科学コース〉〈農林環境科学コース〉〈海洋生物資源学コース〉〈生命化学コース〉の4コースで構成されます。農場、演習林、水産実験所からなる「附属紀伊・黒潮生命地域フィールドサイエンスセンター」、練習船「勢水丸」、「鯨類研究センター」といった附属教育研究施設を保有しており、広大なフィールドで充実した実習を受けることができます。

 

 

三重大学生物資源学部キャンパス情報

上浜(栗真)キャンパス

住所:〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577

 

 

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